「嫌いじゃないよ~(゚∀゚)」グリーン・ホーネット 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
嫌いじゃないよ~(゚∀゚)
かなり昔にオリジナル版をレンタルビデオで観た覚えがあります(゚∀゚)アヒャ
無名時代のブルース・リーが出演していたテレビドラマシリーズを映画にまとめた『ブルース・リーINグリーン・ホーネット』
これがブルース・リーの出世作だとか(・∀・)
『スパイ大作戦』とか『刑事コロンボ』と同時代のテレビ番組だから、かなり映像は古いし出て来る車とか特殊兵器も今にして思えばかなりちゃっちい(;・∀・)
でもそのアクションと話は相当面白かったヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人ワショーイ
緑色のマスクに帽子にコートといういかにも怪しげな格好が印象に残ってて、ブルース・リー扮するカトーはその後色んな映画やドラマでパロディになってる(^_^)
そしてテーマ曲のリムスキー・コルサコフ作曲『くまん蜂の飛行』をアレンジした超高速トランペットバージョンは、いまだに日本のバラエティ番組でも良く使われてる(*≧▽≦)ノ ヤッホ♪
『キル・ビル』でオーレン石井の配下が似たようなマスクを顔に付けてて、これを見た時グリーン・ホーネットキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!みたいに盛り上がったもんです(・∀・)ウン!!
そして全く予想もしてなかったリメイク(゚∀゚)アヒャ
放蕩三昧だった新聞社の社長の息子のブリット・リードが、蜂に刺されて死んだ父親の後を継いで社長になり、色々仕事を通じて自分が住むロスでは悪党が幅を利かせてることが判明し、それを退治するために日本人のカトーと組んで「グリーン・ホーネット」として悪党退治を始める。
しかし実際に活躍するのは、武道の達人で007のQよろしく色んな特殊兵器を作る技術を持ってるカトー(ノ∀`)アチャー
ブリットはそれまで遊びまくってるため、親の七光りで社長職に就いたもののビジネスのいろはも分からず、世間知らずだから1人で生活するだけの基盤も何もない状態。
最初のうちはカトーに協力してもらって悪党退治を曲がりなりにもしてはいたけど、秘書で会社に採用されたキャメロン・ディアズを巡って、2人の仲が険悪になっていき・・・
そして蜂に刺されて死んだ父親は、実はクリストフ・ヴァルツ扮するロスの暗黒街の大物が関わってることが判明し、その仇を打つためカトーと仲直りして巨悪を倒すべく奮闘して最後に倒すワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
という良くある話。
このべたで分かりやすい展開こそが、人気テレビシリーズだったグリーン・ホーネットの持ち味ですな(´∀`)
小難しい設定とかだらだら続く恋愛描写とは無縁の、とにかく協力して悪党を退治する面に特化されてる。
日本の時代劇と同じ構図(。´゚ェ゚)。´_ _)ゥン
そしてこれは、ぼんくら息子が父親の敵を討つ「成長物語」でもあり、父親を超える「父殺し」の映画でもあるわけですな。
もう変に肩ひじ張らずに気軽に観られるし、老若男女誰が観ても分かりやすいし、3Dの演出もなかなか良かったですよΣd(゚∀゚d)イカス!
ブラック・ビューティー号がオリジナルと全く同じデザインなのもワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
そしてお馴染みグリーン・ホーネットの蜂のロゴも健在∑d(`・д・´。)ок
カトーはバリスタでもあって、作るエスプレッソがいかにもうまそうなのも(゚д゚)イーヨイイヨー
ぼんくらだったブリットが成長していく様子も実に゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
ただ不満なところもないわけではなく(;´∀`)
予告編にも本編にもオリジナルのテーマ曲が流れないのは(´Д`)ハァ…
『特攻野郎Aチーム』でも『ミッション・インポッシブル』でも『スパイダーマン』でもオリジナルのテーマ曲を現代風にアレンジしたりしてるのに、これは入れなきゃ駄目だろ~~~~ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
そしてスローモーションを多用し過ぎ(;´Д`)
カトーの格闘シーンで敵が吹っ飛ぶところとか、カメラをぐるーっと回して立体的に映すのはいいんだけど、所々「ここスローモーション必要か?」っていうシーンが多いな~(ノ∀`)アチャー
冗長で飽きてくる(^_^;)
外連味を出すためだろうけど、例えばそこは印象的なシーンに的を絞った方がもっと楽しめたはずo( ゚Д゚)oブンブン
そして肝心のカトーのキャラがどういう設定なのかが分かりづらい。
終始冷静なキャラだけど秘書の奪い合いになると途端に熱血漢になるし、仲直りする時も唐突だし、カトーに関する情報が少な過ぎて行動原理がいまいち理解できない。
何で一度解雇された屋敷に戻って来てグリーン・ホーネットの活動に手を貸したのか?
何で女を巡って仲違いしたのにいとも簡単に仲直りしたのか?
この辺りに理論的に落とし込める理由があれば良かったのにな~~~(*゚Д゚)
でも面白い映画であることには変わりないし、色んな客層が楽しめる娯楽映画であることは間違いない(o-∀-)b