「あっさりとした実写化」MW ムウ キキョウさんの映画レビュー(感想・評価)
あっさりとした実写化
あの「MW」を、いろいろな意味で、実写化できる
ものなのだろうかと思いましたが、さすがに結城と
賀来の関係は、原作通りとは行かなかったようで、
二人の生い立ち(特に結城の)を変更してしまった
せいもあって、原作のようなエキセントリックな変装や
猟奇シーンは影を潜め、PG-12指定ではあるものの、
随分とあっさりしたピカレスク・ロマン(古っ!)に
仕上がったという印象を受けました。
もっとも、Vシネマでもない限り、忠実な映画化は
無理でしょうし、少なくともこのキャストでは、誰の
所属事務所も許可するとは到底思えませんでしたが…(笑)
手塚治虫「原作」ではなく、「原案」の別作品として観れば
キャストも魅力的で楽しめる作品だと思います
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