ホビット 思いがけない冒険のレビュー・感想・評価
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個人的にはまったく面白くなかったし、意味がわからなかった。
ロード・オブ・ザ・リング」は一作目で脱落したので、見ない予定だったけどたまたま時間が合ったので3D字幕版で見てしまった。
すぐに失敗したと思った。
まったく面白くない。
さらにこの映画の場合、字幕がすごく目ざわりで、吹替版にすればよかったと後悔した。
最初は眠くて眠くて、半分寝ている状態。
でも、お金を払ったのだから、少しでもいいところを見つけて楽しもうと思い、根性で見たがダメだった。
3Dの演出はうまいと思ったけど、中身をともなっていないと、無意味に思えてしかたない。
世界観がすごいと聞いていたので、すごいのかも?と思ったがこんなメチャクチャな世界のどこがすごいのかよくわからない。
仲間も誰が誰なのか、キャクター設定が曖昧でよくわからないし、外見も気持ち悪いだけ。
敵も同様で、かなりどうしようもないキャラクター。
ファンタジーだから、なんでもアリで、突っ込むのはナシなのかもしれないけど、どうせ魔法で解決するんだから、こんなどうしようもない旅や戦いやってないで、魔法でいっきに目的地まで行って、さっさと魔法でやっつけろよ、と言いたくなった。
たぶん今回のシリーズも一作目で脱落しそうです。
今後見るとすればDVDかな?
いいぞ、ビルボ・バギンズ!次回作も楽しみです
ワクワクの冒険ファンタジー、面白かったです。いいぞ、ビルボ・バギンズ!次回作が楽しみでなりません。
「ロード・オブ・ザ・リング」は人物が多く世界が広大であちこち飛ぶので、劇場で観た時はついて行くのがやっとという感じ。
それで今作もDVDでじっくり観た方がいいかなと尻ごみしてたのですが、旅する彼らにとにかくくっついて行けばいいので、わかりやすかったです。
3Dで広がる世界は美しく、思わずタメ息です。
ドワーフ族や魔法使いのガンダルフと共に、思いがけず冒険に旅立ったホビット族のビルボ・バギンズ。
前シリーズのような悲壮感はあまり無く、大人数の賑やかパーティでした。懐かしいキャラクターの登場も嬉しかったです。
ビルボ・バギンズの平和でまっとうな人柄がとても魅力的。マーティン・フリーマンはピッタリでした。
灰色のガンダルフが健在!茶色のラダガストもいいキャラでした。
せっかくなのでHFR3Dで鑑賞。他は観てないので比べられないけど、クッキリして見易かった、長時間作品も苦にならなかったです。
ー追記ー
何度観ても面白くて。原作読みたいけどガマンして、次もビルボ達と旅するのを楽しみに待つことにしました。待ち遠しい!
次回作も楽しみ
長い
評価が高い理由が解らない
あとの2作が待ち遠しい!!
私は、リアルタイムで「LOTR」は見れなかったのですが、
DVDで見てとても感動し、今回の「ホビット」も原作を読んですごく楽しみにしていました。
2Dで見ましたが、3時間飽きることなく楽しめました!!
今回の作品は「LOTR」のような深い物語ではないですが(原作が元からそうですが・・)、また中つ国に帰れたこと、そしてまたあの壮大な音楽と映像に会えて興奮でした!
「LOTR」の時はあれだけの量の原作を3本にまとめたので、
けっこう省略をしたりしてシーンも次々と変わっていたので、理解するのが大変でした。
でも、この「ホビット」では、原作により忠実で一つ一つのシーンがじっくりあったのでとてもわかりやすかったです。
それで上映時間が3時間もあるので長く感じるのはわかりますが、
元は2部作のつもりで撮影していたというのもあり、
たぶんPJ監督も前回の「LOTR」があわただしくなってしまったのをふまえて、
「LOTR」と比べて原作の量が短い「ホビット」をおなじ3部作にして一つ一つのシーンを長くしてよりわかりやすくしたのではないかなと思います。
俳優陣も役柄にとてもあっていて、
特にビルボ役のマーティン・フリーマンはちょっとおどけた感じの愉快なホビットに本当にピッタリで、「LOTR」とは違う遊び心がはいった雰囲気を出していました。
あとの2作もどのようになるのかが、とても楽しみです!!
この「ホビット」を映画化すると決めてから撮影まで入るのに5年かかったほどとても苦労して、やっとこうやって実現することができて、とてもうれしいです。
またこの「ホビット」を見て、リアルタイムで「LOTR」を見れなかった人(私もそうなのですが)に興味を持ってもらう機会ができたことに、本当に感謝しています。
この作品をもっと多くの人に知ってほしいなと思います!
意外にあっと言う間。
冒険好きはぜひ観て!
すっごい面白かった!!予告が悪すぎる!映画の中身は170分を感じさせない程楽しいのに
あの予告じゃハラハラドキドキが伝わらないよ〜!
この映画を見ると前作が見たくなったり、RPGゲームがやりたくなったり冒険に行きたくなったりします。
ガンダルフとエルフ以外は新キャラばかりで最初はパッとしないけど映画を観ていくと良いキャラクターばっかりです。イケメンもいた!
映像も素晴らしいです。ゴラムとバギンズのシーンは長く感じました。ゴラムがよりリアルに気持ち悪くなってます。あのシーンもっと削ってもいいのに。
友情と勇気って素敵。その為には倒しても可哀想に思えない怪物は必要だなと改めて思った。
悪役も大事です。
本当に面白かったからたくさんの人に観て欲しいです。
最高にスペクタクルな大冒険
上映時間がとても長い映画ですが、大迫力で広大な世界観とアクションで興奮されっぱなしでした。
これだけの世界観をとても長い上映時間にも関わらず一度も崩さずにいられる力量はさすがピータージャクソンさんと言わざるをえません。「ロードオブザリング」三部作と「キングコング」で見せてくれた技は今作でも存分に見せてくれます。
大群のゴブリンからの逃走劇や、デカい岩人間(?)の大激闘など見せ場も盛りだくさんでスリル満点。おかげで充実した映像体験をさせてもらい、2012年終盤で最高のスペクタクルを体感できました。
ただ上映時間の割にキャラクターの(特に新参入者)見せ場と心情描写がよくできてなかった気がします。まあキャラクターも多く次回作もあるということで今回はお預けしただけかもしれませんが、役者がみなよかっただけにその辺残念に思えます。
あとHFR3Dなんですが最初は慣れずテレビドラマを見ているような感じでしたが、徐々にその感覚も不思議と消えていきました。しかし中盤付近の狼からの逃走劇はとても不自然で完成度がそれほど高くない映像に思えました。人によっては上映方法を確認して見ていった方がいいかもしれません。
とはいえスペクタクル度は近年の映画の中では間違いなくトップです。体力を十分に蓄えて映画館で見るべき映画だと思います。
あぁ、エンディングで流れたあの歌が頭から離れない(笑)
長くは感じなかった
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の前日譚で、これもまた3部作なんですね。
まず上映時間の170分…これが全く長く感じない。
オモシロイ映画って、そういうものでもっと観たいくらいの気持ちにさせてくれる。これがツマラナイ映画の170分だったら拷問なんですが…。
このての映画が苦手の人にはキツイかな…
前の3部作の世界観そのままで、どんどん話に引き込まれていきました。
序盤が少しもたつくのと若干CGの動きが怪しい場面もあるにはあったんですが、そんなこと全然気にならないくらい楽しい170分でした。
やっぱりこの世界観は苦手の人にはキツイかな…大きなスクリーンで観てこそのものだと思います。
現実には味わえない世界ですからね。夢の世界へ…
なかなか良いものです。
怖いΣ(‾□‾;
3Dを意識した動きの激しい緻密な映像。3D映像の楽しさを満喫できました。
「ロード・オブ・ザ・リング」は、格別思い入れの深い作品です。見るほどに映画愛が深まったのでした。もうあんなファンタジーはできないのかとため息をついていたところに、何とあり得ない続編が登場したので、狂喜乱舞で嬉しくなりました。
続編といっても、本作はトールキン原作「指輪物語」の60年前を描く前日譚、ホビットの冒険」を3Dで描いたもの。不気味なゴラム、ガンダルフなど懐かしい面々と久々に再会して、ワクワク感満点!
前シリーズに比べて、ストーリーが単調という批判があるけれど、まだビルボたちの冒険は始まったばかり。第2部の『ホビット スマウグの荒らし場』は2013年12月13日(金)、第3部の『ホビット ゆきて帰りし物語』は2014年7月18日(金) の公開が決まって、今回はまだまだプロローグの要素が強いので仕方ないと思います。
それでもラストのオーク族の地下の王国に捕らわれたドワーフたちと、オークたちとの大戦闘が見どころ満点でした。3D映像の楽しさを満喫できる上下左右の動きの激しい映像で、まるでディズニーランドのアトラクション映像のようです。
オークのアジトは、地底も見えないほどの深い谷間が続き、そこを渡る通路といえば、今にも崩れそうな板が無数に組まれているだけなんですね。ドワーフたち旅の一行は、その上をオークに追われながらも、闘いながら走り抜けていくのです。縦横無尽にカメラが動き、躍動感、臨場感たっぷり!ご覧になるのなら、絶対3Dがお勧めです。
精細な画質に拘った本作は、長編映画では初となる毎秒48フレーム(通常の倍)の高い描写速度で撮影。その極めてクリアな解像度で、3Dメガネを通して冒険の世界に入りこんでいるような驚きを感じることができました。ちなみに通常の3Dに加え、一部劇場では、より明るく見えるというHFR3D(ハイ・フレーム・レイト3D)で上映されるそうです。
特に種族ごとに大きな身長差のあるキャラクターたちが動き回ることで、余計に強く立体感を感じることができました。それは、まるでおとぎ話のドキュメンタリーをみているような感じになってくるのです。
そんな実在感は、ニュージーランドのロケーションをふんだんに取り入れた、大自然にあふれた土地の“実写”が基本であること。作品の舞台である「中つ国」は神話的な世界であるものの、雄大な実写映像が背景として挿入されることで、ドキュメンタリーのような生々しさを感じてしまうのですね。
ところで、「ロード・オブ・ザ・リング」は、一本が4時間という長尺が当たり前でした。本作も2時間50分の長尺だが、少しも気にならず、作品世界にのめり込むことができました。まるで二本分見たようになれる点でお得感たっぷりです。
物語は「ロード」の60年前。平和を愛する小さな種族ホビット族の村から始まります。ホビット族のフロドの養父、ビルボのビルボの前に、魔法使いのガンダルフが突然現れます。ガンダルフは、ビルボに13人のドワーフたちとともに、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われたドワーフ王国を取り戻すための冒険の旅に誘います。しかし、臆病なビルボは、参加を固辞。そんな事はお構いなしに、引きづり込むガンダルフの強引さに大笑いしました。なにしろ、問答無用に旅の仲間となる野蛮そうなドワーフ族たちが次々とビルボの家に押しかけて、傍若無人に宴会を始めてしまうのです。戸惑うばかりのビルボでしたが、陽気で憎めないドワーフたちに次第に馴染み、ドラゴンに奪われたドワーフの故郷を取り戻すという彼等の悲願に心寄せていった結果、ホビットらしからぬ冒険好きの血が騒いだためか、ビルボも送れて加わることになるのです。
本作の見どころは、ビルボの心の変化。まるで日本人の平和ボケのように、自分さえ平和ならいいんだと暮らしてきたビルボが、嫌々ながらも思いがけない冒険に加わることで勇者として成長していくところです。本作でもラストでビルボが勇気を示すシーンがあって、ちょっとうるっときました。旅に出てからは、お決まりの次々と降りかかる災難で息もつかせぬ展開。さらに辿りついたのは、神秘的なエルフ族の土地。ここも懐かしいですね。ガラドリエルやエルロンド卿といった、「ロード」でおなじみの面々と再会できるのも、ファンにとってはうれしいところです。
さて、前途したオーク族のアジトの谷底に落ちたビルボは、ゴドムと出会い、彼のなくした指輪を手に入れてしまいます。ここから指輪物語が始まったのですね。ビルボを食べるというゴドムになぞなぞ合戦を持ちかけるビルボの機転が可笑しかったです。ゴドムの「いとしいしと」の台詞がたっぷり聞けて何よりでした。
こうしてゴドムも指輪を取り戻すべく、旅の仲間のあとを追うようになります。来年末公開予定の冒険の続きを早く見たくてたまりませんね。
追伸
一行のピンチを巨大な大鷲が救うのですが、だったらとっと目的地のスマウグの山まで一気に向かえばいいのに、なんでノロノロ歩くのか疑問に持ちました。
長い、単調、退屈…
ロードオブザリングを見て、その映像美に魅せられ、3部作すべて見てDVDも購入しました。そして今回その流れを受け継いだ作品が上映されるということで、期待して上映初日に観に行きました。
率直な感想を言うと『映像に関しては特筆すべきものがあるが、とにかく長くて退屈』
170分という尺の長さもありますが、展開がロードオブザリングとそっくりで目新しさがない。全体的な印象はロードオブザリングを3Dにしただけ、という印象。
大迫力の戦闘シーンは相変わらず素晴らしいとしても、役者が変わるだけで『王の帰還』の中盤以降と同じような戦闘シーンを何度も繰り返し見せられているようで『またか…』という感じで次第に飽きます。
そして展開が単調…
歩く⇒敵が出現⇒逃げる⇒追いつかれる⇒戦う⇒劣勢になる⇒窮地に追い込まれる⇒ガンダルフの助太刀で一発逆転、をひたすら繰り返す。戦闘に関してはドワーフの存在感はゼロに近い。単調な展開で深みもないし、全体的に間延びした展開。展開が読めるので、途中から寝ながら見てました。こんな薄っぺらな内容なら、戦闘シーンを削って120分にしても問題ない。
そして登場人物もロード・オブ・ザ・リングと違い、ほとんどドワーフなので特徴が分かりにくい。ロード・オブ・ザ・リングではエルフやドワーフ、ホビット、魔法使いなど多彩な登場人物が、それぞれの特徴を活かして戦い、それぞれに物語性もあったが、ほとんどドワーフなのでそれもない。3人の主人公とその他大勢って感じ。
あとこれを言ったら元も子もないが、最初からあの巨大な鳥に乗って本拠地に乗り込み、戦闘になったらガンダルフに魔法使ってもらえばいいのでは?と思った。
ストーリー的に面白かったのは、ゴラムと茶の魔法使いが出てくるシーンくらいだった。他は綺麗な3Dの画を見るためのシーンって感じ。
個人的にはこのシリーズは、もうロード・オブ・ザ・リングでお腹いっぱいです。
素晴らしいの一語につきる
遥かなり故郷への旅路 (通常の3D観賞推奨)
170分の上映直後にも関わらず、鑑賞直後にこう思った……
「観足りませんッ! このまま第2部を上映してくださいッ!」
流石にそれは無理なので、劇場や上映方式を変えて3回観ました(←馬鹿)。
3D云々の話については後半に書きますが、
興味の無い方は読み飛ばしてくださいな。
いやいやいや、今年観たエンタメ大作の中でも
間違いなくトップクラスの満足度!!
満点ではなく4.5判定を付けたが、何ならこの作品の為に
他の作品の判定を一段階ずつ下げても構わないくらいだ。
最初に難点を言ってしまおう。
原作が『指輪物語』より児童向けという事もあり、
前作よりシリアスなムードや細かな心理描写はやや薄れてしまっている。
前作ほどの、号泣必至の壮大なフィナーレは望めないかも知れない。
だがその分、よりスピーディでダイナミックな見せ場満載!
大平原でのワーグ(魔狼)とのチェイス!
岩壁移動シーンの圧倒的スケール感!
炎上する松林での対決!
緩急の間が絶妙なアクション演出とケレン味たっぷりの画作りが相俟って、
どれも高揚感がハンパ無いっす。
なかでも地下街での疾走感溢れる大戦闘シーンは圧巻!!
3回目でもムチャクチャ興奮して観られましたよ。
今回は邪悪なサウロンに蹂躙される以前の、
生き生きとして明るい『中つ国』が舞台。
だからだろう。本作の映像は“陽”のエネルギーに溢れている。
豊かな自然風景やそこに差し込む陽光は実に色鮮やかで、
溜め息が出るほど美しい。
それに、『指輪物語』ほどで無いとは言え、
ここまでのきめ細やかさは大作映画ではやはり稀有。
ビルボの旅立ちのシーンが好きだ。
はた迷惑で賑やかなドワーフ達が去った後の空虚さ。
何もかも元通りになって一件落着の筈なのに、あの空虚さ。
あなたは感じた事は無いだろうか?
変化を恐れる余り、ずうっと待ち望んでいたものを
逃してしまった時の虚しさを。
だから、ビルボが走り出した瞬間、僕は胸が踊った。
彼の冒険を心の底から応援したくなったのだ。
一度は挫けたビルボが再び旅の一行に加わった理由もシンプルだが感動的。
結局、この旅はドラゴン退治の旅でもなければ
失われた財宝を探す旅でも無い。
愛する故郷への、長く険しい家路。
その点で、本作は『指輪物語』と共通していると思う。
ビルボを演じたマーティン・フリーマンが地味に巧い。
常にコミカルな動きで笑わせるくせ、
そのままの所作でこちらの心を動かす言葉を吐く。
おどけた仕草の中で時折見せる、真っ直ぐな眼差しが忘れ難い。
そして、ドワーフの王子トーリン・オーケンシールド。
オーケンシールド(樫の楯)という名の由来が勇まし過ぎる!
終盤、燃え盛る木からゆっくり降り立つシーンなんざ、
鳥肌立つほど格好良いぞコンチクショー!!
ギムリと同じドワーフらしく石頭で融通が利かないが、
その剛胆さ、義理固さ、誇り高さに惚れ惚れ。
まだ未熟な部分もある彼も、これからの旅で成長し、
王の資質を体得してゆくんだろう。
他のドワーフで名前を覚えてるのは2、3人(笑)。
流石に13人の描き分けは難しかったと見えます。
が、個人ではなくチームとして見れば見事なコンビネーション。
全員揃って初めて「慣れれば愉快で楽しい連中」となる訳だ。
そして、以前にも増してゴラムが怖い!
指輪に憑かれた残忍で狡猾な“ゴラム”と、
子どものように純朴で哀れな“スメアゴル”が
くるくると入れ替わり、全く気が抜けない。
なぞなぞ対決というファンシーな設定を、
あそこまでサスペンスフルに見せた手腕には舌を巻く。
更には、原作では追補でのみ言及されているという邪悪な存在も登場。
シルエットのみの登場だったにも関わらず、かなりの不気味さである。
『ホビット』と『指輪物語』を繋ぐ存在として、
そして原作を超えるスケールを打ち出す為の要素として、
次作から話にガンガン絡んできそうな雰囲気だ。
他にも、
前作以上にアクティブな活躍を見せるガンダルフ、
不衛生なブッ飛び老人と見せかけて、実はやり手なラダガスト、
強大で残忍で執念深いオークの族長アゾグ、
相変わらず人間離れした美しさを放つガラドリエル、
昔もやっぱり怖くて嫌なジイ様だった事が判明したサルマン、
あと、ハリネズミのセバスチャン(笑)など、
キャラに風景にアクションに、
もう見所が多過ぎて終始ワクワクしっぱなし!
前3部作が既に伝説化してしまっているので
どうしても差異が気になってしまうのかしら。
他の皆さん割と点が辛いようだが、
『指輪物語』より先にこちらを観ていたら……
と考えると、僕はやっぱりワクワクしてしまう。
子どもの頃にこれを観たらきっと、
一生忘れられない映画になっていたと思う。
こんな映画があと2本も観られるなんて、映画ファン冥利に尽きまする。
スタッフの皆様、来年もよろしくです!
<2012/12/15,16,23鑑賞>
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ここからは3D上映についての話を。
老婆心ながら、鑑賞前の方にひとつ注意です。
2D、3D、そして最新技術のHFR3D(通常の2倍のコマ数の3D)と
3種類の方式で上映されている本作だが、
全ての映画館がHFR3D方式で上映している訳ではありません。
最寄りの映画館がHFR3D上映に対応してるかどうかは
本作のオフィシャルサイト等で公開されているので要チェック。
しかしながら僕は、HFRよりも通常の3Dでの鑑賞を勧める。
例えば、映画館で観た作品をテレビで観直した時、
CGの“作り物臭さ”が劇場より目立つように感じた事は無いだろうか?
3回目に初めてHFRで鑑賞した際、僕はそれに非常に近い感覚を覚えた。
つまり、HFR3Dは全体的に作り物臭さが増し、
世界観に入り込み辛いと感じたのだ。
世界観に没入できないのはこの手の映画ではかなり痛いと思うので、
判定としては0.5~1.0マイナスかな。
ただ、通常の3D版は、僕が今まで観た3D映画の中でも
ベスト10に入るくらいに上質だとも付け加えておきます。
ここからは僕の自説が多分に混じっているので話半分に聞いて頂きたい。
映画は通常、1秒に24コマの画を流しているのだが、
それが動画に見えるのはコマとコマの間を我々の脳が補完している為だ。
端的に言えば、足りない画を脳ミソが勝手に描き加えているのである。
それはつまり、CGと実写の境目を、自分の脳で埋めているという事。
しかしテレビ等の場合は1秒60コマ
(欧米は50コマ)。今回のHFR3Dは48コマ。
足りない部分を脳が埋める必要が少ないが故に、
かえってCGと実写の差が際立ってしまう。
端的に言えば、『よく見える分、アラまで目立つ』
という事……なんじゃないかねえ。
本作のCGのレベルは間違いなく現時点での最高水準だが、
それでも人間の目をごまかすにはまだ早いんじゃないかしら。
以上、僕がHFR3Dを推奨しない理由でした。
※携帯の字数制限ではとても書ききれず、帰省先のPCから投稿した結果、
いつも以上の長文になってしまいました。
駄文に最後までお付き合いいただき、有り難うございました。
序章
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