「愛すべき下品格。」マーシャル博士の恐竜ランド ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
愛すべき下品格。
映画館でチラシを見つけた時、ナニこれぇ!?と思った。
とはいえ…そう思ったのは、実は邦題についてで、
W・フェレルの「俺たち~」シリーズをこよなく愛するバカ
(あ…^^;他にもいらしたなら、すいません)
としては、こんな真っ当なタイトルには辟易としてしまう。
何で副題「俺たちタイムトラベラー」の方にしなかったんだ?
だいいち!子供が吹き替え版で観るような作品に、この
オッサンが出るわけないんだから…もうちょっと宣伝側も
タイトルから考えた方がよさそうなもんなのに…あーあ^^;
おそらく酷評が並ぶだろうな~と密かに期待もしつつ…v
TV未公開作品のリメイクということで元ネタは知らない。
でもおそらく大いに弄られているだろうからどうでもいい。
とにかく気をつけたいことは、彼と下ネタが大嫌いな人は
絶対に観るべきでない、ということ。これだけは言える^^;
そしてファンには待ってました!!のオンパレードが続く。
彼が冒頭でTV司会者に握手を求めて無視された行から
もう個人的に笑いのツボで、その後のタキオン増幅装置
から流れ出るコーラスラインの「I HOPE I GET IT」に笑い、
胡桃脳のティラノ、類人猿チャカ、ワンピース悪星人^^;、
巨大蟹茹で上がり、おしっこ被り、もう…どこをとっても
くだらなすぎてどうしようもない面白さなのだ(個人的に…)
昔でいうと…なんだろう、この下品さは。ドリフか。
子供が笑うとすればその辺りだと思える(実際そうだった)
こういう作品を真面目に評価していいものなのかどうか、
しかし特筆すべきは、彼の緩慢な動きに相反するほどの
映像世界とリアルなスピード感、使用する音楽も素晴らしく
エンディングの背景効果までまったく手抜きがない。
作品が作品なら^^;もっと好評価されてしまいそうな出来。
だが個人的にこのオッサンにはあまり売れて欲しくない。
(向こうではすごい稼いでるんだけど)
せめて日本では人気が出ないまま(爆)カルト的人気を保ち、
「俺たち~」シリーズを公開ギリギリ路線で続けて欲しい。
間違ってもハリウッド女優と夫婦役なんてやらないように!
そのままの(下)品格を守っといてください。
(ケンコバとちすんの吹き替え、思ったよりはるかにGood!)