ワンダーラストのレビュー・感想・評価
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迷子のきみへ。
最近の迷走っぷりが話題のマドンナですが、音楽でも映画でも、発信したいメッセージは、やっぱりマドンナらしい。 やりたいことをやる前から諦めてしまったら、一体あなたは、いつ生きる喜びを感じるの? 誰の代わりにもなれない自分。 自分で自分を幸せにしないで、どーすんのっ? しつこいマドンナ節炸裂(笑) でもだから、ファン(のみんな)はマドンナのメッセージを聞きたがる(待ってる)んだよね。 マドンナの事は苦手でも、この映画は好きです。
俺の故国じゃこう言う
映画「ワンダーラスト」(マドンナ監督)から。
ポップ・ミュージック界の女王、マドンナの初監督作品。
物語の主人公が、語りのように口にするフレーズ。
それが「俺の故国じゃこう言う」
その諺みたいに台詞がまた面白い。
「ナイフのジャムを舐める者は舌も切る」
「空に届きたけりゃ、とにかく飛べ」
「悪魔が力を失ったら美女をあてがえ」・・
どうやら「ウクライナの諺」らしい。(汗)
「故国」を辞書で調べてみると、
「古くからあった国・昔あった国。
自分の生まれた国・母国・ふるさと・故郷」の意。
翻訳者が、どうして「俺のふるさとでは・・」とか
「俺の母国では・・」と訳さなかったのか、
ちょっぴりわかるような気がした。
先述した諺、もう一度、読み直して欲しい。
何かの教訓なんだろうか・・なかなか味わいがある。
マドンナはリアリストである
映画は虚構であり,虚構はフィクションだが,マドンナは初監督作で現実を描いた。 リアルそのものである。 現実のなかで私達は,理想を夢見て生きているのだ。 現実はいつもつまらなく,ただそのなかで生かされているともいえる。 自分が生きる場所,すなわち理想にいる人達はほんの一握りではないか。 だが私達は理想を追い求めて生きている。 理想に辿り着くためには,いま生かされている現実を見直す必要がある。 ふと見つめ直してみるとこう思えるかもしれない。 私達の生きる場所はここなのではないかと。 理想を追い求めて生きている現実は,実は居心地がいいのかもしれない。 そう思えてくると,現実もあながち捨てたもんではない。 ホリー・ウェストン,ビッキーマクルアの生き生きとした演技が光った。 ユージン・ハッツは,この作品のなかの彼とゴーゴル・ボルデロのフロントマンとしての彼はほぼ変わりないのであろう。 とても魅力的な人間である。 マドンナ初監督作として,やはり粗削りな構成もあったが,内容は深く美しい。 次回作に期待を込めて,A-で。
すごい
おもしろかった!! マドンナにしかできないような 彼女のかっこよさと 映画への愛と 生き方と いろんなものが混ざって 本当にかっこよかった。 生き方がカッコいいって素敵だなと そうなりたいなと思いました。 ユージン・ハッツ最高にかっこいい。
良い意味で予想外
肩の力を抜いて、格好つけずにありのままで… マドンナはそんな風にこの映画を撮ったのではないかと思った。 マドンナらしさという物がどういう物か、そこまで詳しい訳じゃないけど 多分この映画はマドンナらしくないんだと思う。 もしくは、また新たなマドンナの表現に成功したという事なのか。 ここまで優しい人だと思っていなかった。 ここまで愛情溢れる人だとも、気取らない人だとも。 84分という短い時間に印象的なシーンが沢山ある。 AKのつぶやく独特な発音の台詞は 劇場を出たあとからジワリと思い出して効いてきた。 良い映画を観た。
Cynicalな嗤いに包まれた美しい秀作。
マドンナが監督しているという情報だけを頼りに観た。 マドンナの背景や、いままでのキャリアについてそんなに詳しくないが、普通に映画として良作だった。 皮肉な嗤いを引き起こす台詞が多く、とても面白い。 恋愛、ヒューマン、青春、家族愛、などなど様々なテーマが盛り込まれていて、 様々なジャンルが混ざり合って非常に面白い構成になっている。 ラストシーンの甘酸っぱさと、ロックな雰囲気がとても心地良い。 それに加え、さすがは世界のマドンナ。 選曲と音楽の使い方がまた巧い。 狂っているキャラクターばかりな映画だが、それぞれの個性がきちんと活かされていて、どのキャラクターも魅力的だ。Hollyは可愛すぎる(笑)! 僕はこの映画、かなり好きだ。 気になっている方はぜひ。
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