「「スタイリッシュ」か「リアル」か」笑う警官 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
「スタイリッシュ」か「リアル」か
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角川春樹監督は、「スタイリッシュ」か「リアル」か悩まれて、「スタイリッシュ」を選ばれたそう。
でも、私は「リアル」の方が良かったのではないかと思う。
実際に北海道警であった事件を発端としていると聞いていたので、期待していたのだけど、この不満足感はなんだろ。
どこに問題があったのかな~、と考えるに、脚本と監督かなと思う。
原作を読んでいないので、最初は緊張を持って見ていたけれど、中盤以降は何だか、ダラダラしてつまらなくなってきた。
テンポが悪いのね。
明朝10時まで、余す時間はそんなにないのに、何であんなにダラダラするんだろ。
それに、皆さんカッコつけすぎていた(スタイリッシュだから、仕方ないのかも)。
もっと、泥臭くて良いと思う。
序盤の登場キャストで、きっとこの人が「ワルね」と思ったら、その通りだったし。
その読みが、良い方へころぶも、悪い方へころぶも、監督の演出次第かな。
キーマンにお笑い芸人を選ぶのも、何だか変。
宮迫がヘタというのではなく、たくさんいる俳優さんの中から選んだ理理由を知りたい。
佐伯と津久井の過去の潜入捜査での、精神的痛みも、画面からはあまり伝わってこず、「インファナル・アフェア」のトニー・レオンを思い出しながらの鑑賞となった。
きっと、原作は面白いんだろうな~と思う。
収穫は、「ブラックバード」の店内が素敵なこと。
カメオ出演していたあの人の登場シーン。
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