劇場公開日 2009年6月27日

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それでも恋するバルセロナのレビュー・感想・評価

全66件中、61~66件目を表示

3.0ウッディ・アレンの洒脱な味の好きなヒトには

2009年6月27日
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

軽妙なタッチでありながら深刻なテーマを忍ばせている様に
見えたこの作品は、四人の魅力的な人物で構成されています。
中心にいるのは若いヴッキーとクリスティーナ。
演じるはレベッカ・ホールとスカーレット・ヨハンソンの
二人です。この二人を惑わすいけない大人は、
ハビエル・バルデムとペネロペ・クルスの
スペインを代表する魅力的な役者です。
未熟で人生に悩む若い二人を円熟期に差しかかった
二人の大人が引っ掻き回します。
結果、ヴッキーは結婚したばかりだというのにあわや離婚
という決断を迫られます。
クリスティーナは三角関係での生活や同性愛も経験する事に。
だけど、そんな経験を踏みながらヒトは成長していくのでしょう。

欧米人は様々な経験を実践しながら自由を勝ち取っている、
ヤワな気持ちでは彼等に適わないということを妙に納得しながら
観ていました。
かなり重いテーマを力を抜いた軽妙なタッチで魅せてくれるのですが、
力投型のグイグイとおしてくる方が性に合うせいか、
軽い音楽に相俟って、はぐらかされているような気がして、
感情移入出来ませんでした。
ライト感覚で雰囲気を楽しめる人には、
良いかもしれません。

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カサキショー

1.5ハビエル・バルデムとペネロペ・クルスだけ

2009年6月24日
鑑賞方法:試写会

笑える

「マッチポイント」が出たときにはウッディ・アレンの新たなミューズと言われたスカーレット・ヨハンソンだが、良かったのはその一本だけ、残りの二本はダメだね。ペネロペ・クルスにオスカーをさらわれたことからも分かるように、監督の興味ももうスカヨハにないみたいだ。

御大の脚本もひどい。eiga.com芝山幹郎の映画評では意外な手と言っているが、ドラマや小説にいくらでもあるだろ、こんな筋書き。ナレーションの多用もふくめて単なる手抜きですよ、手抜き。バルデムとペネロペがいなかったらと思うとゾッとするね。ペネロペもベストと言うわけじゃないし。

それでもレベッカ・ホールの使い方はアレンならではと思ったりもするが、パトリシア・クラークソンむだな使い方を考えると、この映画やっぱりダメだ。さよならスカヨハ、さよならヨーロッパ。

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ant

4.0女性陣が魅力的!

2009年6月23日
鑑賞方法:試写会

楽しい

スカヨハ、レベッカ・ホールの扮するそれぞれに魅力的な2人の女性が、スペイン旅行中にハビエル・バルデム扮する魅力的な画家に出会って生まれる恋愛感情と、そこに絡んでくるペネロペ扮する画家の元妻。ワイン飲みたい!スペイン行きたい!という気持ちになれる映画でした。

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nekoneko

4.5男って、たいしたことない、て思われるかな

2009年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

8割が女性、という試写会場でこの作品が上映された後、会場玄関で立ち止まった私の耳には、「登場した恋する女たちがどうなるのかな、てけっこうハラハラした」「ハラハラよりドキドキね」という言葉が入ってきた。この作品、間違いなく女性たちの共感を呼んだことは確かだと思う。

 女性から見たこの作品の感想は、他にお任せして、男からこの作品を見ると、登場する恋愛の達人ぶる男がバカに感じて仕方なかった。登場する最初から、やたらキザな愛のセリフを言い、謎めいた雰囲気が面白いのだが、物語が進むにつれて「こいつ案外、たいしたことない」と思えてしまう。ただ、それが監督ウディ・アレンの狙いのはずだ。
 この作品では、「愛の完成形」というのがあるのかどうか、というのが焦点になっているが、男の多くは、セックスと結婚が愛の到達点と思っている、ことをアレンは皮肉を込めて描いている。一方、女性は愛を求め続けている、と描いているから、愛が完成したと思い込んでいる男たちとのギャップはある。多分、多くの女性の観客は、この作品でのアレンが描く男には共感してはいないだろう。でも、ここに登場した男たちは、男の定型形だっりするのだけど...。

 ところで、「ウディ・アレンは女性の心がわかる監督」と言われているらしいが、映画オタクの私から言わせると、アレンが映画でこれまで描いてきた女性像は、彼が敬愛するイングマル・ベルイマン監督の作品に登場する女性像と、ほとんど変わりがない。今回の「...バルセロナ」の主人公の女性二人の関係にしても、ベルイマン監督作品「沈黙」に登場する、理性を重んじる姉と奔放な性格の妹という関係性に似すぎるほど似ている。しかも、あまり言葉が通じないというシチュエーションも「沈黙」とほぼ同じだ。
 ただ「沈黙」と大きく違うのは、第三の女性として登場する、地元の情熱的なスペイン女性のペネロペ・クルスの存在だ。この存在があるからこそ、この作品が他の恋愛コメディー映画と大きく違う面白さがあり、ベルイマンとは正反対のウディ・アレンらしい独自性がある。このペネロペのことを言うとネタバレになるので伏せるが、ともかく、この作品で一番謎めいていて魅力あるペネロペの存在に、観る人は大いに心惑わせてほしいと思う。

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こもねこ

3.5それでも、恋しちゃうんだよねぇ。

2009年5月22日

笑える

単純

飛行機の機内エンタテイメントで観ました。
彼女を最近のミューズとしているウディ・アレンと同様、
スカーレット・ヨハンソンが気になるので…。

奔放なクリスティーナと、ちょっとコンサバなヴィッキーの
スペイン旅行でのお話。
旅の間は開放的になるのは万国共通なのでしょうか?
かなり濃い目のラテン男性に誘われる2人の恋の行方はいかに。

楽しそうなことならとにかくやってみよう!と思うクリスティーナ、
婚約者が居るのにいけないわ…と思いつつも、ラテン男の魅力に
何故か惹かれてしまうヴィッキー。
うーん、こういうことって、あるんだよね。
そこへ恋のお相手の元妻までやってきて、話はややこしくなるか
と思いきや、意外な展開?
ラテンの国ならこういうのもアリなのかも、と思ってしまう。

それにしても、男も女もバカだよねぇ~、でも、しょうがないよね、人間だから。
って感じの、ウディ・アレンらしいコメディでした。

「バカだよねぇ~」という点では「マッチポイント」と同じような
テーマだけど、個人的にはこっちの方がカラッとしていて
明るく笑えて好きです。マッチポイントはちょっと重すぎ…。

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ゆきだるま

3.0耽美なスペイン恋物語

2008年8月22日

笑える

楽しい

本作品はウッディ・アレンが監督で出演はハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソンと超豪華。主人公はレベッカ・ホールというひょろっとしたプレステージにも出ていた女優さんです。

あらすじは「夏休みを過ごしにバルセロナにやってきたヴィッキー(ホール)とクリスティーナ(ヨハンソン)は同時に芸術家のアントニオ(バルデム)に恋をしてしまう。しかし、彼の前妻(ペネロペ・クルス)がからんできて・・・。」という話で、美しいヨハンソンとペネロペのレズ・シーンが話題になっております。(たいしたことないんですが)。

映画としてはところどころにクスッと笑えるシーンがところどころにあって、結構コメディとして面白かったです。ウッディ・アレン映画にありがちな展開で、ヨーロッパ映画のように淡々と進んでいきます。そういう意味では好みが分かれるかもしれませんが、出ている俳優のファンにはおすすめです。

やっぱバルデム顔でけー。ってかペネロペが小さすぎという話もある。

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dobuboba
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