オーストラリアのレビュー・感想・評価
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「オーストラリア」に感動。最高!
私はこの映画、王道でいいと思います
腑に落ちないとこもあるけど
戦争中に生まれた愛の奇跡
美男美女共演!でも…。
ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン共演。バズ・ラーマン監督作品。『オーストラリア人のオーストラリア人によるオーストラリア人のための映画??』美男美女の共演、そして名監督の演出なんですが、どうもイマイチ…、何と申しますか…。
実はこの映画を観た前日に、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観ておりまして、2時間40分オーバーの映画を、2日続けて観る破目になってしまいました。で、「ベンジャミン…」の方は、さほど長時間が苦にならなかったんですが、この映画は『長い!長すぎる!!』と率直に感じました。かなりしんどかったです。オーストラリアの壮大で、美しい自然を舞台にしたアドベンチャー映画的なテイストの前半は、まだ楽しめました。そう“古き良き時代の冒険活劇”みたいなノリで『コレはやっぱり、大スクリーンで観ないとね~』なんてことを考えながら、余裕を持って観ておりました。ところがこの映画、ある時点から『ガラリ!』とテイストが変わっちゃいまして、何故かいきなり『戦争反対!愛と平和こそすべて!!』みたいなノリの映画に、強引にシフトされちゃうのです。ココからが、もう観ていて辛いの何のって…(>_<)。恐らくバズ・ラーマンは、大陸を舞台にした“或る女性の一大叙事詩”を描きたかったんでしょうが、1本の映画として観た場合、あまりにも前半と後半で、その作風に落差があり過ぎると、観ていて思いました。コレなら、前半のアドベンチャーだけで終わってても充分じゃないのかな?と。後半の物語は、かなりムリからに展開します。そして戦争に突入したということで、“日本軍”が登場してくるのですが…、『あれではただの悪者じゃあないか!』あつかいが酷すぎますよ。吾輩は、アノ“世紀の国辱映画”「パール・ハーバー」を思い起こしてしまいました。こんなのが延々と展開するんですよ。後半は、ホントに観ていて疲れました。もうチョット考えて作ってちょうだいよね(怒)!
どうもバズ・ラーマンという監督は、やたらと軽いノリで、とても大そうなことをスクリーンに表現しようとされる傾向がおありの様で、今回もそれが顕著に出てしまったような気がします。後半目いっぱい重くするだけしておいて、エンド・ロールでは、エラく軽やかで陽気な曲が流れるんです。『もお、どっちやねんな!』とヘトヘトになりながらツッコンでしまいました。ホント、途中までのテンポ・テイストで作ってくれていたら、どれだけ楽しい映画になっていたか…。そう考えると非常に残念です。
相変わらず、ニコール・キッドマンは『美しい』と思いますが、ホント“いまひとつ”ですね。この人の主演で、これまでどれほどの映画が評判倒れで終わってきたことか…(哀)。何かこの映画も、限りなくそんな臭いがしますね。お気の毒ではございますが、一体彼女の何がいけないのでしょうか?まあ、確かにどんな役を演じても、吾輩には『どれも同じ』に見えてしまうのですが…コレって致命的??
まあ、この映画の一番の見所は“ヒュー・ジャックマンのカッコ良さ”ですかね?もお、これに尽きると思いますよ。男の吾輩が見ても、『う~ん、エエ男やの~(断っておきますが、そういう趣味はございません!)』と思っちゃいましたから。男臭くて、ワイルドで、それでいて優しいと来た日にゃ~、世のご婦人方には堪らんでしょうね。ヒュー様を見るだけでも、この映画一見の価値はあるかと思います。う~ん、何かますますニコールが気の毒だなあ…。
悲しい出来でした
僕は二コール・キッドマンのファンで、
全作品約30作も見ているのですが・・・
今回のオーストラリアは全然、イケテなかったです。
はじめのほうのユーモラスな動きも、
ちょっと大味で惹かれるところがなかった。
後半のアポリジニの少年との交流も、
なにか薄っぺらい感じがしてしまいました。
ついでに、ヒュー・ジャックマンもステロタイプな役
で魅力に乏しかった。
「オーストラリアの歴史大河ドラマを」という
オーストラリア人監督バズ・ラーマンの思い入れが強すぎて、
内容を詰め込みすぎ。
それで、みんな薄味で、うすっぺらいものになってしまった。
登場人物に、深みというものがないのが致命的でした。
ムーラン・ルージュにあったような、”箱庭だけど濃密な世界”
のほうが素敵だなと感じたしだいです。
でも、支持しているのも、結構いてよかっなと思いました。
とにかく、僕は二コール・キッドマンのファンですから・・・
オーストラリア
期待ほどでは・・・
2部作仕立てって感じ!二度楽しめた^^
牛追い時期と第二次世界大戦時期、2部作って感じですかね。
オージービーフの原点ここにあり!?(笑)
初っぱなのすっとんきょうで場違いのニコール・キッドマンの演技は
キュートで可愛くもあり、笑えました^^
美貌ながらも、どこか拍子抜けするボケをかましてくれるサラ。
このキャラは彼女にドンピシャってな感じでよかったです^^
そして、ワイルドなヒュー・ジャックマンもドローヴァー役がサマになっててかっこ良し(^o^)
それにしても「ロード・オブ・ザ・リング」のファラミアが悪党だったとは・・・ね(笑)
しばらく見てない間に老けちゃったなぁ~^^;
彼のこと好きだったのにぃ~・・・と、ちとショック(>_<)
イギリス貴族で、何不自由なく暮らしていたサラが
壮大なオーストラリアの地で、日々野生化し、世界大戦も加わり段々と逞しく成長していく様は、
観ている側にも、感動と勇気を与えてくれました。
人間、必死になれば何でも出来るんだよね。
また、先住人アボリジニの神秘的な人生観も
作品を盛り上げてくれてました。
役者の子も可愛かったし大満足です^^
ラスト!泣けました。
3月3日イオンシネマ高崎にて観賞
良かった
意外に短く感じました。
まるで、風と共に去りぬ
壮大なスケールで贈るオーストラリアの大河ドラマ
いやいやすごかった~。近年まれに見る大河ドラマですよ、これ。もう「風と共に去りぬ」かよ!って感じで。
話は長いし、基本的にウェスタン映画なんで、好き嫌いは結構分かれると思いますが、この映画見るだけでオーストラリアの現代史を知ったようなつもりになれます。ちょっと演出過剰な感じもありましたが、スケールの大きさはものすごいものがあります。なんか広いスクリーンで見た方が絶対にいい映画ですね。でも長いけど。。
しかし何よりも主演のニコール・キッドマンがいいです。彼女自身、それほどタイプの女優さんではないんですが、なぜかたまたま見た映画に出ていることが多くて、しかもどれも当たり役(ムーランルージュにしても、コールドマウンテンにしても)。てことは、やっぱり名女優なのかな。多分、今ハリウッドでも希少な「昔ながらの主役の顔」を持った、品の良さを感じました。だから余計に「風と共に去りぬ」っぽかった気がしますが。ちょっとファンになりました。
おもしろかった。感動した!
雄大な自然の中で、牛の暴走あり、砂漠超えあり、ハンサムな牛追いと貴婦人の恋有りと、かつての王道西部劇やハリウッドロマンスのような趣で楽しめました。
アポリジニの迫害の歴史を知らない人には少しわかりにくいところもあったでしょうが、それを説明していると長くなりすぎるので仕方ないでしょう。(忠臣蔵の映画に当時の幕府体制や朝廷との関係までなかなか描ききれないのと一緒ですよ)
それよりも、あの大戦での日本軍がかなりオーストラリアで恨まれていると聞いていましたので、この映画での描かれ方は少し意外でした。つまり、(偶然とはいえ)日本軍の空襲が、白人の差別的な悪人の支配する社会に下された、天の鉄槌のような効果になっています。それにより、悪人は破産するし、キングジョージは牢獄から出ることになるし、結果的にナラも帰って来られたし・・・どう見ても、オーストラリアの白人によるアポリジニの差別の方がひどかったという感想をもちました。
壮大な大地で心も格闘
(北部)オーストラリアを描いた大河ドラマ
第二次世界大戦直前のオーストラリアが舞台。オーストラリアの所有牧場に来たイギリス貴族婦人が、数々の困難に直面しながらも牧場の運営をする事になると言う話。まぁ、そう言う説明だとイマイチ的な雰囲気も感じますが、オーストラリアの雄大な自然と人間の戦いを描いた、壮大な大河ドラマと言ってもいいと思います。
第二次大戦直前と言えば70年位前。そのころのオーストラリアって、まだまだこんな感じの開拓時代の雰囲気を残していたというのは驚きです。って言うか、オーストラリアは今も地域によっては、開拓時代の雰囲気を残していますが。
いやぁ、ニコール・キッドマン美人ですねぇ。劇中にも「あれがアシュレイ婦人か。美人だな。」見たいなセリフがあります。あの容貌ですので、こんな貴族婦人の役とかは結構ピッタリかもしれませんね。
ヒュー・ジャックマンが演じるドローヴァーは、人名ではありません。ドローヴァーとは、“牛追い”と言う意味。それに対して、ニコール・キッドマンが演じるサラが「ミスター・ドローヴァー」と言うのは、おかしくないんですかね? 名無しの“牛追い”と言う設定は、彼が“本国から遠く離れた地の、一介の牛追い”と言う設定を強調する意味合いがあるのかもしれませんね。
物語後半の山場は、日本軍によるダーウィン空襲。このダーウィン空襲では、真珠湾攻撃よりも投下された爆弾数が多かったと言う説もあり、被害は甚大だったそうです。映画での描かれ方は、強ち誇張では無いかも。もっとも、とある島に上陸している描写がありますが、これはウソ。日本軍はオーストラリアの島に上陸していません。
劇中、アボリジニが重要な位置を占めています。上映直前の冒頭、日本語訳はされませんが、アボリジニの描写に関する説明があります。時代的に政策として白豪主義が取られていたころの話なので、差別的な表現に対するエクスキューズみたいです。
先にも書きましたが、これはオーストラリア(正確には、北部オーストラリア)を描いた壮大な大河ドラマ。ストーリーの是非はありますが、中々楽しめました。3時間近い上映時間ですが、あっという間でした。
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