「猪木愛が結実した、ある形」ACACIA 義理人情さんの映画レビュー(感想・評価)
猪木愛が結実した、ある形
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辻仁成による、アントニオ猪木へのラブレターのような映画だ。
函館港に水揚げされるイカが大好物だという猪木が、映画の主演俳優として
函館入り。異色の組み合わせでどうなることかと思ったが、想定の範囲内の
ところで落ち着いたと言うべきか。
何せ、アントニオ猪木である。
演技論云々について言及するのは野暮ってもんだ。
たかが猪木、されど猪木。
スコアの2.5というのは、銀幕にアントニオ猪木が映っているということ
だけでつけた点数だ。
猪木が泣き、笑い、怒り、悲しんでいる。
その悲しみにこそ、猪木の生涯を物語るに相応しいのかもしれない。
元妻役の石田えりとの抱擁シーンは秀逸だった。
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