「会話中心」イングロリアス・バスターズ ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
会話中心
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物語は5章で別れており各章では会話が中心に物語が
進められていく。
第一章でランダがユダヤ人一家を匿っているフランス人の家に
やってきて、そこの主人とテーブルを挟んでのやり取りがあまりに長く
どういうつもりなのか、と訝しく思いつつ観てたら全編通して
そんなノリだった。
会話そのものは緊迫感あって面白いのだが
単純な物語でありつつなかなか進まない感じがちょっともどかしい。
タランティーノの映画はいくつか観てきたけど、どれも趣味ではないと
今回の作品でようやくわかった。いや、どれも面白いんだけど
彼の作る世界観がボクに合わないというだけなんだけど。
世の中理不尽だとは思うけど、こんな娯楽映画で
ランダは死なず、ハマーシュマルクやミミューが死んでしまうとか
ちょっと驚き。
ヒトラーの実際の最後とは全く違うわけだけど、
現実とそこまで乖離しているのであれば
もう、ナチスドイツが的である必要性はあるにだろうか?
会話だけであそこまで緊迫感をもたせるのはすごいことだとは思うけど
もっと娯楽アクションかと思って見てたのでちょっと肩透かしだったかな。
メラニーロランがすごい可愛かった。
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