「【統合失調症の路上生活者の天才ソリストと、L.A.タイムス記者の交流をL.A.の社会的問題を絡めて描いた作品。ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニーJr.の自然体の演技が沁みます。】」路上のソリスト NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【統合失調症の路上生活者の天才ソリストと、L.A.タイムス記者の交流をL.A.の社会的問題を絡めて描いた作品。ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニーJr.の自然体の演技が沁みます。】
■L.A.タイムス記者、スティーヴ・ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)はある日、無心に2弦のバイオリンを奏でる路上生活者・ナサニエル(ジェイミー・フォックス)と出会う。「美しい音楽を奏でる音楽家がなぜ路上で暮らしているのか?」
ナサニエルとの交流を綴ったスティーヴのコラムは大反響を呼ぶのだが、スティーヴは更にナサニエルの様々な環境を変えようと努力する。
◆感想
・実話が元であることが、エンドロールで分かるのであるが、観た感想としてはお互いに人生に行き詰っていた男をジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニーJr.が自然体で演じている所が良かったと思う。
・スティーヴ・ロペスは、ナサニエルを路上生活から脱出させようとするが、それがナサニエルを精神的に追い詰める姿。
ー 彼の頭の中で、様々な誹謗中傷の声が流れる。-
<スティーヴ・ロペスが、ナサニエルを上から目線で見ていた事に気付き、彼に対してナサニエルさんと敬意をもって接するところから、事態は好転していくのである。
今作は、L.A.が抱える路上生活者の多さや、失業問題なども絡ませつつ、二人の男の絆を描いた作品なのである。>
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