「おいしそうなお弁当」のんちゃんのり弁 kokkoさんの映画レビュー(感想・評価)
おいしそうなお弁当
小西真奈美さんの今までイメージを一新するかのような元気な演技にパワーをもらえる作品。
明るく、元気一杯、前向きな主人公が下町の暖かい人々に助けられながら、夢を実現していく、心温まる映画です。
今リアルな問題として取り上げられている
就職難で失業者があふれ、手に職が無いまま結婚し、事情があり離婚して就職先探しに悪戦苦闘している女性が多い
現代にはあまりに現実味があるテーマ。実はとてもシビアな問題ではあるので、労働し、自立する者にとっての
激励が込められた作品なのかもしれません。
主人公の小巻は、31歳にも関わらず、何故にこんなに世間を見る目が甘いのか?と思うところもあり、
さらに離婚もしていないのに、健夫と甘い関係になったりと共感できないところもありましたが、
逆にその部分がリアルでよかったです。好きなことを仕事に出来る人はほとんどいませんが
彼女のように意思が強い生き方が出来れば、ある意味楽しい人生が歩めるかもしれませんね。
小料理屋の主人である岸部一徳さん、小巻の母親役の倍賞美津子さんも存在感がありました。
さらにのんちゃんがとてもキュートで愛らしかったです。
のり弁を始め、様々な料理が出てくるのですが、全ておいしそうなので、空腹で映画鑑賞はおススメできません。
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