「悪魔が取り付いたか?!結城美智雄」MW ムウ りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔が取り付いたか?!結城美智雄
30年前に書かれた作品ということで、ストーリー的にも、映像的にも、目新しいことはなし。
でも、この映画には玉木宏あり。
「好青年」「良い人」の玉木宏が、この役のために7kgも減量したことは、大成功だと思う。
細すぎる体。
思わず、ゾクッとする冷たい目。
ナイフのような鋭利さ。
冷徹な殺人鬼。
どれも、今までの彼とのギャップが良い。
善と悪。
光と闇。
神父と殺人鬼。
いろいろな謎を解き明かしながら、話はすすむ。
退屈はしない。
玉木宏演じる結城美智雄が、≪悪≫だとわかっていても、なぜか肩入れしたくなる。
きっと、絶対的な悪ではないから。
他に≪良い人面した本当の悪≫が存在するから。
最後は良い。
途中、911テロを思い出した。
風刺も入っているのかな?!と思ったのは、私だけかな。
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