それでも恋するバルセロナのレビュー・感想・評価
全65件中、61~65件目を表示
ハビエル・バルデムとペネロペ・クルスだけ
「マッチポイント」が出たときにはウッディ・アレンの新たなミューズと言われたスカーレット・ヨハンソンだが、良かったのはその一本だけ、残りの二本はダメだね。ペネロペ・クルスにオスカーをさらわれたことからも分かるように、監督の興味ももうスカヨハにないみたいだ。 御大の脚本もひどい。eiga.com芝山幹郎の映画評では意外な手と言っているが、ドラマや小説にいくらでもあるだろ、こんな筋書き。ナレーションの多用もふくめて単なる手抜きですよ、手抜き。バルデムとペネロペがいなかったらと思うとゾッとするね。ペネロペもベストと言うわけじゃないし。 それでもレベッカ・ホールの使い方はアレンならではと思ったりもするが、パトリシア・クラークソンむだな使い方を考えると、この映画やっぱりダメだ。さよならスカヨハ、さよならヨーロッパ。
女性陣が魅力的!
スカヨハ、レベッカ・ホールの扮するそれぞれに魅力的な2人の女性が、スペイン旅行中にハビエル・バルデム扮する魅力的な画家に出会って生まれる恋愛感情と、そこに絡んでくるペネロペ扮する画家の元妻。ワイン飲みたい!スペイン行きたい!という気持ちになれる映画でした。
男って、たいしたことない、て思われるかな
8割が女性、という試写会場でこの作品が上映された後、会場玄関で立ち止まった私の耳には、「登場した恋する女たちがどうなるのかな、てけっこうハラハラした」「ハラハラよりドキドキね」という言葉が入ってきた。この作品、間違いなく女性たちの共感を呼んだことは確かだと思う。 女性から見たこの作品の感想は、他にお任せして、男からこの作品を見ると、登場する恋愛の達人ぶる男がバカに感じて仕方なかった。登場する最初から、やたらキザな愛のセリフを言い、謎めいた雰囲気が面白いのだが、物語が進むにつれて「こいつ案外、たいしたことない」と思えてしまう。ただ、それが監督ウディ・アレンの狙いのはずだ。 この作品では、「愛の完成形」というのがあるのかどうか、というのが焦点になっているが、男の多くは、セックスと結婚が愛の到達点と思っている、ことをアレンは皮肉を込めて描いている。一方、女性は愛を求め続けている、と描いているから、愛が完成したと思い込んでいる男たちとのギャップはある。多分、多くの女性の観客は、この作品でのアレンが描く男には共感してはいないだろう。でも、ここに登場した男たちは、男の定型形だっりするのだけど...。 ところで、「ウディ・アレンは女性の心がわかる監督」と言われているらしいが、映画オタクの私から言わせると、アレンが映画でこれまで描いてきた女性像は、彼が敬愛するイングマル・ベルイマン監督の作品に登場する女性像と、ほとんど変わりがない。今回の「...バルセロナ」の主人公の女性二人の関係にしても、ベルイマン監督作品「沈黙」に登場する、理性を重んじる姉と奔放な性格の妹という関係性に似すぎるほど似ている。しかも、あまり言葉が通じないというシチュエーションも「沈黙」とほぼ同じだ。 ただ「沈黙」と大きく違うのは、第三の女性として登場する、地元の情熱的なスペイン女性のペネロペ・クルスの存在だ。この存在があるからこそ、この作品が他の恋愛コメディー映画と大きく違う面白さがあり、ベルイマンとは正反対のウディ・アレンらしい独自性がある。このペネロペのことを言うとネタバレになるので伏せるが、ともかく、この作品で一番謎めいていて魅力あるペネロペの存在に、観る人は大いに心惑わせてほしいと思う。
それでも、恋しちゃうんだよねぇ。
飛行機の機内エンタテイメントで観ました。 彼女を最近のミューズとしているウディ・アレンと同様、 スカーレット・ヨハンソンが気になるので…。 奔放なクリスティーナと、ちょっとコンサバなヴィッキーの スペイン旅行でのお話。 旅の間は開放的になるのは万国共通なのでしょうか? かなり濃い目のラテン男性に誘われる2人の恋の行方はいかに。 楽しそうなことならとにかくやってみよう!と思うクリスティーナ、 婚約者が居るのにいけないわ…と思いつつも、ラテン男の魅力に 何故か惹かれてしまうヴィッキー。 うーん、こういうことって、あるんだよね。 そこへ恋のお相手の元妻までやってきて、話はややこしくなるか と思いきや、意外な展開? ラテンの国ならこういうのもアリなのかも、と思ってしまう。 それにしても、男も女もバカだよねぇ~、でも、しょうがないよね、人間だから。 って感じの、ウディ・アレンらしいコメディでした。 「バカだよねぇ~」という点では「マッチポイント」と同じような テーマだけど、個人的にはこっちの方がカラッとしていて 明るく笑えて好きです。マッチポイントはちょっと重すぎ…。
耽美なスペイン恋物語
本作品はウッディ・アレンが監督で出演はハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソンと超豪華。主人公はレベッカ・ホールというひょろっとしたプレステージにも出ていた女優さんです。 あらすじは「夏休みを過ごしにバルセロナにやってきたヴィッキー(ホール)とクリスティーナ(ヨハンソン)は同時に芸術家のアントニオ(バルデム)に恋をしてしまう。しかし、彼の前妻(ペネロペ・クルス)がからんできて・・・。」という話で、美しいヨハンソンとペネロペのレズ・シーンが話題になっております。(たいしたことないんですが)。 映画としてはところどころにクスッと笑えるシーンがところどころにあって、結構コメディとして面白かったです。ウッディ・アレン映画にありがちな展開で、ヨーロッパ映画のように淡々と進んでいきます。そういう意味では好みが分かれるかもしれませんが、出ている俳優のファンにはおすすめです。 やっぱバルデム顔でけー。ってかペネロペが小さすぎという話もある。
全65件中、61~65件目を表示