「誰?こんな長いサブタイ付けたの!」レッドクリフ Part II 未来への最終決戦 mori2さんの映画レビュー(感想・評価)
誰?こんな長いサブタイ付けたの!
大ヒットした「Part Ⅰ」に続いて、いよいよ完結編の公開。しっかし、チラシのどこにもこんなサブタイ書いてなかったけどな~。
「レッドクリフ」というタイトルが付いていながら、前作ではその「赤壁の戦い」まで描かれず、その手前で映画がほとんど“尻切れトンボ”状態で終わってしまっておりました。で、『今回ようやく「赤壁の戦い」が見られる!』と思って見ておったのですが、これがなかなか戦闘に突入しませんで…。結局、戦いに突入したのは、後半1時間くらいになってからでございました。まあ、そこへ至るまでの駆け引きの長いこと!吾輩『アレ?ひょっとして、この映画「Part Ⅲ」までやる気か??』と、一瞬マジで心配してしまいましたよ(^^;。でも、その過程のストーリーが非常に面白かった(『孔明が如何にして10万本の矢を集めるのか?』とか、『敵の水軍の将を、周瑜は如何にして排除したのか?』などなど…)ので、退屈することなく映画にのめり込むことが出来ました。
そして、いよいよ戦闘開始。“大スペクタクル・アクション”が、『これで、どうだ!』と言わんばかりに、大スクリーンに展開され、我々観る者を圧倒してくれました。大掛かりな撮影にも関わらず、決して雑にならず、細部に亘って緻密に撮り上げられて、『見事!』というほかに言葉がございません。ジョン・ウー監督の面目躍如ですね。見終わった後、ドッと疲れが…。
今回、宣伝でも煽っておりましたが、男達だけでなく女たちの戦いも、物語の重要な部分を占めています。とは言え、吾輩的には『尚香の潜入のパート(敵兵と友情で結ばれる)は、要らんのちゃう?』と思ってしまいました。だってあんな変装、誰でも見抜くがな(でも、バレないんだな~これが(^^;)!何か、尚香の登場シーンだけが、やたらと緊張感が削がれて、映画全体から浮いてしまっていたように感じられましたので。まあ、アレぐらい、“ほっこり”できるシーンがなかったら、身が持たないのかも知れませんが…。
そして前作から、吾輩のお楽しみ(^^;でありました小喬役のリン・チーリン嬢。相変わらず、お美しかったですわ!聞けばこの方、何と34歳(!)なんだそうですが…見えませんて(^^;!まあ、演技の方は『う~ん、どうかな~?』って域を出ていなかったと思いますが、これから世界にドンドン進出していかれると思います。間違いなく、アジアを代表する女優の1人になれるでしょう。だから、ガンバッテ演技力つけようね~!
「三国志」を読んでいない吾輩にとりましては、何ぼ孔明が頭イイとはいえ、『あんなに全部が上手いこといくわけないがな!』とストーリーにツッコンでしまいましたが、こういった映画には珍しいこの“敷居の低さ(失礼!)”も、大ヒットの一因ではないでしょうか?因みに吾輩の知人は、前作を見て『孔明は、扇子振ってるだけ』という、トンデモな発言をかましておりました…メチャクチャ失礼やわ(^^;!
~追記~
何で、「-未来への最終決戦-」なんて大そうなタイトルが…。「Part Ⅱ」だけの方が、ピシっ!とした感じで良かったのにな~。何か、センス悪くないっすか??
~追記②~
周瑜殿、戦いの前に団子喰いすぎ!そんなに喰ったら腹壊すって(^^;!
~追記③~
3ヶ月は、まだ安定期じゃないですよ!小喬さん!!あれだけ動いて、母子共に健康って…すごいわ…。