「【ハビエル・バルデムが3人の超絶美女を相手に、スペインでヤリタイ放題。しかも、ペネロペ・クルスを実際に伴侶に迎えるとは・・。”可成り、悔しいぞ!!”と思った作品でもある。】」それでも恋するバルセロナ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ハビエル・バルデムが3人の超絶美女を相手に、スペインでヤリタイ放題。しかも、ペネロペ・クルスを実際に伴侶に迎えるとは・・。”可成り、悔しいぞ!!”と思った作品でもある。】
ー 当初は、こじゃれたオシャンテイな映画かと思いきや、スペインの画家フアン・アントニオを演じたハビエル・バルデムが、アメリカから来た恋愛観、人生観は違うが親友のクリスティーナ(スカ・ヨハ)とヴィッキー(レベッカ・ホール)にレストランで”オビエド”に行きませんか?と可成り強引に誘い、何だかんだ有りながら、結局二人の女性の心と身体を掴んでしまう物語・・。ー
◆ハビエル・バルデムが”ノーカントリー”の負の魅力を封印し、スペイン男で、美術と美食と美しき女性の恋に生きる芸術家を、中年男の色気を振りまきながら、見事に演じている。
相当に悔しいが、彼がクルスティーナ(スカ・ヨハ)とヴィッキー(レベッカ・ホール)の二人を口説くシーンは、”この野郎!”と思いつつ、”こいつの男の魅力には、女性はやられるかもなあ・・”と納得してしまった若き自分が、懐かしい。
アントニオの相手の女性の気質、嗜好を一目で見抜き、相手に会ったアプローチをするシーンには”強引すぎるだろう・・”と思いつつ、クリスティーナ(スカ・ヨハ)とヴィッキー(レベッカ・ホール)が、彼に惹かれていく様には、切歯扼腕した記憶がある。
ー だって、スカーレット・ヨハンソンとレベッカ・ホールですよ! ー
◆さらに言えば、ヴィッキーの婚約者で、その後結婚したダグとフアン・アントニオとの男の魅力の”段違い平行棒”・・。
ー そりゃ、知性的なヴィッキーも”オビエド”での一夜の契りが忘れられなくなるよな・・。ー
◆さらにさらに言えば、アントニオの気性の激しい元彼女が、(大体、喧嘩したとはいえ、恋人をナイフで刺すかなあ・・、と思っていたら、劇中では、ヴィッキーに向かって銃で発砲したよ!)あの、ペネロペ・クルスである。
しかも、ハビエル・バルデムは今作後、彼女と結婚し、今でも仲良く暮らしているそうである。ジェラシイよお・・。
<全く、映画レビューになっていないが、お許し願いたい。
個人的には、今までにない風合いのウディ・アレン監督作品を堪能した作品である。
三人の女性の中で、登場シーンは少ないが、美味しい所を掻っ攫っていったのは、激し過ぎる気性のスペイン女を演じた、ペネロペ・クルスである事は、間違いない。
今やハリウッドを代表するスカーレット・ヨハンソンが可愛らしく見えた稀有な作品でもある。
【恐るべきスペイン女性の恋の情熱、恐るべきスペイン男の恋の情熱。】
”平たい顔族”の日本人(と、良識的なアメリカ人)にとっては、平伏するしかないなあ、と思った作品でもある。>
<2009年7月 映画館で鑑賞 鑑賞記録なし!>
<2021年1月25日 別媒体にて再鑑賞>
共感ありがとうございました。
ところで、細かいことで申し訳ありませんが、スペインが舞台ではなかったでしょうか?
マリアとアントニオが話しているのもスペイン語ですし。