余命1ヶ月の花嫁のレビュー・感想・評価
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う~ん
先にドキュメントを観ていて衝撃を受けていたところに映画化のニュース。ご本人は希望したのだろうか?乳がんの早期発見•治療を広める為ドキュメントに出た方だから‥‥?
ドキュメントを観ていても疑問に感じるところもあり、作品を観ずにいました。
作品を観て二人が暮らすに至った経緯や別れるというくだり、あまりわかりませんでした。
榮倉奈々さん元気すぎたのも話に入り込めなかった要素でしょうか。朗らかと元気はまた違うかなと思います。
ご本人もふっくらした可愛いお顔立ちでしたが、ドキュメントの方は終始悲壮感が漂っていて
観る者にこんな事してていいの?命縮めるよ。
と、思わせたのに作品はサラーっと進んだ印象。瑛太さんは頑張っていたけど本物の恋人はどうなんだろう、と思っていました。
冒頭からの榮倉奈々さんの髪の毛が気になって。見るからにカツラとわかるのでこの時発病して進んでいるかと思ってたら違い、ただロングヘアの為でしたが、もう少しマシなカツラを用意できなかったのかと思いました。
感動したくてこの映画を観ました。 終盤、少し感動しました。 少し泣けました。 観て良かったです。
・この映画を観た後、ネットで調べたら、
「実話があり、テレビ放送もあった」と知りましたが、
とにかく、この映画を観て気になった事等を記して行きます。
8分、2人は同棲中? → 出会ってから、何か月たったのかな
14分、千恵は、連絡もせず実家に行き、太郎のことを父親に
「私のダーリン」と紹介しています。
15分、太郎は、千恵の家で1つのベッドで宿泊?
最低でも、数分の添い寝はしています。 → かなり親密
23分、千恵は太郎に「私は乳癌なの、だから別れましょ」と伝
→ この「自分は長生き出来ないから、別れましょ」の言い方、
「愛と死をみつめて」のミコも同じ事を言ってる。
38分、太郎は、千恵に会いたくて屋久島に行った。
→ この行動力は凄い。
→ 待ってれば、数日で戻ってくるだろうに
54分、太郎+父親+叔母の3人が、医師から千恵の病状を聞く。
→ 映画では、婚約者になってないと思うが、
親類でない者に病状を伝えるのは、かなり珍しい。
→ 「愛と死をみつめて」のマコも、医師から病状聞いてるが
あれは本を読めば納得する。 医師や親が言っても、
手術に同意しなかったミコを、マコが大阪へ行って、
3人で説得してミコを納得させたのだから。
71分、太郎は、千恵の横で添い寝?
78分、太郎は、千恵のテレビインタビューに反対。
→ 割と重要事案、「意志の疎通に不備がある」ということ
85分、太郎が、千恵に「ウエディングドレスを着せてあげたい」と伝の件
→ 実話やテレビのことは、知らないが、映画では、
太郎から「何して欲しい」等聞かれたことはあったが、
千恵は、自分から「ウエディングドレスを着たい」と言ってない。
「自分の余命は短いから、太郎や父親が喜ぶことをしてやろう」
と2人の心を斟酌したのかも知れない。
114分、千恵の葬式後、太郎は、テレビ局の人から
「未放送で、太郎に渡すよう頼まれたテープ」を受領
→ 中身は、「千恵の遺言ビデオ」
→ 千恵は、こういう考え方が出来る人
・そういう事を思い浮かんだ時、千恵は、
どういう気持ちでウエディングドレスを着て、
写真撮影を受けたのだろう。
→ 泣ける
・映画全体の評価の件、
①刺激的な事も少なく、割と静かで、動きもゆっくりな感じ。
②愛と死をみつめてと少し重なっている感じで、亜流と言う気もした。
③でも、終盤少し感動した。 泣ける、 観て良かった。
命あって別れるのは恥ずかしいとも
『余命1ヶ月の花嫁』(2009)
榮倉奈々と瑛太の共演映画だが、実話をもとにしていて、TBSのドキュメンタリー番組やノンフィクションの本も出版されたもの。当事者のドキュメンタリー映像は生々しすぎて、それらや本は辛すぎて読んでいないが、当時、コマーシャル的に若干遭遇したことがある。その経緯を映画で知る。既に10年近くも経っていたのか。東日本大震災の前でもあったのか。交際すぐに乳がんが発覚していたものの、途中まで黙っていて、知られたときに女性は男性に別れを告げるが、男性が別れないからというところで分岐点があり、ドラマがある。そして、自分の存在や乳がんの早期発見などを知らせたいと女性の知人を介してテレビ番組の取材を受けることになる。それがこうして映画にもなったのだが、男性はあることないこと言われると最初は反対する。それは、当時の週刊誌に実際に女性側になんらかのスキャンダル的な報道を流されたような記憶がある。だが、短かったが、男女の間柄の愛は本当だったのだろう。片方の死がモチーフとなるものに、こちらはフィクションだが、『世界の中心で、愛をさけぶ』があったが、2004年だったのか。同じ年に『今、会いにゆきます』があり、そうした感じの作品が続き、愛の無い時代に、片方の早すぎる死と別れというのが、リアルを感じさせるという時代なのかなと思ったが、これはそれから5年後だったのか。古くは『愛と死を見つめて』という実話からの、同じような流れがあったが。近い死が確実視されている中でのウェディングドレスである。正式な結婚式では無かったようだが、その式典の最中は、どういう時間だったのだろう。命が集中していた出来事だっただろう。花嫁の父親も柄本明が印象深い演技をしている。その父や、男性にも看取られて亡くなる。出会いはイベント会場でのふとしたきっかけからだったが、病気さえなっていなければ、普通の素敵な男女の経過だったのだろうが。だがこの男女は途中で関係が生きている上では途切れてしまったけれど、メディアミックスもあるけれども、男女の愛の貴重さを他の人達に伝えていた。映画の最後の頃にもそうしたシーンがあるが、記録映像とは不思議なものである。存在と人生も、もともと不思議なことはわすれがちである。ラストに本当のウェイディングドレス姿の千恵さんの1枚の写真を表す。二人は太郎さんと千恵さんという本名だったのか、昔の高村光太郎と智恵子の話があったが、なんだか名前が似ているなと思ったりした。
そりゃー泣くわ、ええ泣いてますとも、何か?
まあ題材や題名から解るので要はいかに
お涙頂戴的な造りからの脱却かなと
考えてました。
歳のせいか涙腺緩みがちなんですが演出もいい。
結婚式のシーンは結婚する二人よりカットが変わる
参列者や家族のシーンで我慢していた涙が噴出!
ずるいぞ、本人達より周りの人が涙を誘う。
チクショー、瑛太、うますぎる。
んで父役の柄本明の木訥な演技が又効いてる。
結婚式のシーンで涙。
榮倉奈々演じる千恵が亡くなって涙。
ビデオで涙。
どんだけ泣かす気か?
でもね、正直榮倉奈々はこの役には向いていない。
誤解しないように言っておくが、可愛いし、いい役者だと
思ってます。だけど癌に冒された主人公を演じるには
丸顔とモデルあがりの立派な体型は向いていない。
演技を別にしたらむしろ細顔の安田美沙子の方が向いてます。
いずれにせよ若い世代にみてほしい作品です。
この気持ちを伝える言葉が、日本語にはありません
映画「余命1ヶ月の花嫁」(廣木隆一監督)から。
ストーリーは、テレビでもドラマになったというので、
私が説明するまでもないだろう。若くして乳がんに冒され、
余命1カ月を宣告された女性を中心に展開されて、彼女は他界。
彼宛てに残されたビデオレターは、わかっていても涙腺が緩んだ。
作品中「ありがとう」とか「感謝」という単語が何度も登場するので、
最後もきっと「感謝」を表す単語が溢れるのかと思いきや、
「太郎ちゃんには、本当に『感謝』しかありません。
うう~ん、『感謝』なんて言葉じゃあらわせない。
なんて言ったらいいんだろう、この気持ち。
・・・・・この気持ちを伝える言葉が、日本語にはありません」
この台詞で、我慢していた涙が止まらなくなってしまった。
今の世の中、あまりにも多くの場面で「感謝」という単語が使用され、
本当の意味の「ありがたい」という気持ちが薄くなっていると、
感じていたので、このフレーズには参った。
「感謝」という単語では、私の気持ちが伝わらない、という感覚がいい。
たぶん、日本語だけでなく、他の国の言葉でもないだろう。
「嬉しい」「悔しい」「悲しい」「楽しい」なども含めて、
「本当の気持ち」は、きっと言葉では表現できないものなんだろうな。
愛すればこそ。
TBSで放映されたドキュメンタリーや書籍などを見ておらず、
24歳で亡くなった長島千恵さんの闘病生活を知らないまま、
映画を観てみた…。
だいたいの流れ、結婚式までの道のりなど、あらすじでほぼ
分かってはいたものの、やはりこの若さで…と思うと切ない。。
その後さまざまな反響を呼び、良くも悪くも世間にさらされる
こととなったご遺族と恋人の太郎さんには、色々あっただろう。
自分の運命は生まれた時から決まっているのだろうけど、
今のご時世、男女が出逢って、恋をして、愛を育んで、結婚。
というパターンそのものが崩壊しかけている。それだけに、
若い二人の未来が奪われてしまうことに憤りを感じてしまう。
神様は…あんまりだ。
加えてまたもや親の立場で観てしまうと、この千恵さんの
お父さんに於いては、どれだけ不幸を味わえばいいのだろう。
愛妻を癌で亡くし、一人娘もまた癌で失うなんて…。
私が思う人生最大の親不幸は、親より先に亡くなることだ。
柄本明の抑えながらも悲しみに満ちている表情や態度には、
何度も涙が溢れてしまった。
ただこの作品は、そういう不幸を中心に描くというよりは、
残された人生を恋人や家族、友人と共に前向きに生きた
一人の女性を描き出している。もし自分の人生がここまで。
と分かっているのだとしたら、おそらく残された日々を
出来る限り有意義に生きようと(私なら)そうするだろうと思う。
たとえ短かろうと、精一杯生きる時間は残っていると信じたい。
まだ若い二人の恋愛を素敵だと思ったのは、
人を愛するのに大切なシンプルな想いを貫いているところだ。
好きだから一緒にいたい。いつまでも傍にいたい。離れたくない。
同時に、好きだからこそ傷つけたくない。不幸にしたくはない。
誰かを深く愛すれば、相手の幸せをまず一番に願うようになる。
だから彼女が「彼と別れなければ」と思った理由も分かるし、
「おっぱいがなくたって、千恵が千恵のままならそれでいい」と
決意を固めた彼の気持ちも分かる。互いを想い合う気持ちが
周囲や世間体を後手に退かせるところが若さの特権だと思う。
その勢いがあるから、純粋に想いを実らせることができるのだ。
大切な人を亡くすことは、このうえなく辛い。
でも遺された人間の使命として、このうえなく生きてやらねば。
うんと長生きして、その人が果たせなかった老後を、代わりに
自分が味わい尽くしてやるんだ。と私はそんな風に思っている^^;
(なので毎年健康診断は必須。皆さんも必ず受けましょう。)
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