「諦観@バルセロナ」それでも恋するバルセロナ ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
諦観@バルセロナ
ウディ・アレンの心境そのままズバリな作品。物資主義的なアメリカを離れて、芸術や哲学のあるヨーロッパへの憧れと言うか、訴訟諸々に対する逃げ?
この流れで、「ミッド・ナイト・イン・パリ」を撮ったんですね。
ペネロペをいかにも魅力的なエキセントリック女性にしたのも、アメリカ女性(ミア・ファロー)への嫌味に取れなくもありません。
つべこべ言わずに、ストレートに愛するって、ウディ・アレンと正反対ですね。血迷って誰とでも恋におちちゃうのは、その通りなんですけど。
でも、やっぱりウディ・アレンは、情熱ではなく諦観なんです。場所が例えバルセロナであっても、そこは変わりません。
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