「並んで映ってくれたから。」ボーダー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
並んで映ってくれたから。
名画座にて。
「ヒート」以来の共演となる二人だが、今回は並んで映る。
まぁ…ファンならそれだけでも嬉しいんじゃないだろうか
と、内容はまずおいといて(爆)思ったりした次第である^^;
冒頭、なぜだか殺人罪を告白しているデニーロが映って、
(これがまた非常に苦痛に満ちた表情で)
あ、何かあるな…これは^^;と思わせるプロローグである。
彼とパチーノはベテランコンビで、幾多の事件を解決に
導いてきた同志。だからその腕前も勘も見事なはずだが、
逮捕できない凶悪犯を抹殺する連続殺人事件の解決が、
なかなか図れないでいる。そしてその犯人である疑いが、
徐々にデニーロに向けられるようになっていき、相棒の
無実を信じるパチーノは、汚名を晴らそうと奔走するが…
この流れと、冒頭の告白で、あ、やっぱデニーロが犯人?
…っていうんじゃつまらないと思うでしょうが^^;果たして。
しかしこの内容を観てすぐ、とあるTVドラマが浮かんだ。
(見ていた方ならすぐお分かりかと思いますが^^;)
逮捕できなかった犯人に何者かが制裁を加える…?って、
つい先日最終回を迎えた○雅人主演のドラマにソックリ。
まぁこちらの方は本当に殺してしまうので(それもいたが)
まったく同じではないが^^;だって、その、死体の胸元に
書き置きを残す、ってアナタ…そんなシーンもあったし?
やだ、同じじゃない!?なんて思いながら観てしまった。
せっかくの共演だからとまぁ二人の見せ場を作る作る!
そして彼らも演じる演じる!走る走る!吠える吠える!
御歳70歳?を迎える彼らもまだまだ俳優魂を魅せます。
だからまぁ…途中で犯人が分かっても^^;ひねりのない
脚本も^^;ムダに後半が長すぎるのも^^;由ということに。。
ファンは、彼らが並んで映ってることにお金を払いたい。
そういう価値ある演技を、それぞれに魅せてますから。
脇も…
レグイザモ、(こんな役で)またまたいい味を出してるし。
グギーノ、色っぽいし。あと…それなりのヒトが出てるし。
ラストのデニーロのシーンで、あぁ巻き戻った。と安心。
(御大が大暴れする作品をどんどん作って欲しいですねぇ)