「ニコールの美とヒューの男感で全てOK」オーストラリア maricobabylonさんの映画レビュー(感想・評価)
ニコールの美とヒューの男感で全てOK
ひとあしお先に試写会で観賞@九段会館
チラシの後ろのサラっとした情報しか入れずに観賞。
上映時間が2時間45分!と長いので、内容を知って行くと
ワクワク感が減ってつらくなるかも。
2時間30分越える映画は嫌いな私だけど、楽しめました。
まあ、できれば2時間以内にまとめてほしいけど。
よかったです!
ニコールは美しくて、おしゃれだし、ヒュー・ジャックマンは
かっこよかった。X-MENの変なもみあげのイメージしか印象に
なかったけど、男!ってかんじ。
オーストラリア男優といえば、ラッセル・クロウだけど、
ヒュー・ジャックマンで正解!
***
で、以下はネタバレ。
オープニングはアボリジニ少年と幻想的な風景で、心つかまれる。
で、舞台は一旦1939年イギリス。
オーストラリアに行った夫を追って、サラ・アシュレイ(ニコール)はオーストラリア行きを決意。
大量の荷物とオーストラリアに着いたサラが、夫が手配したマッチョで
荒くれもののドローヴァー(ヒュー)に戸惑うサラがかわいい。
夫の住む領地へ大陸横断の道中の会話もよいかんじ。(カンガルーに歓ぶサラとか)
そして、いざ到着したら、夫が。。。。
そこで不思議なアボリジニ少年ナラと出会う。
で、少年の母も。。。。
少年を慰めるとき、子供が苦手なサラが"over the rainbow"を
歌う姿がかわいい。
港まで牛1500頭を運ばなくちゃいけなかったけど、牛追いを任せていた
嫌な奴・フレッチャーを解雇したので、ドローバーと少年ナラなど
とサラ自身も馬に乗っていざ出発!
と、ここまでで1時間経過。
みんな和気靄々と順調に牛を移動させて旅は進むが、
フレッチャーの陰謀が!
少年の歌で牛を止めるシーンはハラハラして涙。
でも仲間が。。。
さらに邪魔されるが、アボ祖父のおかげで砂漠を越え、無事港へ。
で、ワーっと盛り上がったところで1.5時間経過。
なんなら、ここで終わってもいいくらい。
サラは慈善パーティへ。大地主のドンに土地を売るように言われ
くじけそうになったところで、ドローバーが正装で登場!
ベタだけど、かっこいい。乙女の夢的展開。
以前サラが教えたフォックス・トロット(きつねダンス)。
夫の思いを受け継ぎ、夫の土地を守ることを決意。
雨期を迎え、幸せに暮らす。
が、すっかり2人の子供のように育つ少年ナラを
アボリジニの男になるための?旅に出すかでもめ、別離。
そして戦争が始まりサラは港へ。少年は島へ連行。ドローバーは牛追いの旅に。
仲間にサラを思う気持ちを気づかされドローバーは2人を探しに。
そんな中ついに、日本軍による攻撃開始。島と港が爆撃を受ける!
あー、歴史事実だとしても、やはり心が痛む。
ドローバーはサラは死んだと思い、生きている可能性を信じ
少年を助けに島へ。港で少年のハーモニカの虹の歌をきき、再会。
ここもベタですが、感動!
神父さんが、すごく優しい神父さん顔で和む。
ここでもまたフレッチャーがひどい行動にでるが。。。
そして夫の残した土地に戻り、みんなで幸せに暮らすが
アボリジニ祖父に導かれ少年は旅へ。
***
全体的にベタな展開ではあるけど、ニコールの美しさと
ヒューのかっこよさ、少年のかわいさでOKです。
ニコールのクラシックなワードローブも必見!
最初の登場シーンの乗馬姿!オーストラリアに向かうときの
ネイビージャケットに白帽子・日傘・マーメードスカート!
黒の喪服姿!牛追い時の白シャツ・茶ブーツ!
などなどどれも素敵!
***
最近ちょうど、オーストラリアが反日とか、白豪主義とか
知ったところだったので、タイムリー。
オーストラリアは第二次世界大戦と捕鯨で反日感情がある。
なんて全然?知らなかった。オーストラリアに行ったときも、
そんな雰囲気感じなかったし、第二外国語で日本語がさかんで
なんとなく親日なイメージだった。
あと黒人がバーに入れないとか、アボリジニと白人のハーフだと
黒人にも白人にも冷たくされたり・・・。
オーストラリア人はレイドバック(まったり?)なかんじで
そんな血気盛んなことなく、うまくやってこうよ的かと思ってた。
ちなみに映画では日本軍が攻めてきますが、監督の反日感情というより
事実として扱われていると思います。
ただ、この事実を認識していない私のような歴史に疎い人が見たら
衝撃かもしれません。
“盗まれた世代”など、まだまだ私には知っておくべき歴史があるなぁ。
***
本編が始まる前にメディア絶賛コメントを紹介し、
「泣いて元気になる試写会」と試写会用予告が付いていて、ビックリ。
開場が1800なので、来場できる人が少ないのか、けっこう席があいていた。
公式サイトの予告はちょっと見せすぎかなぁ。