ACACIAのレビュー・感想・評価
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モヤモヤする
大魔神(アントニオ猪木)になつく子供の行動が奇妙でご都合主義で嘘っぽくて最初は理解できないけど、でも、凄くプロレスっぽいんですよ。そう思うと全部がプロレスに見えてきて、主演が元プロレスラー、その役は元プロレスラー、そしてストーリーもプロレス。
まさにプロレスファンに向けた作品だと感じました。プロレスが好きな人は楽しめると思います。僕はプロレスファンじゃないのでそんなに楽しめませんでした。
映画の出来はあまり良くないが…
話の筋が荒唐無稽すぎる。都合良く話が進み過ぎ。台詞に現実味がない。船の上ではしゃぐと何もかもうまくいってしまうのが怖い。あと大魔神の奥さんが一人でしゃべりだすシーンも怖い。タクロウはなぜあんな簡単に母親を許すのか。)………etc.
よくない所は結構多い。
タクロウと大魔神がであうシーンの猪木が面白すぎる。取り立て屋は何故無謀にも猪木に殴り合いを挑んだのか。北村一輝がいっこく堂にしか見えない。なんで大魔神のムスコは家族写真で覆面を被っているのか。北村一輝が大魔神にプロレス習うシーンの少年野球がやる気なさ過ぎ。というか猪木のでてくるシーンではすべからく笑ってしまう。………etc.
良い所も結構多い。
結果:見に行ってよかった。
いっこく堂と北村一樹がソックリ!
5/31にアントニオ猪木さん主演の映画、ACACIA-アカシア-のプレミア試写会に行ってきました。
辻仁成監督、主演のアントニオ猪木さん、子役の林凌雅、そして、主題歌の「アカシア」を唄っている持田香織さんが登場して、ゴージャスなプレミア試写会でした。
比較的前の方の席だったので、近くで見られて嬉しかったです。
初めてナマの猪木さんを拝見しましたが、サービス精神旺盛で、とても楽しい方ですね。
猪木さんの「お元気ですかー!」の登場で大笑いして、
「1・2・3・ダァーッ!」を試写会場全員で一緒に出来て、元気をもらえました。
いちばんのスペシャルは、持田香織さんのナマウタが聴けたこと!!
生演奏で、ギターとチェロに乗せて唱う持田香織さんは素敵でした。
彼女の声と曲がマッチしてて聞き入ってしまいました。
実物の持田さんは肌が白くて、本当に美しくて、ナマで見られてファンになってしまいました(笑)
映画がはじまる前に、辻さんが「猪木さんの男泣きのシーンが素晴らしい!」と何度も力説していたので、
男泣きのシーンを期待していましたが、私にとってはそんなに心に響くことも無く・・・・。
それよりも、辻さんの細さにビックリ!
ロングのストレートヘアーに、ピタピタの黒いパンツが更に細さを強調してて、ついつい見入ってしまいました。
映画の感想は、辻監督が、いったい何を伝えたいのか私には全く判らない映画でした。
生活保護で生活する老人だけの公団住宅が出てくるし、
市のケースワーカーの役をしている北村一樹などでるので、
老人問題を突っ込むのかと思いきや失速。
子供を置き去りにして恋人のもとへいく虐待母の問題を描くのかと思いきやそうでもない。
もう少しひねって、ウマイ、と思える映画作りをして欲しいなぁ・・・。
いろんな題材を描きたいのに、どうまとめて良いのか判らず、
とりあえず色々と撮影して映画にしたので、
映画を見る側で辻仁成の世界観や言いたいことを察してください、
と言わんばかりの、まとまりのない映画でした。
人形を使って腹話術を用いて老人の心を開く
、ケースワーカーの役どころを北村一樹さんがやっています。
その、腹話術をしている北村一樹さんが、
最近見かけなくなった「いっこく堂」に見えて映画のストーリーそっちのけで、
「いっこく堂」と北村一樹さんが良く似てることを再確認しちゃったこと。
最初から最後まで気になってしょうがなくて
「この人は北村さんではなくて、もしかしたら、いっこく堂かな?」
と、ストーリーそっちのけになってしまいました。
これは狙ったのか?
なぜ腹話術なんだ?
あれは北村一樹じゃなくって、いっこく堂なんじゃないか??
そっくり過ぎるじゃないかーーー!!
まぁ、ナマの猪木さんから元気をもらえて、
持田さんのナマウタを聴けたので見に行って良かったです。
アントニオ猪木ありきか…
ミッキー・ロークの「レスラー」を、日本でやるとこういう感じになるのか?
ひねりなどは特になく、なかなか都合のよい展開。ここまでくると、潔さを感じるほど。アントニオ猪木の第一声、最初の台詞を聞くと、「あちゃあ!」と顔を覆いたくなる。そこまで下手です。だけどこれが不思議なもので、見ているうちに彼の芝居がどんどんうまくなっていく。芝居というか、絶対的な存在感と味のあるキャラクターで、見ていて違和感がなくなってくる。やっぱり猪木はすごいのだ……。
これは監督のプライベートフィルムといっても過言ではないだろう。監督は、離れて暮らす前妻(南果歩)との間に授かった息子に届けたかったのだと思う。ただ、その重さがあまり響いてこなかった。ロークの「レスラー」には、「レスラー」ゆえの哀愁がぷんぷんと漂っていた。現役と引退の差はあるかもしれないが、アントニオ猪木のレスラー臭が、ミッキー・ロークのそれに劣る。レスラーをキャスティングするなら、それゆえの哀愁や葛藤をもっと出してほしかった。もちろんレスリングの映画じゃないのだから、レスリングのシーンをということではない。それか、いっそのこと奥さん役に倍賞美津子(本当の元妻)を配役して欲しかった。すごく見ごたえありそう…。
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