「映画だけでは人間関係が読み取れない」MW ムウ ルルさんの映画レビュー(感想・評価)
映画だけでは人間関係が読み取れない
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玉木宏がとにかく格好良く綺麗に撮られている作品でした。
というより、見終わった後にそれしか印象に残らない作品、という。
公開前に「美しきダークヒーローな玉木宏!」的な宣伝文句が多々舞っていたので、そういう意味では宣伝通りでしたが、手塚治虫の原作を映画化、というにはまだまだ全然及ばないと思いました。
何より、一番表現してほしい結城と賀来の人間的な関係性が殆ど描かれていないため、二人のあの矛盾した関係性がわからないし、また結城と賀来の人物設定(原作では賀来が結構年上だったりするのに)も変えられてしまっていて、キャストありきで映画化したのかな~と思ってしまいました。
冒頭のタイでのカーチェイスシーンは良かったは良かったのですが、そこはそんなに重要じゃない割に長くて、結局飽きてしまって最後のほうがつまらない、ご都合主義展開に見えました。
同性愛描写はしないにしても、他の変えてはいけない部分を変えてしまっているように思いました。
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