それでも恋するバルセロナのレビュー・感想・評価
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情熱的と言うより衝動的
諦観@バルセロナ
人それぞれ人生いろいろ
人は皆違う星の下に生まれ、異なる性質をもち、
合うもの、合わないものもまたちがう。
またタイミングがひとつ変われば全く異なる方向に
事が運ばれていく、
自分がその場から動こうとしなければ、あまり感じることも
ないですが、インスピレーションで動いてこの流れを
楽しめるような人を、客観的に見られるのは楽しいですね~
自分もそのタイプなので、とりあえず動いてみちゃう人は
大好きです。
結局、違うわ!って戻るのもアリだし、そのままの流れに
乗るのもアリだし…やらずに後悔するより、やって後悔するほうが
精神的に健康でいられるかと。
人生の色んな可能性が垣間見れて、なんか元気出ます。
しかしスペイン特にオビエド、キレイな場所でした。行ってみたい。
癖になる、バルセロナ
バルセロナは好きになるけど
●うーん。やっぱりウッディ・アレンは苦手だ。
恋愛ドタバタ…ウディアレン
素晴らしいペネロペ・クルス
現代の映画の作り手の中でもこの人はファンの多いことでは有数の作家ではないだろうか。
初めてのウディ・アレン作品。恋愛やセックスの問題から自由になれない人々を軽妙に描く。セリフによって物語が進んでいくそのスタイルはあまり好きなタイプの映画ではないのだが、これはこれで楽しめた。
やはり最も印象的なのはペネロペ・クルスの存在感。自殺未遂で生死の境を彷徨った直後の暗い眼差しと、男一人女二人のバランスが取れ始めてからの生き生きと楽し気な表情への変貌。そして、ペドロ・アルモドバルの作品群と同様に、この人が出てくるだけで画面にはイベリア半島の土の香りと光が満ちているように感じられる。素晴らしい俳優だ。
おそらく、この作品もペネロペ・クルスが出ていなければ興味も湧かなかっただろうし、観ることもなかっただろう。
昔ならばアレン自身が演じるところなのに
いきなりナレーションによる解説が入り、映画はサクサクと進んで行く。
まるで往年の映画は90分程度が一番集中して見られるのを計算しているかの様に…。
確かに前半はナレーションの効果も在って軽快に進む。
恋愛には慎重なレベッカ・ホールと、身を焦がす恋に飛び込むタイプのスカーレット・ヨハンソンの仲良し2人。
この2人に言い寄るハビエル・バルデム。しかし、彼の元妻ペネロペ・クルスが…。
ハビエル・バルデムの役は昔ならばウディ・アレン自身が演じたのだろうが、流石に今この役を演じたら単なるピエロになってしまう。
初めは警戒していたレベッカ・ホールの心が、段々と彼に惹きつけられて行く辺りには割と説得力が在る。この辺りまではとても面白かった。
その後も、婚約者がいる彼女との関係を離れてスカーレット・ヨハンソンとの仲を深めて行くに従い、やきもきするレベッカ・ホールの気持ちに感情移入する作りになっており面白い。
しかし…。
ここで、元妻ペネロペ・クルスが登場。
これが往年のアレン映画だったならば、主役を演じるアレン自身がああじゃない、こうじゃない…と、大仰な身振り手振りを用いては、身の潔白をお馴染みの早口でまくし立てては笑いを誘う場面なのですが…。
残念ながら、仲良しの2人がドロドロの関係になるでも無く、元妻が表れてもなかなか泥沼の修羅場が在るでも無く…。
それぞれが極めて冷静に対処する為に映画は弾いてはくれない。
やっと最後の最後に元妻ペネロペ・クルスが半狂乱となって、映画自体は動き出すが時すでに遅し。
ウディ・アレンお得意の設定ながら、演じる役者が違うとこれほどまでに変わってしまうのですね。
やっぱりこの手の内容ならば、男の側が右往左往しなければなかなか笑いには繋がらない気がしますね。
あれだけ女性に対して冷静に対処しては、面白い話も盛り上がらなくなるのも宜なるかな…ってものでしょう。
(2009年7月2日丸ノ内ピカデリー3)
雰囲気が良い
ちょっと変わった「ひと夏のアバンチュール」
さらっと見れて、しかし見ごたえあって面白いものが見たいと思っていた私の気分にぴったりだった。(★の数はタイミングの良さもあって盛っている)
スカーレット・ヨハンソンも、きれいだなーと今まで思ってきたけど、ペネロペ・クルスと並んだら、断然ペネロペの方が美しい!
ドロドロ感とさらっと感が、程良く入り乱れる。
魅力的な画。
オシャレで情熱的なスペインの恋
親友同士の女性2人がスペインのバルセロナへ夏に旅行へ行き、情熱的な恋に落ちる物語。
ザックリ言えば、ダメ男の芸術家に、真面目な女の子のヴィッキーも、自由奔放なクリスティーナも惚れてしまい、それぞれが色んな想いを持ちながらグルグル回るんだけど、決してドロドロせず、コメディタッチでそれぞれの観点をテンポ良く描写している。そしてまた音楽が素敵で、まさにウッディアレンという感じの作品。
恋愛は、本当に色んな形と価値観があって、そしてタイミングとか捉え方次第でこんなにも自由。クリスティーナのように「望まないものは何かを知る」こと、ヴィッキーのように「理想を貫く」こと。でも時には迷ったり、やっぱり違うと分かったり。一夏の恋をこんなに楽しく、対照的な2人をオシャレに描いてしまうのは流石。映画だよねーと言ってしまえばそれまでだけど、恋愛感情のポジティブな部分だけを取り出したら、きっとこうなるのだ。
助演女優賞を取った芸術家の元妻役のペネロペ・クルスが非常に綺麗で、建物や映像もまた素敵。
バルセロナに行きたくなる作品。
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