イングロリアス・バスターズのレビュー・感想・評価
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タランティーノ映画が好きな人は好きなんだろうなと
道中だらだらしてるシーンが多くて眠くなる
有能ナチ大佐がキャラ立ちすぎてて大佐が出ているシーン以外面白くない
前述した通りいらないシーンで間延びしていてブラッド・ピットの良さも出ていない大佐を観る映画
私にタランティーノ映画は向いていない
【ナチvsバスターズ。事実塗り替え戦争映画。】
先ず、戦争映画なのにも関わらず、事実を塗り替えて作り上げられたストーリーの強引かつ縦横無尽っぷりは、タランティーノ監督の最高の魅力ですね。
今作は他のタランティーノ監督作品とは少し雰囲気が異なり、それなりに戦争映画っぽくなっていますね。
タランティーノ監督作品の魅力の一つである、「無駄話」等はそれ程詰められておらず、コメディタッチなシーンが他の作品と比べて少なかった印象です。
ただ、会話の格好良さ、個性溢れる魅力的なキャラクター性は、やはりタランティーノ監督節を感じざるを得ません。カット割りも素晴らしかったです。額にナチスのマークを印付けるシーンは、画面いっぱいに描写されるバスターズの不敵な笑み、ブラピのハンサムさを充分に堪能出来ました。このような格好良い画角は、タランティーノ監督のもう一つの魅力だと思います。
そして、この三つ巴のキャラクター構成は、『パルプ・フィクション』を彷彿とさせますね。複数のキャラクター達の思惑が交差し、残虐な結末を迎えるというのも、タランティーノっぽいです笑
やはり、最後は皆殺しと言った所でしょうか。必ずラストは殆どの登場人物が死ぬように作られていますね。そこもいいですね。
タランティーノ監督の他作品の空気感を予想していたので、3.0という少し低い評価になってしまいましたが、映画の力で事実を捻じ曲げるという斬新なアイディアは、凄く僕好みですし、ブラピをもうちょい出して欲しい所ではあるものの、少ない登場回数だろうが、渋さを演出していたブラピに感服致しました。素晴らしい映画です。
軽めの戦争映画
タランティーノ作品は好きだけど
これはあんまりハマんなかったな。
引き込まれる展開、綺麗な終わり方で決してつまらないわけじゃないし、タランティーノらしい作品なんだけどね。
まぁ、クリストフ・ヴァルツ演じるハンス・ランダのキャラが印象的だったくらいであとはなんとも。
あとよくわかんないシーンが何個かあったな。
まずティル・シュヴァイガー演じるヒューゴの紹介シーン。妙にポップなフォントの字幕で紹介され、こういう軽めな感じが続くのかなと思ったけど、彼だけだったし、ちょっと謎。
あと、地下の酒場でのヒューゴの鞭打ちの回想シーン。なんか唐突に感じました。
一番の謎は通訳のセックスシーンかな。何それ?ってめっちゃ疑問だった。一瞬だったしわざわざ入れる必要のあるシーンだったのか?
何か台詞とか見逃して気付かなかっただけかな?
自分の思うタラではなかったな
クリストフ・ヴァルツ
やっと観ました。
観よう観ようと思いつつ、尺が長いのとナチスを題材にした映画が食傷気味で、後回し後回し(笑)
タランティーノのドキュメンタリーを観る前に監督作を全て観ておこうと思い、やっと(笑)
これで、コンプリートできた♪
ブラピがタランティーノと初めて組んだ作品で、彼が主役みたいだけども、なんか影うすい(笑)
脇役キャスト陣が凄くて、
ちょい役なのに異常なぐらい存在感ありすぎる、レア・セドゥ
同じく存在感あふれるマイケル・ファスベンダー
綺麗でカッコイイ、メラニー・ロラン
特に、クリストフ・ヴァルツの演技や存在感が凄くて、他の俳優を食いまくってましたね♪
マジな話、裏の主役はクリストフ・ヴァルツだと思う。
さすがタランティーノな出来、面白かったです♪
ただ、2時間ぐらいの尺だったら、もっと良かったかも(笑)
面白いですけどね…(笑)
タランティーノが描くナチス。
タランティーノらしさ満載の戦争エンタメ作品。
史実の細かいところは無視して、映画としてのおもしろさを
追求した作品のように感じました。笑えるシーンと緊張感のある
シーンとのバランスも絶妙。長さがまったく気にならず、
最後まで楽しめました。予想通りグロいシーンも多いので、
好き嫌いがわかれるかもしれませんね。
会話のひとつひとつにサスペンスのある、娯楽映画としては一級品の映画だ。
凄まじい演技力で見る者を引き付ける映画
面白い‼️
タランティーノ節満載
タラちゃん節炸裂
単なる映写機を担いだ少年に戻ってしまった?
タランティーノは「レザボア・ドッグス」と
「パルプ・フィクション」の2作品から後退
して、単なる映写機を担いだ映画少年に
戻ってしまったのだろうか。
この作品、全体論としては
そこそこ良作になる要素は満載なのだが、
他の監督だったらあえて描かない過激な描写
を連続して我々の前に提示する。
多分に他の監督作品からの差別化を意図して
いるように思うのだが、
それだけに留まって底浅い印象を
与えてしまうのが彼の欠点にようにも思える。
「キル・ビル」同様、序盤は期待を持たせて
くれた。そして、私は最後の最後まで
若き女性映画館主が親衛隊大佐に復讐を
遂げて終わらせるものだろうと、
観続けることになった。
1章と3章の彼女と大佐のエピソードを
見せ付けられたら、観客は当然そう思う
はずだが、そうは成らなく、
首尾一貫した完結に持って行けないのが、
客受けを優先したエピソードの積み重ねに
終始するタランティーノの欠点のようにも
思える。
女性映画館主は彼女に恋い焦がれた
ドイツ英雄兵に撃たれてしまうし、
ラストはまさかの「ワンス・アポン・ア・
タイム・イン・ハリウッド」に似た
ヒトラー暗殺仮想シミュレーションにも
成らない、ただただ過激であれば良しとする
だけのような殺戮場面で終わらせた。
しかし、これには「ワンス…」と同じ解釈は
出来ない。
「ワンス…」では“シャロン・テート事件”が
こんなことで防げていたら、との彼の悲痛な
叫びのようなものを感じ取れたが、
この作品では、ラストがどう描かれようとも
何も変わらない設定だ。
確かにタランティーノには、映画の世界への
愛情と幅広い知識習得の結果は
画面の隅々にまで感じ取ることは出来るが、
残念ながらその先がない。
ある意味、哲学が無いとの印象だ。
解説にルビッチ監督の
「生きるべきか死ぬべきか」のタッチが、
と触れるものがあったが、当然ながら、
ルビッチ作品に満ち溢れる高尚な
ユーモアセンスのかけらも感じられない。
タランティーノ作品の連続鑑賞も次回の
「ジャンゴ 繋がれざる者」で
一旦終わらせようかと思うが、
せめて「ワンス…」のような彼の心の叫びの
ようなものが感じ取れる結果が
待ち受けていれば良いのだが。
登場人物のキャラの濃いこと
監督はグロシーンをこれでもかと突きつけて こういうことだけど、これでいいんだよな?と観客に聞いています これがお前達が望む正しいことなんだろと
異常な程の傑作
突き抜けた作品とはこの事です
イロモノ作品の監督から、本作では見事に大作映画の一流監督に脱皮してみせています
2時間半が全く長く感じられません
あっという間に終わります
全編高い緊張感で満たされています
冒頭のシーンから三人の少女の姉妹に向けられるカメラの視線は、下劣な自分にはこの娘達は次のシーンで一体どうなってしまうのだろうと、きっとああなって、こうなって、ドイツ兵達にこんな目にあわされるんだ!と予感してしまうものです
それが娘達の父の無言の涙になり、裏切りになるシーンの説得力はもう練達の監督の技です
英語に会話が切り替わり、床下のショシャナ達には裏切りは分からない
しかし自分達の名前は英語であっても分かる
裏切ったと感じとり逃げ始める描写も見事
距離があり射撃しても当たらないだろうことを観客に理解させて初めて拳銃が下ろされて、緊急の糸が緩む
人間の尊厳を剥ぎ取られてネズミのように泥だらけで走り逃げるショシャナの姿は、私達観客がバスターズを肯定する為の前振りの仕掛けになっています
これもまた感嘆しました
ショシャナがレストランでランダSS大佐とデザートを食べるシーンの緊迫感と言ったらありません
ランダがミルクを注文した途端に、もうバレている!と彼女の心臓が口が飛び出そうな緊張を私達観客も共有するのです
パニックを必死に押し込めて平静を装うシーンの見事さ!
ナチのホロコーストに対抗するためにには、こちらも非人道的であっても構わない
ナチなんか殺してしまえ!
本当にそうか?
冒頭でそれが正しいと思わせる仕掛けをしておいて、監督はグロシーンをこれでもかと突きつけて
こういうことだけど、これでいいんだよな?と観客に聞いています
これがお前達が望む正しいことなんだろと
違うというなら、ナチをどうすればいいと言うのだ?と
それゆえに、頭の皮を剥ぐシーンを露骨に見せるなどあれほど度外過ぎたグロシーンを展開するのです
だから、ブラッド・ピットのレイン中尉は強烈なまでに異常なのです
テーマに基づいた計算された演出です
単にタランティーノだからじゃないと思います
本作は監督自身がどう終わらせていいのか大いに悩んだとあります
見事な解決策を思いついたものです
これは深作欣二監督の1978年の名作「柳生一族の陰謀」と同じ方法論です
映画だから、何だって許されるわけではありません
どこぞの国のように映画のファンタジーを本当にあったことだと信じ込んでヘイトに凝り固まってしまうこともあり得ます
しかし誰もが知っている歴史ならどうでしょう
大きな誰にも分かる嘘ならばついても大丈夫
みんなが嘘だと分かるなら許されるのです
そしてその嘘が、映画の中で感じた鬱屈、こんな事でいいのか!という不満を解消してスカッとさせてくれるならば許されるのです
それが「柳生一族の陰謀」の仕掛けです
この作品をタランティーノが観ていない訳がありません
きっと「この手があったじゃないか!」と、思い出したのだと思います
それがあの有名なクライマックスシーンになったのだと思います
映画の中の嘘で、気持ちが晴れて溜飲が下がる方が平和です
ヘイトはヘイトを呼び、無限地獄へ真っ逆様です
ヘイトによる報復は、報復する側をナチにするのです
第二次大戦中という70数年前のことではありません
2021年の米国大統領選挙の混乱やBLM 運動の尖鋭化を先取りしている現在進行形の問題なのです
日本人には無関係?
馬鹿な!
21世紀の日本人にこそ関係のあることです
同じ第二次大戦に関係して周辺国や国内にいる外国籍の人々とのヘイトとヘイトのぶつけ合い
パヨクとネットウヨクの不毛な平行線
そして21世紀の新しいナチをどうするのかという日本だけでなく21世紀の世界最大の問題
イングロリアス・バスターズが必要?
違うはずです
立ち向かう勇気の無さ
問題を放置して見て見ぬふりをする卑怯さ
対抗し圧力をかけることを厭う怠惰さ
それが21世紀のナチを育てているのです
それは私達の住む日本のすぐ近くで、現在進行形なのです
このままでは私達21世紀の日本人は冒頭の三姉妹の父と同じになってしまいかねないのです
劇中の映画「国家の誇り」は特典映像で本格的に見れます
なかなかによく作られています
タイトルバックのテロップがスター・ウォーズのように遠方に流れていくのは無論パロディ
狙撃シーンは戦略大作戦か遠すぎた橋を彷彿させる本格的なもの
但しやられるのは無論米兵
思考を相対化しろというタランティーノ監督の意志を感じました
あっタラよかったもう一つの歴史
過去に、衛星で部分的に鑑賞したものを、やっとこさ最初から最後まで鑑賞。
長いですねー、2時間半。でもまぁ、内容的に、あまり長さを感じませんでした。冷や冷やするようなシーンも多いもんね。
クリストフ・ヴァルツ。先にジャンゴを観ちゃったんだけど、え、これ、同一人物…?只今、絶賛、混乱中(笑)
ショシャナ(エマニュエル)役の方、上手いし綺麗ですな、、スクリーンで観たかった、、
色々と、え、ちょっと、手ぬるくない?みたいに思うシーンもありましたが(作戦の首尾と、ナチス側の警護とかね)、それを言ってしまったら映画になりませんよね。
酒場のシーンが冷や冷やしました。とくに。
どんでん返し的展開はあるんだけど、見終わった後にスッキリ感はあんまりないですね、、まぁ、内容的に、スッキリしたらまずいわな。
この内容で下手に音楽つけると安っぽくなる、という判断なのかわかりませんが、音楽はかなり(タラちゃんにしては)控えめ。ほとんど最後の方だけ?
余談ですが、一夜にして英雄になった若い将校?、「グッバイ!レーニン」の孝行息子役の子ですね。
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