オーストラリアのレビュー・感想・評価
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王道ストーリーと雄大な景色に心奪われっぱなし!
各々のレビュアー様のレビューを拝見させて頂きますと、何とも自分が陳腐で単純な人間だなあと思ってしまいます。
自分、理屈とか抜いて、メチャメチャ感動したんですけどw
ニコール・キッドマンのエレガント且つ逞しい女性像は、男の理想を体現してる感じだし、その相手役にヒュー・ジャックマンをキャスティングしたのは、まさに正解だと思いました!ウルヴァリンの時からセクシー野郎だなあと思ってたけど、やっぱり彼ってば…今回も男の色気全開!!
ここがダメだった、あれがダメだっと…という感想を抱くより、まず目の前に飛び込んでくる雄大な景色、情景、主演2人の力強い演技に純粋に心奪われて…気が付いたら…アレ?もう上映時間終わり?て感じだったです。
まあ、正直…冒頭、ニコールさんの過剰な演技に少し閉口したのは事実ですがw(え?そういうの、またやっちゃうの?みたいなw)
ストーリーの面でも満足です。とても良い仕上がりだったと思うんですけど…1500頭の牛を率いての大冒険なんて、下手なファンタジー見させられるよりとても見応えありましたもん!!
2人の恋に落ちる瞬間、3人が家族になっていく過程、仲間との絆、適度な悪役…私の心を鷲掴みにするには、全く好条件ばかりが整っていました。
あとは…まあ少しだけ、苦言というか要望をw
もっとオーストラリアの広大な風景を見せて欲しかった!あれじゃちょっと少ない気がしたし、もっと色々なところ見せて欲しかった!それとキング・ジョージ!!そんだけ凄いんだったら、もっと皆を助けてあげなよw
いやぁ、堪能させていただきましたw
ドラマ性が弱い。
娯楽時代劇としての良さを感じました。
壮大なスケールには、キッドマンが似合う
スケールがとても大きい作品!
この作品の良さは、スクリーンで観ないと
わからない、と思う。
お話は、2部構成で進んでいきます。
第一部はキッドマン演じるイギリス貴婦人のサラが
夫に会いにオーストラリアに行くのですが、
既に夫は死亡、彼女は夫の意思を継いで、
ジャックマン演じるカウボーイとアボリジニの少年の助けを借り
カウガールとなり、農場をたて直すのです。
第二部は更に感動的なシーンへと展開。
ちょっと日本人にはショックなシーンもあるのですが。
広大なオーストラリアに、キッドマンがとても映えるのです。
彼女はチマチマした役よりは、
今回のような設定の役が似合います。
問題は、キャッチコピーで、
このコピーは、失敗だと思います、我々の期待を裏切ります。
私的には好きなテイストなのですが、
少し大味すぎました、残念です。
楽しかったが、深さを交錯させて欲しかった。
果てしなく続く赤い大地と乾いた空気、前人未到の大陸・・・というイメージのオーストラリア;Australia。
この国にスポットが当たり注目されるようになったのは、ここ20年位の間だろうか?
だが、元々は略奪された悲しい土地である。
1788年からアメリカに代わり流刑植民地としてイギリス人が移民として入植してきた。
いわゆる島流しの地だ。
やがて1828年になると全土がイギリス植民地となり開拓されていった。
その際、先住民のアボリジニから土地を取り上げたり殺害したりという歴史がある。
この映画「オーストラリア」は、そんな史実とは別解釈で楽しめる内容。
痛快娯楽劇とでも言える健全さだ。
太平洋戦争を背景にした冒険ありラヴロマンスあり、おまけに雰囲気は西部劇仕立て。
往年のハリウッド映画を再構成したかのようで、年齢問わずに安心して観れる。
主演のニコール・キッドマン;Nicole Mary Kidmanを筆頭に、ヒュー・ジャックマン;Hugh Michael Jackmanや監督のバズ・ラーマンも含めたキャストやスタッフ関係者は、殆どオージー(オーストラリア人)による構成だ。
なので当人達は、まったく違和感なくオージーらしさを前面に出せたのだと思う(その割には、オージー訛りの英語ではなかったが)
太陽に当たり、夜は焚き火を囲み、静かに祈り、物事を受け入れていく。
勧善懲悪という言葉を正攻法で受け止め、素直に採用している。
ヒネリも仕掛けもないピュアなストーリーが、のびのびとした雰囲気を引き立たせたと思う。
妙に和ませてくれる。
その為か?少し問題意識の薄弱さが気にかかる。
時折登場するアボリジニ;Aborigineの存在は、必要以上なミステリアスさを醸しだしている。
というより、主人公たちを擁護するシンボル的な存在ではある。
それは劇中にて重要な意味もあるのだが、どうもその表現の仕方は少し誇張され気味だったようだ。
まるで魔法の国からの使途のような・・・彼らだって人間なのだ。
むしろアボリジニ達の文化や背景については、もう少し噛み砕いてシーンに投影させて欲しかった。
決して昔の西部劇のような「インディアン=悪」といった原住民差別を扇動することはないが、何か物足りない。
五万年以上も前からこの地に上陸した種族なのだから、ストーリーに色彩を出す意味で、先住民族の生活感も交錯する仕掛けや教養さは配慮をすべきだった。
人種差別について表現するシーンが度々登場してはいたが(それは黒人差別と同様に関わったり「クリーミィー」と罵られる箇所について)何かを究明したりメッセージ色を出すまでの洞察は感じられない。
本題は、あまりにも夢やロマンスめいたところに重きがあったようだ。
リアリティのあるオーストラリアについては、残念なくらい期待できなかった。
特殊効果によるシーンも取り入れていたり、ニコール・キッドマンのファッションも色々と変化を持たせてある(特に靴については、フェラガモが彼女の為に20足近く提供したらしい)
ヒュー・ジャックマンの無骨なカウボーイ役は、益々女性ファンを増やす要因にもなり得る(ただ、ああ云ったワイルドなタイプがダメな人もいるから・・・)
そのあたりも見どころとして注目できる。
ちなみにニコール・キッドマンは妊娠中ながら撮影に臨み、つわりとの格闘がメインだったそうだ。
一番ワイルドでタフだったのは、彼女なのかもしれない。
「ジャイアンツ」「風と共に去りぬ」といったロマンと冒険に溢れた大作ものに近い出来映えだ。
スクリーンいっぱいに土ぼこりが舞う中で、男女の恋が謳われている。
現代に甦えるとこんな風かな?と改めて認識できる作品だ。
もう一度、ハリウッドが引き返す場所は、勧善懲悪で夢や憧れを期待させるものだと思う。
ただそこにはリアルさや考えさせる時間も考慮に入れての話だ。
深みと交錯・・・この2つのテーマを忘れずに織り込んで欲しい。
意外に面白かった、もう一度別の角度から見たい!
大自然とアボリジニの生き方に感動
ライラ2!
予告編をはじめて見た時、てっきりライラの続編だと思いました。
バズ・ラーマン監督作ってあんまり好きじゃ無かったんで、全く期待せず(というか、むしろ多分面白くないんだろうと思って)観に行ったら意外と面白かったです。
どこかの雑誌か新聞が『風とともに去りぬ』と並ぶ名作みたいな事書いてましたが、決して名作では無いし内容が面白い映画でも無いんですが、2時間45分という長尺にも拘らず飽きることなく楽しめました。ライラなんかよりずっと。(まあ、もう少し短くなるんじゃないかとは思いましたが…特に後半)
思わず行ってみたくなるようなオーストラリアの雄大な自然と、指輪物語みたいな綺麗なCGをスクリーンで見れるというだけでも劇場へ足を運ぶ価値ありです。
前半のニコール・キッドマンがすごく良かったのと、デイヴィッド・ウェンハムが最高でした。
戦争下での複雑なからみ愛&想い・・
この作品を心底理解するには戦時下における日本軍の行ったダーウィン空爆の事実を知る必要があると思う。真珠湾攻撃は知っていてもダーウィン空爆のことを知らない日本人がほとんどでしょう。長くオーストラリアに住んでいたことがある友人から現地で生卵を投げつけられたことがある・・と以前聞いたことがありました。日本人にとっては空爆シーン等、心いためる部分もありますが実際行われた歴史的事実として受入れたい。また オーストラリア政府が行ってきた‘白豪主義’、先住民アボリジニの人々に対しての差別政策への理解も必要。重いテーマの上に描かれた壮大なスケールの作品です。主演の二人はともにオーストラリア出身で思い入れの深い作品になったと思います。
オーストラリア
雄大な景色に目を奪われる
想像以上!
長い、主役は絶対死なない。
ぜひ劇場で!!!
あっという間だった
久々にドラマチックで感動しました
期待に応えた 満足いく作品
ニコール・キッドマンが主演しているだけで、これぞハリウッド映画という気分にさせてくれます。ただ構成には疑問有り。エピソードが細切れで、連続ドラマを見ているようでした。
ニコール・キッドマンが主演しているだけで、これぞハリウッド映画という気分にさせてくれます。しかも今回はヒュー・ジャックマンとのラブシーンがあって、女性の映画好きの人なら、二人のキスシーンを見ているだけで、夢心地になるでしょう。
また馬にまたがって、牛追いをするシーンもあり、彼女の気の強さ、男勝りな一面を伺いさせてくれました。
オーストラリアの内地の雄大な景色。インディアンに似たアボリジニの登場するなど西部劇に似ていて、もっとスケールの広さを感じさせてくれました。
ただ何本も映画を見ている人なら、この作品の構成には疑問が残ると思いますよ。だって、エピソードが細切れで、連続ドラマを見ているみたいなんです。
その細切れなドラマの中でよかったのは、第2回目の「牛追い」。主人公のサラを含むわずか5名の素人集団たちは、1500頭もの牛を追い込んでいく9000キロも横断する旅出かけます。しかも、途中もと使用人であったフレッチャーはサラを裏切り、牛を全滅させる妨害工作を受けてしまうのです。
彼は、商売敵の食肉王カーニーに寝返ったいたのでした。フレッチャーは、崖上の休むサラの牛たちに炎で仕掛けて、崖下に追い落とそうしました。
暴走する牛たちを間一髪止めてしまう混血の少年ナラの活躍が見事でした。
この話で終われば充分なのに、話はだらだら続いていきます。第3回目に相当するサラと無骨なカウボーイ、ドローヴァーとの恋愛編では、ドローヴァーの変身ぶりが見物です。
最終回に登場してくる日本軍の攻撃編では、伝道島の孤児院で罪のない子供たちが爆撃を受けるところが、日本人としてちょっと痛いところでした。
突っ込みどころは満載です。ナラ親子は、犯罪を犯したわけでは無いのに、何で警察から逃げ回るのか。だいたいそんなに深さのない水槽でナラの母が溺死してしまうのは疑問です。そこまでして警察から逃げなければいけないの?と思いました?
その後ナラは、サラが引き取って普通に暮らしていたのに、戦争による疎開が始まると突如、ナラの隔離問題が再浮上し、保護者であるサラの抗議も無視して教会が強引にナラを離島の孤児院に収容してしまうのです。背景には、人種政策があったようなのですが、養子にして養育している子供まで強制収容するのか疑問です。
あとサラとドローヴァーのくっついたり、離れたりも、なんかご都合主義だなぁと感じました。
それぞれのシーンではいいのですが、全体をつないでみたときすごい違和感を感じます。とてもタイトルに歌う涙で癒される試写会ではなかったです。
純粋なアボリジニであるナラのお祖父さんを狂言まわしに傍観させるだけでなく、もっと物語に絡まさせれば、オーストラリアの持つ神秘性が出てきたのかもしれませんね。
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