GSワンダーランド

劇場公開日:

GSワンダーランド

解説

1960年代後半にブームとなったGS(グループ・サウンズ)をテーマに、音楽に夢をかける若者を描いた青春映画。「キル・ビル」の栗山千明、「蝉しぐれ」の石田卓也、水嶋ヒロ、浅利陽介ら人気若手俳優が出演している。日劇の舞台に立つ夢を抱くマサオ、シュン、ケンタ、ミクは、白タイツにフリルの王子様ファッションがトレードマークの“ザ・タイツメン”で不本意ながら女の子たちを中心に大ブレイク。しかしミクは本当は女で……。

2008年製作/100分/日本
配給:デスペラード、日活
劇場公開日:2008年11月15日

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(C)2008「GSW」製作委員会

映画レビュー

5.0栗山千明さん

2023年6月8日
iPhoneアプリから投稿

千明ちゃん❤️可愛い✧*🕊‎𓈒𓏸𝒩⃝̤̫♡な⃝あ⃝㋒㋑㋸㋜♡𝒩⃝̤̫🕊‎𓈒𓏸⋆* まさに阿鼻共感!

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ミスター

3.5意外と…

2009年11月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

単純

意外に面白かったです。 まぁ話が読めてしまう部分はあるし,舞台が舞台なので思わず苦笑な感じもありますけど。 いま大活躍の俳優陣のそんな姿も新鮮です。 あまり期待してなかったぶん余計に楽しめました!! ラストの温水さんバンド最高ですねww

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みやこ

4.5私が生まれる前のブームなのにどこか懐かしい。

2008年12月4日

笑える

楽しい

幸せ

1968年にブームを巻き起こしたというGSは、私はこの映画で初めて知りました。いやー、時代ってすごいね、だってどう考えてもダサイもん。何このマッシュルームカット。でもダサイけどなんかいい味出してるんですよね~。そして日劇。私は映画館の日劇しか知りませんが、日劇って日本劇場の略だったんですね。そして当時は歌謡ショーをやっていたらしい。 栗山千明が男装と聞いたので、どんだけ男装するのかと思いきや、全然できてませんでした。だいたいバンドを組むことになったシュンなんて最初っから絶対お前女だろって言っちゃうぐらい、普通に女の子。それでも梶井は無理矢理ミクを男としてデビューさせちゃうからすごいです。 しかし最初「ザ・ダイヤモンズ」としてデビューした彼らの歌は全くヒットせず。このザ・ダイヤモンズのジャケットがねー、ウケます。シュンの顔が写ってないの。グループ名間違ってんの。 そして大の大人達がヒットを狙って真面目に考えに考え抜いた結果、が「ザ・タイツメン」。タイツを履いた王子様。いやー、かなり恥ずかしいです、この格好。それでもレコード会社に言われるまま「ザ・タイツメン」にグループ名を変えてデビューしたらこれが意外や意外、大ヒット。タイツを履いた王子様。中でもミクがすごい人気者に。 でも彼らがやりたかったこととは明らかに方向が違うんですよね。レコード会社に言われるまま、自分達がやりたかった音楽ではないものでヒットしてしまう。これはデトロイトメタルシティ と同じ現象です。売れるのと好きとは違うからなぁ。それでも大勢のお客さんの前で演奏して歌を歌い、拍手をもらえるというのはやっぱりうれしいものなんですよね。方向が違くてもやるきゃないって前向きにやる姿は、このダサイ格好でも格好良かったですから。 映画の中でこの姿でデビューした彼らも偉いけど、実際に栗山千明、石井卓也、水嶋ヒロ、浅利陽介の4人も本当偉いと思う。この格好、いくら役とはいえ、相当恥ずかしいと思いますから。 映画はかなり笑えるシーンがあったのですが、私が一番面白いと思ったのは「ザ・タイツメン」のテレビ番組での紹介。「ザ・タイツメン」4人が花壇の前で並んで歩いたり、野球したりする映像を紹介する番組で、そういうの、考えてみたら今もあると言えばあるんですが、ともかく古臭いんですよ。番組が。映像も語りも一昔前という感じで、それが妙にツボでした。 あとはレコード会社の企画会議が面白かったです。岸部一徳、最高! 宿敵、「ザ・ナックルズ」のボーカル役の高岡蒼甫は本当最初から最後まで腹立たしかったですよ。ここまでムカツク役を演じられるのはある意味すごいことかも。私もジュース頭からぶっかけてやりたかったわ。 正直ストーリーは陳腐といえば陳腐なんですが、なんだろうな、この面白さは。GSを知らない私でもかなり楽しめるし、GSを知っている時代の人たちは懐かしい気持ちで観れる映画なのではないかと思います。そしてブームは過ぎ去るもの。そんなちょっぴり切ない青春を感じたりもできます。 でね、「ザ・タイツメン」のデビュー曲「海岸線のホテル」がいいのか悪いのかわからないですが、すっごい耳に残るんですよ。映画の帰り道はずーっと頭の中にこの歌が流れてたし、今も歌えちゃうぐらい。1回映画観ただけなのに、これはすごいインパクトある曲ですよ。 本当笑って楽しんで元気になれる映画でした。私が生まれる前のブームを知れたのもなんだかちょっぴりうれしかったです。

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masako

3.0GSブーム全盛の不思議な世界。

2008年11月24日

笑える

楽しい

○  ブームってもんは、終焉が訪れるからこそブームなんだよ。  でも、だからこそ、同じアホウなら踊らにゃ、損、損。  GSブームが日本中を席巻していた1968年。  演歌専門のファインレコーズでもブームに乗ろうと  GS専門レーベルを立ち上げることになり、  弱小プロダクションの梶井(武田真治)が  早急に新人バンドの発掘を任されることになり、  屋上で演奏していたザ・ダイアモンズを結成したばかりの  マサオ(石田卓也)、シュン(水嶋ヒロ)、ケンタ(浅利陽介)を誘う。  しかし、デビュー曲にはオルガンが必要と分かると、  歌手志望で北海道から上京してきていたミク(栗山千明)を男装させ  ミックとしてメンバーに加えることにする。  デビュー曲は惨敗に終わったものの、  路線変更し白タイツで編み上げロングブーツにマッシュルームカットの  フリフリな王子様スタイルで、  ザ・ダイアモンズ改めザ・タイツメンとして売り出されることになる。  キャッチフレーズは“タイツを履いてニュー歌謡”だ。  GSブームで盛り上がる不思議な世界で、  そのブームに乗ろうとする大人たちが面白可笑しく頭を捻る音楽業界に、  夢は日劇!という純粋な思いを抱いて飛び込んだ  4人の若者たちを描いた青春音楽コメディで、  分かりやすい見所は、栗山千明の男装と、石田卓也の見事な歌声。  それから、レコード会社の社長に  元ザ・タイガースの岸部一徳という所と、  耳に残る主題歌“海岸線のホテル”が、  作詞・橋本淳&作曲・筒美京平だということと、  色鮮やかなファッションでしょうか。  GSブームを全く知らない世代としてはどこまで当時の様子を  再現できているのかは分からないが、  ツカミとなる“秋田ネタ”で、そんなんで騙されるのか?と思っていても、  それが当時の異常さなんだろうなと知らない世代にも分からせ、  ザ・ダイアモンズが適当に結成され、売り上げは惨敗するも、  ミスをいいことになかったことにして、路線変更し、  これまた適当に考えたようにザ・タイツメンとして売り出して、  あれよあれよという間にミック人気で、ちょいブレイクしていく様子は、  ブームに乗って、二匹目、三匹目のドジョウを狙い、  今のうちに売り出すのだ、という当時の異常な盛り上がりを、  知らないながらもよく再現してるんだろうなと思わせ、  テンポもいいし、面白い。  再現ということでは、  冒頭の日劇の様子などはナカナカだったりするのかな。  映像も少し色調をかえて懐かしさを感じさせ、  ちょいブレイクした後の昔のテレビ番組っぽい  ザ・タイツメンの紹介番組とか、  今見るとショボいセットとか、バンドの衣装だけでなく、  ファンたちのファッションも、  ファッションってグルグル回ってるんだなぁ、  というのがよく分かって面白かったりする。  ただ屋上のシーンでの屋上にあったアンテナだけは気になったな。  その屋上から見える絶対に当時は存在しなかった建物などは、  CG処理してたりするんだろうけど、  どうしてアンテナはそのままだったんだろう。  その中に岸部一徳が居るというだけで、  当時の岸部一徳を知ってるだけで面白いのかもしれないが、  レコード会社の会議シーンはベテラン俳優ばかりで、  もっと面白く出来たような気もするけど、  それほど面白くもなかったんだけど、ビジュアル的な面白さだけでなく、  ザ・タイツメンのメンバーのボケとツッコミには結構笑わされた。  ただ、石田卓也と浅利陽介の間の取り方がよすぎるのか、  そこに栗山千明が加わると少しテンポを落とし、  水嶋ヒロが加わってくると面白さがガクンと落ちて、勿体ない気もする。  栗山千明はビジュアルでの作品への貢献度が  大きいのであまり文句はないんだけどさ。  水嶋ヒロはどんな役でも水嶋ヒロだなぁ。そりゃあ石田卓也が歌うさ。  もしかして水嶋ヒロって、音痴だったりするのかな?  高岡蒼甫率いるザ・ナックルズは、ザ・タイツメンの姿を笑い、  人気が出たら足を引っ張り、しかし、自分たちは変わり身が早く、  プロダクションの社長が自分自身を振り返って語っていたような存在で、  自分を貫かない姿勢は、ある意味で尊敬して、  何とかブームに乗ろうとする、  そんな人たちも多く存在したんだろうなと思わせる。  最初にレッスンを一緒に受けることになる温水洋一率いる  緋田康人、大堀こういち、村松利史というメンバーで、  全くフレッシュじゃない、  ザ・フレッシュ・フォーは出オチというような顔ぶれで、  レッスンを受けるシーンでは相当笑わせてくれるが、  後の使われた方は、  僕としては2度目は笑えなかった。  間にスピーディーにもう1度入れていれば、2度目は失笑でも、  3度目は爆笑だったかもしれないのに、と思ったけど、  お前らいつの間にだよ、というオチはよかったな。  それはよかったんだけど、  ストーリーとしての締め方はダラダラしちゃったなと。  妙な感じを出しての“忘れ物”なのはよく分かる。  しかし、あの舞台で、あの盛り上がりで、あの締め方には、  未練が残るんじゃね?と思ってしまって、  屋上でもよかったんじゃないかなぁと。  もしくは秋田ネタを逆手にとって笑わせて、  スパッと締めてもよかったんじゃないかなぁと。  あまり期待していなかったので、  いや、だからこそなのかもしれないけど、  それなりに楽しめて、不思議な世界を堪能できました。 ○

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いきいき

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