「いうほど酷い?」ボーダー 77さんの映画レビュー(感想・評価)
いうほど酷い?
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アメリカでも日本でもかなり酷評されている本作ですが、そんなに悪くなかったけどなあ。
確かに犯人の選択肢は1つしかないし、単純な脚本かもしれないけれど
そこへの持って行き方とか魅せ方、何より夢の共演の渋いおじさま達の熟練された演技はやっぱり素晴らしいものがありました。
アル・パチーノのいい人そうだけど真っ白ではない感じの通常時の演技とネタばらし時の通常の面影を残しつつしっかり“犯人”な絶妙な切り替えなんてとっても良かったです。
ロバート・デ・ニーロはカメラの映像の方のなんともいえない複雑な表情はネタばらしの後一層凄みを感じました。
多分あの2人の共演ということでハードルが上がりすぎてたのもデカかったんでしょうね。
私は「あの2人なのにヒドイ」という情報があったから逆に良かったのかもしれませんw
逆を言えばヒドイヒドイと言われていてもパチーノとデ・ニーロだからどうしても観ておきたかったし。
それにしてもイタリア系アメリカ人の方って唯一無二の個性的な魅力があるザ・スターな人が本当に多い気がします。
あとタイトルのボーダーは邦題にしてはわかってるなと思いましたw
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