劇場公開日 2011年3月26日

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「ボクシング映画には、傑作が多い。これも、その一つ。」ザ・ファイター 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ボクシング映画には、傑作が多い。これも、その一つ。

2011年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

実話に基づく物語。第83回アカデミー賞と第68回ゴールデングルーブ賞で、どちらにおいても助演男優賞(クリスチャン・ベール)・助演女優賞(メリッサ・レオ)受賞。

実は、観に行く直前まで、この話が実話だとは知りませんでした。ミッキーがチャンピオンになったのが、WBUと言う、日本には加盟しているジムの存在しない(って言うか、日本ではWBAかWBC以外は、基本的にJBCから認められていないみたい)ボクシングの世界ではマイナーな統括団体だったのも、その理由でしょうか?

この作品は何と言っても、アカデミー賞にも輝いたクリスチャン・ベールでしょうね。ジャンキーの役作りに徹したその姿は必見。いやぁ、本当に彼はジャンキーなのではないかと、思ってしまうほどでした。ちなみに、エンドロールの際にディッキー本人が出るんですが、姿かたちは異なるものの、その喋り方などは、完コピでしたね。

他方、制作兼主演のマーク・ウォールバーグ。実は、このミッキー・ディッキー兄弟の家から30分くらいのところに住んでいたそうで、何時か映画化しようと着々と(3年半もの間)準備を進めていたそうです。その準備には、世界チャンピオンを目指すボクサーの体つくりも含まれていて、見事にスクリーン上でその努力の結果が披露されていました。

こう言う事を言うとちょっとアレですが、典型的なアメリカの田舎町のダメ家族の物語に成りかけていたところを、ミッキーがチャンピオンを勝ちとり、何とか、感動の物語になったかなと言う、ぶっちゃけ、皮肉な味方をしてしまいました。すいません。

それにしても、ボクシング映画って、名作が多いですね。『ロッキー』と言い、『ミリオンダラー・ベイビー』と言い。しかもそれらって、ボクシングその自体というより、ボクシングをやる人物の人間物語を描いているという共通点があったりしますが、これも、そう言って良いと思います。

勝手な評論家