「オシャレで情熱的なスペインの恋」それでも恋するバルセロナ yamappleさんの映画レビュー(感想・評価)
オシャレで情熱的なスペインの恋
クリックして本文を読む
親友同士の女性2人がスペインのバルセロナへ夏に旅行へ行き、情熱的な恋に落ちる物語。
ザックリ言えば、ダメ男の芸術家に、真面目な女の子のヴィッキーも、自由奔放なクリスティーナも惚れてしまい、それぞれが色んな想いを持ちながらグルグル回るんだけど、決してドロドロせず、コメディタッチでそれぞれの観点をテンポ良く描写している。そしてまた音楽が素敵で、まさにウッディアレンという感じの作品。
恋愛は、本当に色んな形と価値観があって、そしてタイミングとか捉え方次第でこんなにも自由。クリスティーナのように「望まないものは何かを知る」こと、ヴィッキーのように「理想を貫く」こと。でも時には迷ったり、やっぱり違うと分かったり。一夏の恋をこんなに楽しく、対照的な2人をオシャレに描いてしまうのは流石。映画だよねーと言ってしまえばそれまでだけど、恋愛感情のポジティブな部分だけを取り出したら、きっとこうなるのだ。
助演女優賞を取った芸術家の元妻役のペネロペ・クルスが非常に綺麗で、建物や映像もまた素敵。
バルセロナに行きたくなる作品。
コメントする