フィッシュストーリーのレビュー・感想・評価
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正義の味方そだてようぜ
最後にとんとんと話が繋がっていく伊坂ワールド。個人的には山本未来の正義の味方のシーンが格好良くて好きだ。親に正義の味方になれと育てられ、でもそんな機会に出くわさず生きてきた青年が偶然シージャックに出くわし、ついに来た出番に大活躍する。男の子ならぐっとくるはず。
つながりが引き起こす!
うん!おもしろい!
原作者の伊坂幸太郎のお話は「短編」でシンプルでありながら、伊坂節満載のドライな温かさ持ったお話でした。
この作品は、その世界感をベースに大きく膨らませて、我々がいる時間とは違うパラレルワールドの中で起きているような現実感が希薄な世界で展開していきます。
伊坂さん得意な、話の時系列を分解しそれぞれの興味をそそられる様な内容をちりばめられて交わったりそうでなかったり・・・。
そんな、伊坂節ではありますが・・・
映画としては本当に面白かったですよ。
なんとなくB級感の臭いもしつつ楽しめる映画だと思います。
なんといっても、ラストの衝撃!
学生街の弐番館で鑑賞したのですが、若い方々がラストの衝撃で拍手が沸き起こったのは面白くも感激した作品でした。
今日、時間を持て余しているあなた!
見てごらんよ。 楽しい映画!だよ。
礼なら、父に
映画「フィッシュストーリー」(中村義洋監督)から。
伊坂幸太郎さんの同名小説の映画化であるが、
場面設定も違うシーンが多く、最初ちょっと戸惑ったのは本音。
もちろん原作をそのまま映像化する場合もあるし、
今回のように、根底に流れる考え方は崩さず、
監督や脚本家など、映画スタッフにより変える場合もある。
どちらもありだと思うし、原作者が納得してくれればいいのだろう。
私は、原作がある場合、最初に図書館で本を借りて読む。
そして、じっくり読み終えてから、映画観るタイプなので、
この文字が、映像になるとどう変わるのか、
原作でメモした台詞が、映画でも使われているかな?などという
ちょっとオタクっぽい鑑賞の仕方をしているのも事実である。
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な物語で、偶然が重ならないと
繋がっていかない展開の中、大事な役割は「正義の味方」の出現。
小説では「ハイ・ジャック」、映画では「シー・ジャック」をやっつける役、
彼がいなければ、この物語は続いていかないのだが、もっと面白いのは、
その「正義の味方」を育てた父親がいたから・・という視点。
それを思い出すのは、正義の味方が事件解決の後、呟く台詞であろう。
「礼なら、父に」
(書籍では、最終的に世界を救った女性が呟く。「お礼は、その人のお父さんに」)
世の中に起きていることは、すべて多くの人が関わっていることを
この作品で、再認識する事になる。(笑)
この映画を観ることが出来たのも、伊坂幸太郎さんを育てた親がいたからだな。
フィッシュストーリー。
名曲です
原作者の小説は何読んでも面白くないけど、この映画は面白かった。
最後にすべての時間がはまる時、思わずニャってしちゃいますよ。
物事に置いて、何か一つが欠けても、最終到着点は違ってくる。
あの時に遊びに行かなければ、あそこで電車のあの車両に乗らなければ、あの時あのお店に入らなければ、あの人に声をかけなければ・・・。
後悔的な事だけでなく、幸運も含め、人生はそんな事で溢れてるんでしょうね。
映画の最後に、「そうか、そう来たか」って思えた時、そんな事を考え、あの売れないバンドの曲が、私の頭から離れなくなりました。
たぶん、今夜お風呂で口ずさみますね。(笑)
他にも大好きな森山君や濱田君、伊藤君が出ているし、女子高生役の多部さんが、銃を向けられた時の「えっ・・・・??」って顔のところ、とても面白く、楽しい映画でした。
原作とは違った面白さ
伊坂さんの原作「フィッシュストーリー」を読んで、映画もあるのかぁ見てみよう。と思い、見てみました。
だいぶ原作とは違いました。
濱田さんのシーンから、森山さんのシーンまで…
世界を救った、多部さんのシーンが一番違ったかな(笑)
でも、これはこれでおもしろかったです。
ただ、しつこいようですが原作を読み終わったときのあの幸せの感じを思い出すと、原作のままやってほしかった気もします。
みんなヒーロー!
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