「尊敬と夢」ザ・ファイター あきらさんの映画レビュー(感想・評価)
尊敬と夢
尊敬されない親、兄、姉はつらいが、親、兄、姉を尊敬しきれない子、弟、妹もつらい。
家族はいい意味でも悪い意味でも離れがたく、問題があってもそれを問題だと気付きたくない雰囲気があり、恒常化してしまう。
兄から受け継いだ夢を実現する過程で兄に振り回され、ただ尊敬できる部分は確かに残っていて尊敬したい気持ちもある。しかし社会から見れば彼はクズであり、実際クズな部分も大きい。そんな中自分のために受け入れたいすべてを受け入れた弟の寛容さを含めた人間性はすごいと感じた。
映画としても、それぞれの登場人物に同調できる部分があり、また勝利の瞬間の高揚が気持ちいい。
コメントする