ヘルボーイ ゴールデン・アーミーのレビュー・感想・評価
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半魚人君の切ない恋心
「ヘルボーイ」の続編ですが、何だかかっこつけたエルフの王子が出てきます。 「ロードオブザリング」のエルフを想像していたら、その差にガッカリすること間違いなしです。 今回は前作よりさらに人間がむごい形で犠牲になっています。 特に「歯の妖精」は恐ろしい! 前作で気持ちが通じ合ったヘルボーイとリズのその後ですが、リズは怖い奥さんになりそうです。 そして半魚人エイブ・サピエン君も恋に落ちます。 見た目は宇宙人みたいですけど、純情な恋愛模様を見せてくれます。 「愛情」がクローズアップされた本作は、前作より面白さが増しており、敵も色々なタイプが登場しています。 それにしても怪物のデザインは本当すごい。
キャラ的に
前作観てないのでイマイチストーリーが把握出来なかった(序盤)のですが、これ観て前作は観なくていいなと思いました。 全体的に軽く、それでいて面白くない。たいした見せ場もなくダラダラ進みます。脇役達の個性が発揮してなくて、例えばヘルボーイの彼女は全身火になれるのに少ししか使わない、使う見せ場がないとか、水棲人みたいなのはなんの個性もなく、なんの為にこのキャラなのか分からない。敵のボスもただ剣振り回すだけだし、主役のヘルボーイもイマイチ好きになれないキャラでした。せっかくゴールデンアーミーってついてるのだからもっともっと見せ場を増やして楽しませて欲しがった。 次あっても観ません。サヨナラヘルボーイ。
暖かいアメコミです。
アメコミが好きで、前作から見てます。 バッドマン、スポーン、スパイダーマン・・・。 他のヒーローものとはちょっと違う作品かなと思ってます。 主人公のレッド?も好きなんですが、 個人的に、ブルー(エイブ)が可愛らしくて好きです。 日本で言えば、さかなくんみたいな感じ?(違うかな) ストーリーは分かりやすくてそれなりに楽しめました。 おそらく男性はいいかもだけど、女性ウケが心配な作品。 一緒に見たメンズの後輩も相当見る前は嫌がってましたが、 見た後は、意外と面白かったですと評価が高かったです。。ww
前作であまり描かれなかったヘルボーイとエイブの友情関係が微笑ましい
人間に嫌われて差別されて...それでも人間を守ることに意味はあるのだろか??という典型的なミュータントキャラクターの悩みもテーマとして一様は入っているんだろうけど、それは案外あっさりとスルーされた感じに解決されてしまうからいったい何が本当のテーマかわからない部分はある。 何と言ってもこの作品の醍醐味は個性的なキャラクターだからストーリーの微妙さは大目に見てもいいんじゃないかな(._.) 「パンズラビリンス」の影響なのか前作よりも毒性的でスタイリッシュなデザインのクリーチャーの数が格段に増えていてそんなデザインワークを見るだけでもなかなかおもしろい(>_<)本当にいい仕事しているとは思う☆ またおなじみのレギュラーキャラクターも個性的で前作ではあまり描かれなかったヘルボーイとエイブの友情が描かれていてなかなかほほえましくておもしろかったし、どう見てもクリーチャーなのに真剣に恋をする2人がとても愛らしい(>_<) それにしてもエイブは弱いなぁ~(>_<)今回はある意味エイブの物語でもあるから活躍してもいいとは思ったのに(._.) 市場で対決しそうになってたから「ついにエイブの本格的なアクションが観られるか」と思ったのにヘルボーイが助けちゃったから観れずじまいでガッカリ(@_@) もうちょっとがんばってくれてもよかった感はあるよ(>_<)
バリー・マニロウは永遠。
前作の評判がすこぶる良かっただけに、 公開当時、なんで観なかったんだろうと悔やまれた私は、 この、トロはトロでもギレルモ監督の「パンズラビリンス」 を名画座で観た。が、どうも私の好みではなかった…ので、 う~ん…これはどうしよう、と悩みに悩んだ末、観てみた。 いや~♪これはいい!!面白い!! アメコミとはいえ、非常にファンタジックで芸術性があり、 それなのにどこかおバカで古くさい味を醸し出している…。 あーやっぱり、前作も観とけば良かった!!^^; このR・パールマンという俳優の顔の骨格。(またしつこく) 以前B・スティラーの骨格に人類の創生を感じ惚れ惚れとする、 なんて書いたんだけど、この人の比ではない!! デカい…のはいうまでもないが^^;素顔で山奥を歩かせたら 絶対○男とか、ビッグ・○ットとか言われそうな風貌だ。 そんな彼が、さらに顔を赤く染めて角をつけただけで、 なぜ??と思うくらいに可愛くなってしまう。 怖くないのだ(爆)チーっとも怖くない。愛嬌に満ちた顔だ。 S・ブレア(彼女がこういう役をやるのにも驚いた)が彼に 惚れる(もちろん劇中で、だが)のが、な~んとなく分かる。 おバカで純粋な子供ほど、母性を擽りまくるものだ(あ、失礼) で、今回はエルフの王子(最初、レゴラスかと思った)が 人間界に失望し、伝説の最強軍団ゴールデン・アーミーを復活 させようと目論む話。魔界の彼らの風貌は恐ろしいんだけど(爆) 生み出されるクリーチャー達には、どれもどこか愛嬌がある。 気持ち悪いシーンがあっても、やはりチーっとも怖くはない(^^)v 人間(じゃないけど)ドラマの方も、よく出来ている。 ヘルボーイとリズの恋愛問題に加え、相棒エイブとヌアラ王女 との淡い繋がりまで描いてみせるのだが、こういう作品内では それがすごく邪魔に感じるときがある。要らない色恋を取り入れて 大失敗している名匠もいるというのに、今作ではそれが軸となり、 なんとも切ない人情物語へと発展させているのだ。素晴らしい。 さらには古くから根づく問題を、どうにもならないのに突き回しては 戦争を繰り広げている、今の世界情勢を暗示して警笛を鳴らす。 王女が最後にとる行動が何を意味しているのか、各国首脳陣は 一度観てみたらどうかしら。この作品でそれを教わったりして^^; そしてなんといっても…音楽。 バリー・マニロウを合唱したくなったのは初めての経験だ(爆) (また絶対続編があるはず!?どこまでも突き進んでね、真珠男!)
デル・トロ、円熟期に突入
ギレルモ・デル・トロは、映画業界有数のオタク監督だけど、本作を観て、彼が監督として円熟期に突入したことを感じた。どうしてそう思ったかというと、自分のカラーをしっかりとスクリーンに投影する作家性と、誰でも楽しめる娯楽性を両立させているから。 彼の前作「パンズ・ラビリンス」は、彼のクリエイティビティーが最大限に発揮された傑作だけど、娯楽性の面から見ると観客を選ぶタイプの映画だったように思う。が、「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」は、作家性を存分に発揮しつつ、王道の娯楽作品として、誰もが十二分に楽しめる仕上がりになっているのが素晴らしい。 また、映画に登場するキャラクターたちへの愛情もヒシヒシと感じるのが嬉しい。異形のダーク・ヒーロー、ヘルボーイは何とも憎めない愛らしいキャラクターになっているし、彼を支えるリズやエイブ、そして敵方のエルフの王子に至るまで、僕ら観客が感情移入できるようにキャラが立っている。昨今、登場する意味すらないキャラクターがあふれる映画が多いが、「ヘルボーイ」は、登場人物の一人一人がちゃんと登場する意味を持っているのが素晴らしい。 円熟期に突入したデル・トロが手がける「ホビットの冒険」が今から待ち遠しい!
クリーチャー愛!!
「パンズ・ラビリンス」で一躍有名になったギレルモ・デル・トロ監督だけど、僕の中では「ヘルボーイ」なんだよね・・・。 パート1の頃からあったクリーチャー愛はこのパート2でさらに顕著になったと思う。 得てしてこの手のファンタジームービーはクリーチャーをしっかり魅せてくれない。 「ロード・オブ・ザ・リング」を否定する気は毛頭ないが、「2つの塔」あたりから大軍勢を鳥瞰図で見える絵が主となり、「ナルニア国物語」にしても魅力的なクリーチャーを見せることなく、大軍勢のone of themにしてしまった(スペクタクルとしての映画になり、想像を掻き立てるという、ファンタジーではなくなった)。 それが、この「ヘルボーイ2」には無い。トロール市場の隅々にまでクリーチャー愛に溢れている。 余すことなく、出てくるクリーチャーに人格(?)が垣間見え、造詣が見事だ。 これはなかなかできそうでできないことだ。 「パンズ・ラビリンス」での興行的成功、かつ名声を得たからこそできたと思う。 パート1とは圧倒的に登場するクリーチャー数が違うのがそれを物語る(1はサマエルだけだったからなあ・・・)。 映画としても、パート1に比するとテンポが格段に良くなった。 これから起きるであろうストーリーをヘルボーイの少年時代の挿話として入れるシークエンスは秀逸だ。 また、ヘルボーイの愛すべきキャラも健在。 異形の者は、マイノリティである悲哀を感じさせながらも「X-MEN」とは一味もふた味も違う見せ方をする。 今後、続編を強く希望したいシリーズだけど、日本だとアクが強すぎて賛否両論だろうな。 そこが残念。
地獄のヒーロー、恋路で悩む(^^;!
前作「ヘルボーイ」公開時に『多分、“パート2”出来るぞ~!』って、密かに予想してたら本当に出来ちゃいました!何と、4年も前のことなんですね!前作の公開(2004年10月)。いやあ、時の経つのは早いモンで…。 この映画も、アメコミが原作なのですが、はっきり言って「バットマン」や「アイアンマン」それに「スパイダーマン」なんかと比べますと、間違いなく“B級”に属する映画だと思います。前作を観た時に、吾輩その思いを特に強く持ちました。でもその“B級”っぽさが、とても大好きでしたので、この4年の間に“A級監督”になってしまった(?)ギレルモ・デル・トロが、どんな演出を見せてくれるのか少々不安ではありましたが、いやいやそれは吾輩の杞憂でございました。“B級”っぽさは、イイ意味でグレードUP!されておりまして(=“A級”ということではないのですよ(^^;)、非常に楽しかったです。結構グロいシーンや、デル・トロ監督お得意のおどろおどろしいシーンもワンサカと出てくる(へ?この映画、年齢制限なし??)のですが、それも楽しんで(?!)見る事が出来ました。重ねて申し上げますが、面白い(^^;! ヘルボーイを始めとした登場人物の面々も、非常にキャラ立ち”していて、もお笑えます。“歩く都市伝説”と化した“超常現象捜査防衛局”の面々が、それぞれ恋人との距離や恋愛について、人並みに悩み、苦しみ、それを酒で紛らわせたり、八つ当たりしたり…。強面と特殊な能力を有しながらも、非常に繊細でナイーブなヘルボーイ達。こんな愛すべきキャラクター達は、なかなかおらんでしょう。て、言うかこんなことで悩んでるアメコミ・ヒーロー、他におらんて! 前作に引き続いて、ヘルボーイを演じたロン・パールマン。本当に適役ですね。彼にとって、この上ない“当たり役”と言えるでしょう。また是非続編が観てみたいですね。出来ればライフワークとして、やってくんないかなあ?あ、デル・トロ監督も是非…。
単純に楽しめました
シリーズ2作目と言う事ですが、前作を見ずに見ました。 と言うよりも前作があるとも知らずに見ました。 が、単純に楽しめる映画で、事前に内容もさほど頭に入れない で観始め、細かいストーリーの辻褄合わせや、他作品等との 比較も考えずに観て、単純に楽しめ、笑え、映像や登場人物に 楽しみ、軽く考えさせられ、面白かったなって終わり、続きが 作られたらまた観たいなって思いました。 取り立てて良い評価と言う訳でもありませんが、本当に単純に 観て楽しむには、お勧め出来ると思います。 色々と考えて観始めてしまうと、この映画の楽しい部分が 減ってしまうと思いますが、悪役王子の顔が、登場した時から ヘビメタのボーカルにしか見えなくて、ストーリーと違う部分で 笑えました。
楽しいデル・トロ・クリーチャーの世界
原作は知らないけど、クリーチャーたちはもろにデル・トロの世界の住人。「市場」のまあ楽しいこと楽しいこと。美術や躍動感のあるアクションも含めて画作りは相変わらず素晴らしい。眼が釘付けになる。 しかし、ビジュアルだけで時間切れだったのか、脚本はボロボロ。親殺しの王子が敵役で妹がいるという設定は『ブレイド2』と同じだけど、あれほども盛り上がらない。場面のつなぎも複線もおなざりで適当だ。ヨハン・クラウスという新キャラは、かなり面白いんだけど、ああもアッサリ良い奴になったらつまんないだろ・・・。娯楽にバランスを向けすぎたんだろうけど、ヴィジュアルとストーリーのバランスがとれてないと記憶に残る作品にはならない。
はしゃぎ過ぎ!!!!!(いい意味で)
『ロード・オブ・ザ・リング』の前章に当たる『ホビット』を監督すると聞いてから、興味が倍以上に膨らんでますよ!デル・トロ監督には! 元々デル・トロ印のクリーチャー造形には定評がありましたしね。選ばれたのは、ある意味当然だったのかも…。 ただですね…どうも一つだけ、自分的に不安がありまして… 前作『ヘルボーイ』でも『ブレイド2』でも『パンズ・ラビリンス』でも感じたことなんですが… 自分的にクリーチャーの量が、なんか少ない!!ピーター・ジャクソンの方がもっと弾けてる!!(気がする…) よし!ここは、『ホビット』の監督が本当に彼に務まるのか、今作で判定してみよう!……て、ことで、鑑賞してきましたw(俺、何様!?) いやいやいや…まったくもって……合格点!! 冒頭から厳しく審査してたんですが、トロールの市場を観た時点で、文句が付けられなくなってしまった…w 何なんだ、この尋常じゃないクリーチャーの数は?? そして、何だ、この尋常じゃなくデカイ怪物は?? とにかく唖然とするばかり… 一体何だったんだろう?前作『ヘルボーイ』のお利口さん具合は… そういや、前作は原作に忠実にしたって言ってたから、大人し目の印象だったんだなあ…(あくまで自分的にスけど…) それで、今作で弾けたとw デル・トロ…こいつ…アホだな??いや、いい意味でw そうなんですよ!やり過ぎまくってるぐらいで丁度いいんです!ファンタジーはw 皆さん、『ホビット』2部作は、安心して待ってましょうねw
アメコミもなかなか面白い!
パンズラビリンスのギレルモ・デル・トロが監督が 関わった作品ということで、前作を観てないのですが鑑賞しました 見かけから嫌われてしまうヒーロー せっかく人間の為に頑張ってるのに嫌われちゃうみたいな でも当人たちは暗くはないんですけどね しかも出てくるキャラ全てがかなり個性的で面白い 予想どおりのダークファンタジーで ストーリーは単純明快だけど 訴えてるところは伝わるし パンズラビリンスの流れを引いたと思われるキャラの登場で ギレルモ・デル・トロが監督らしい作品に仕上がったんでは?と感じました これからに続くのではと思わせる展開もあり 自作も同じ監督なら観てみようと思える作品でした 同監督作の「永遠のこどもたち」も近いうち観たいと思ってます ギレルモ・デル・トロワールドはまりだすとたまらないと思います
すごく面白かった!
久々に面白かった。 やっぱり単純に楽しめるのがアメリカ映画の基本だと再認識しちゃいました。主人公のヘルボーイも良いが、他の登場人物のキャラクターもとってもユニーク。 特に彼女役のリズは、前作の病的な部分が無くなって、さらに魅力的になった。次回作が楽しみです。
トータルでクリチャーやアクションでは素晴らしいものの、 ラビリンスのような予想外の決着を期待して見に行った人には、ちょっとがっかりするかもしれませんね。
『パンズ・ラビリンス』の撮影中に思いついただけに、ラビリンスと共通デザインのクリーチャーが続々登場し、ギレルモ監督ならではのダークファンタジーの世界を展開。 代表格は歯の妖精。ちっちゃくてかわいいけれど、カルシウム分を好み、歯や骨ばかりでなく、ピラニアのように全身の肉体を食い尽くしてしまう、恐るべき存在なのです。こういうキモかわいいクリーチャーが登場するところが、ギレルモ監督ならではの描写ですね。 地下市場のシーンでは、無数のクリーチャーが登場するところがあって、よく見ると一匹ずつデザインが違っていたんですね。監督の懲りようのすごさを感じました。 市場の規模から言って、スターウォーズの異星の市場シーンを凌いでいるといっても過言ではないでしょう。 監督の描く世界は、プロデュースした『永遠の子供たち』を含めてどの作品も、キモ美しいのです。いや~な感じがするのにそれでいて圧倒的美しさを見せつけます。特に森の神エレメンタルが倒されたあと、周辺が森に変わり花吹雪が舞うシーンは、すごく神秘的で美しく感じられました。 物語は、世界中の民話、神話伝承をかき集められた中から作られたようです。後半以降に登場する風景はとても神秘的で、善なる魔物対悪なる魔物の対決にふさわしい舞台が用意されていました。 冒頭少年ヘルボーイに養父が語るゴールデン・アーミーの物語は、大人になったヘルボーイが追体験することになります。この辺は、親から子へお伽話の伝承にこだわりを持つギレルモ監督ならではのストーリー構成といえるでしょう。 また敵キャラとなるベツツーマ王国の一族は、エルフ族であり自然をとても愛する一族でした。エルフを敵キャラとした意図の中には、環境破壊に対する自然界の怒りを描く意図もあったのでしょうか。 王国のヌアダ王子がゴールデン・アーミーの封印を解く王冠を求めて、父の国王を殺すところのワイヤーアクションが圧巻でした。 そして、終盤の無数のゴールデン・アーミーが動きだし、ヘルボーイたちに襲いかかるシーンでは、大迫力のアクションを見せつけます。 壊しても復活するゴールデン・アーミーにどう立ち向かうのか。これは見てのお楽しみ。 それにしても、強面のヘルボーイは、すごくお茶目でした。でも好物の葉巻やチョコを取り上げると怖いことになりますよ~。そして無数のテレビ好き。いったい何台のテレビを持っているのか分からないくらい画面を並べて、自分がニュースになってしまった報道シーンを悦になってみているわけですね。 怪物の存在のもみ消しにに躍起になってきたBDRDのスタッフが、そんなのんきなヘルボーイにカンカンに怒るのも無理はありません。 そんなヘルボーイの上司となるクラウスがこれまた変わった存在。幽体離脱中に肉体を失った霊媒で、いわば空気人間。その生真面目な性格はかえって笑ってしまうところが多々ありましたよ。 あと忘れてならないのが、ヘルボーイの相棒エイブ。水棲人のくせに陸上もOK。ヘルボーイとは好対照で物静かで紳士的なのですが、C-3POのように愛嬌があります。 怪物たちを片付けたあと、ヌアラ王女への恋煩いをヘルボーイに慰められて、ふたりで陽気に歌うフレドリーなシーンが印象的でした。王子が襲ってきているのにですよ。のんきなもんだぁ~。 ああでも、エイブの恋は叶えてやりたくなりますね。弱気なだけに応援したくなるキャラでした。 トータルでクリチャーやアクションでは素晴らしいものの、ストーリー構成面では、疑問が残ります。 エレメンタルが倒されるまでの前半でいったんエンディングを迎えてしまうような展開にしてしまったところが惜しいと思います。せっかく魔物を倒したのに、全然市民から感謝しゃれず、魔物の仲間として避難されるヘルボーイの苦悩をもっと描いたほうが深くなったのではないでしょうか。 あと忘れてならないのが、ヘルボーイの相棒エイブ。水棲人のくせに陸上もOK。ヘルボーイとは好対照で物静かで紳士的なのですが、C-3POのように愛嬌があります。 怪物たちを片付けたあと、ヌアラ王女への恋煩いをヘルボーイに慰められて、ふたりで陽気に歌うフレドリーなシーンが印象的でした。王子が襲ってきているのにですよ。のんきなもんだぁ~。 ああでも、エイブの恋は叶えてやりたくなりますね。弱気なだけに応援したくなるキャラでした。 トータルでクリチャーやアクションでは素晴らしいものの、ストーリー構成面では、疑問が残ります。 エレメンタルが倒されるまでの前半でいったんエンディングを迎えてしまうような展開にしてしまったところが惜しいと思います。せっかく魔物を倒したのに、全然市民から感謝しゃれず、魔物の仲間として避難されるヘルボーイの苦悩をもっと描いたほうが深くなったのではないでしょうか。 加えてもっと予言通されたどおり暗黒面に落としまうのもアリだと思いましたよ。 ゴールデン・アーミーが復活しヌアダ王子と対決する後半でも、『パンズ・ラビリンス』で魅せたひねりがなく、割とあっさり決着します。 ラビリンスのような予想外の決着を期待して見に行った人には、ちょっとがっかりするかもしれませんね。
ただ楽しめば良いのです。
ギレルモ・デル・トロが監督なので きっと何か意味があると勘違いしてしまった。 ヘルボーイのターゲットは中高生、男子なのだ。 ただそれだけ。 それがわかっていればもっと素直に楽しめたはず。 「パンズ・ラビリンス」の監督が作った、 だから何か意味がある、なんて深読みすると痛い目にあってしまう。 Xメン や ファンタスティクフォーのような 超能力者の活躍する映画なのでした。
まぁ
ミュータント系の映画が好きな自分にとっては、こういう映画は好きです! これは2004年に公開された1作目の続編ですが、話を知らなくても楽しめるんじゃないかと思いました。 話的には、悪い奴が出てきて、それを倒すっていう単純なんだけど、普通にファンタジーの話として楽しめるので、余計なこと考えずにみてもらえるといい。 1作目もおもしろいよ
ダークファンタジーの良作
本日、公開最終日で息子がどうしても見たいというので仕方なく見に行くことにしました。 1作目も結構好きでしたが、今回はあんまり見る気が正直しなかったのです。しかし、これがびっくり。めちゃくちゃ面白かったです。ギレルモ・デル・トロはヘルボーイという枠を超えてパンズ・ラビリンスの流れを汲む素晴らしいダークファンタジーを作り出しました。 あらすじは「伝説のゴールデン・アーミーをよみがえらせようとする魔界の王子の前に我らがヘルボーイがたちはだかる!」というところでしょうか?複雑なストーリーはありません。 ヘルボーイ役のロン・パールマンはこの役をやるために生まれてきたような顔をしていますが、知っていましたか?58歳なんですよ!!すげー。ロスト・チルドレンのときからファンなんですが、そんなに歳とっていたとは驚きです。 今回はエイブ(ブルー)の恋の話もちょっと入ってきます。これがかわいいんですよ!!ヘルボーイのファンじゃなくてもダークなファンタジーがお好きな方には是非おすすめしたい映画です。 ちなみにギレルモ・デル・トロが昨年プロデュースしたOrphanageは日本で公開しないんでしょうか?すごく面白いオカルトスリラーなんですけど・・・。
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