ホビット 思いがけない冒険のレビュー・感想・評価
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60年前のビルボ・バギンズと一緒に冒険する臨場感
3D映画として製作されている。そのため、ややカメラワークが普通ではない。 2Dでも迫力や美しい景色を楽しむことはできるが、もっと世界に入り込みたい。 前日譚の宿命。 ストーリーは『ロード・オブ・ザ・リング』に続く物語で、登場人物(ビルボバ・ギンズとガンダルフ)が死なないことがわかっているので緊張感がない。 三部作の一作目で、一本の映画として考えると半端だが満足度は高め。 今更ながら3Dで視聴したいと強く思う作品。
目的を果たすために、逃げて逃げて逃げまくれ!
「ロード・オブ・ザ・リング」のシリーズが大好きで、その前日譚となるこの作品も、良いですね。 何より、前作同様の広大な世界観が最高です。 世界遺産に指定されそうな美しい景色の数々。映画館で見た時には、その魅力を遺憾なく発揮させる3Dは、まさにこの映画のためにあると思いました。 ただ、内容的にはどうでしょう? 魔術師とホビット、13人のドワーフが、ある使命をもって冒険の旅に出る。 元々が子供向けの小説だったということですが、「ロード・オブ・ザ・リング」に繋げるためにちょっと対象年齢を引き上げた感じでしょうか。 面白いことは面白いですよ、大好きな世界ですから。 でも、「ロード・オブ・ザ・リング」の後ですからね、このファンタジーに新鮮味はないし、あまり魅力は感じられなかった。 まぁ、冒険の仲間がドワーフばっかりっていうのも、あるかな。 逃げて、追われての繰り返しで、免疫ができるみたいに、興奮度も減少していったような感じです。 とは言え、三部作の一作目ということでの、つかみは十分だったかな。
ビルボは地底湖まで落ちて行って、 そこでゴラムと初めて出会う。 偶然に指輪を落したゴラム。 それを拾ったビルボ。 ここからビルボの運命は大きく変ることになる。
動画配信で映画「ホビット 思いがけない冒険」を見た。 2012年製作/170分/G/アメリカ 原題:The Hobbit: An Unexpected Journey 配給:ワーナー・ブラザース映画 劇場公開日:2012年12月14日 イアン・マッケラン マーティン・フリーマン ケイト・ブランシェット イアン・ホルム クリストファー・リー ヒューゴ・ウィーヴィング イライジャ・ウッド 脚本はピーター・ジャクソンやギレルモ・デル・トロらが執筆。 ドワーフの王子トーリンと12人のドワーフの旅の仲間に ガンダルフはホビットのビルボを選んだ。 中盤でトーリンがなぜオーケンシールド(樫の木の楯) の異名を持つのか語られる。 旅の途中でゴブリンたちに捕まってしまった一行。 ビルボは地底湖まで落ちて行って、 そこでゴラムと初めて出会う。 偶然に指輪を落したゴラム。 それを拾ったビルボ。 ここからビルボの運命は大きく変ることになる。 ゴブリンたちからよくやく逃げ出した一行だが、 すぐにオークたちが現れて、 また一行は襲われることになった。 アゾクとの一騎打ちで気を失ったトーリン。 トーリンの首をはねろと命令したアゾク。 そこでビルボは勇気を発揮し、 トーリンの首がはねられるのを阻止した。 そのおかげで、トーリンは初めてビルボを仲間だと認めた。 丘の上からはじめて離れ山が見えた。 エレボールはもうすぐだ。 一行の旅はまだまだ続く。 満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
主役のハマりっぷり。それにしても長すぎる
この映画ほどキャラクターの色付けを強く意識された作品も珍しいと思う。というのも、それぞれの種族ごとに特徴があり、なおかつその中でもそれぞれに個性があるのだから、当然だろう。 同じ種族でも、酒が飲めないのもいれば、大酒を喰らうのもいて、行動様式も変わってくるようだ。その描き分けが、素晴らしく際立っていて、私のようなシリーズ初心者にもわかりやすく入り込めるように作ってある。 中でも、ビルボ・バギンズと、ガンドルフ、ガラドリエルのキャラクターは誰が見てもストーリーを動かしているのがハッキリと分かるとっつきやすさ。ゴラムもやや若返っていて、『指輪物語』から時間をさかのぼっているんだな、ということを実感させてくれる。 もしも、この映画を見ないまま、あらすじを読んだとしても、何が書かれているのかさっぱりわからないこと請け合いだ。知らない登場人物が旅に誘われようが、足手まといになろうが、頭に入ってこない。 それにしても、マーティン・フリーマンのはまり役っぷりは素晴らしいと思う。彼ほど、困った顔が似合う俳優も他にいないと思う。そして、気が変わったことを観客がすんなりと理解できるのも、彼の演技の力に他ならない。 総じて楽しめる内容なのだが、いかんせん長すぎる。シリーズ化を前提に製作されたのなら、もう少しボリュームを落とせなかったのか、疑問に思う。
大好きなお話『指輪物語』前日譚。物語の舞台は、「中つ国(Middl...
大好きなお話『指輪物語』前日譚。物語の舞台は、「中つ国(Middle-earth)」と呼ばれる世界。 古代ギリシャの伝説の島「アトランティス」が崩壊した後にあたる時代だとされている。 トールキン氏は、物語の世界観を細部にわたり練り、『指輪物語』執筆後は整合性のためにも、たびたび改訂している程です。「中つ国」においても登場人物や色彩の使い分けにも非常に丁寧な設定があり民族背景などを含む完成度の高い神話体系を作り上げていて、ワクワクがとまりません。 最初のドワーフたちが、ガヤガヤと押しかけてくるところが楽しい🎵
ドアーフの闘い
『ロード・オブ・ザ・リング』の前哨戦となる『ホビットの冒険』3部作シリーズの第1作目。あのサウロンとの壮絶な闘いへの序章となる、60年前の中つ国を舞台に、ホビット族のビルボ・バギンズを主人公に、ドアーフ族と共に繰り広げる、ロールプレイング・アドベンチャー・ムービー。 莫大な金鉱脈によって、豊かで、幸せな暮らしをしていたエレボールのドアーフ王国の前に、突如として現れた恐怖のドラゴン。ドラゴンの凄まじい破壊力と火炎の前に、成すすべもなく、全てを焼き尽くされ、ドラゴンに支配されてしまう。そのドラゴンを倒すために、生き残りの13人のドアーフ戦士達と灰色のガンダルフが手を組み、バギンズを連れて、ドアーフ王国の再建の為に、冒険の旅に出るストーリー。 その度の途中には、当然のことながら小悪魔ゴブリンやアゾグ率いるオークの群れとの、命がけの闘いを繰り広げていく。CDを駆使した迫力ある戦闘シーンは、次から次へと続く、危機また危機のジェットコースター・ムービーとしても面白さもある。 そんな闘いの中で、『ロード・オブ・ザ・リング』でもキーパーソンとなった、ゴラムと出会ったバギンズ。そこで、ゴラムが持っていたあのリングを拾って、リングのパワーを手に入れてしまう。それが、その後のリング争奪のプロローグとなっていく。 キャストは、当時、イギリスで新進気鋭の俳優だったマーティン・フリーマンが、主役のバギンズに抜擢された。その他には、イアン・マッケランがガンダルフを、エルフ族としては、ケイト・ブラッシエットやヒューゴ・ウィービングが、サルマン役には、クリストファー・リーと、『ロード・オブ・ザ・リング』から馴染み深い俳優がそのまま担当している。そして、監督は、もちろんピーター・ジャクソンが務めている。
冒頭にフロドの登場、60年前に遡りビルボの冒険が始まる。 指輪、ゴ...
冒頭にフロドの登場、60年前に遡りビルボの冒険が始まる。 指輪、ゴラムとの出会いも描かれていて、ロード・オブ・ザ・リングのストーリーにつながるのも嬉しい。 世界観はそのまま。あの壮大な景色の中、旅を進めていくシーンはやっぱり好き。ワクワク感が増します。 ガンダルフは好きなキャラだけど、サルマンと違って、人々を信じ助けるそんな人間味のある姿が魅力的なんだなぁとこの作品で気づきました。
これぞ、絶景の撮影スポットだ!思わずシャッターを切りたくなる世界観に注目!
写真撮影が好きでよく風景を撮りに行く私にとって「ホビット 思いがけない冒険」の世界観は、この上ない撮影スポットでした。 まずは、主人公ビルボが暮らすホビット庄です。緑豊かで自然に恵まれた村。緩やかな丘を利用した丸みを帯びた住まいは、その世界観に驚くほどマッチしています。丸いドアと丸い窓が特徴です。どうやらホビットはもともと穴を掘って生活をしていたらしく、その名残で斜面を利用して家を建てているそうです。ちなみに高いところが苦手なので、全て1階建ての平家です。いや丸家と言った方がいいかもしれません。 こんなロケーションで写真を撮ったらさぞ映えるでしょうね。インフルエンサーが鼻息荒くしてやってくるに違いありません。 そして打って変わって、竜のスマウグに占拠されてしまった離れ山の下の国・エレボールは勇しくてかっこいい被写体です。強固な守りで固められ圧倒的な力強さを感じます。しかしただ無骨なだけではなく、装飾をまとい同時に美しさも兼ね備えているのです。城塞的な視点でも、美術的な視点でも素晴らしい建物です。 夕日をバックに城を気持ちシルエット気味にして撮影するとかどうでしょうか。力強さと美しさの両面が切り取れるような気がします。 その他にも、エルフの国である裂け谷、ゴブリンが住む地底湖、茶の魔法使いの住む森の中の家など、種族やキャラクターにあった住まいがたくさん出てきます。ストーリーが最高に面白いことは知っています。しかしこの映画に限っては、物語を楽しむのではなく、映画を絵として楽しんでみるのもありなのではないでしょうか。
ゴラム!
あんまり興味がないシリーズだったけど、ゴラムで一気に引き込まれた。 迫真の演技と言うのか、 キャラ造形や仕草、口調全てが不気味で怖いけど、 どこか可愛げがあって、案外このシリーズの鍵を握ってる んじゃないのかなと思いました。 ストーリー自体も、単純に故郷を取り戻すだとか、 ドラゴンを倒す、の中にオークとの因縁や復讐、 仲間との絆なんかもしっかり描かれててワクワクしました。 色んなキャラも出て来るし、背景もコロコロ変わるし 楽しいシリーズになりそうです。
相変わらず世界観は壮大
2013年1月劇場鑑賞 最近はいつもそうなのですが、またまた公開終了間際でレイトショーとなってしまいました。 まぁ比較的空いてるから好きなんですけどね、安かったりするし。 しかし今回はほぼ最終日だったのにもかかわらず、思ったより人が多かったのが印象的でした。 私は「ロード・オブ・ザ・リング」三部作がとても好きだったので、今作も制作発表時からとても楽しみにしていました。内容が「ロード」とリンクするのは明らかでしたし。 さらにもう一つの見所、本作がHFR3D採用作品であった事です。 倍のフレーム数での3D映像ってだけでも、結構楽しみじゃないですか。 そしていよいよです、約10年ぶりに指輪の世界をスクリーンで観れます。 始まってまず、とても懐かしい気持ちになりました。 美しい景色や次々と現れる懐かしい面々、本当懐かしいような不思議な感じ。 それにしても3Dで描かれる中つ国の美しいこと。 これを作り上げた事だけでも感嘆します。 またHFR3Dの効果なのか、全体的にとても滑らかで目が疲れにくかったです。 色々見所はあると思うのですが、個人的には景色というか空間の作り込みがやっぱり凄いと思いました。 アクション面でも息つく間もない位で、特にゴブリン帝国での戦闘は中々見応えがありました。 巨大な地下空間でのアクションなのですが、めまぐるしく切り替わる前後左右の奥行感が凄かった。 映像って日々進化するものなんですね、素直に驚きました。 そして個性豊かなキャラクター達は今作でも多数いて、個人的にキーリが良かったです。 格好良過ぎない位なのがちょうど良い感じ。 「ロード」のレゴラスといい、射手はイケメンのポジションなのでしょうか? そういえば今回出てこなかったレゴラスも、今後出てくるっぽいですね。 こちらも楽しみです。 あと、「ロード」の時より60歳若い設定だからでしょうか、ガンダルフの活躍が目立ちました。 魔法だけでなく、もう片方の手に持った剣でガンガンいくんです。 色々美味しい所もってくし、なんというか全体的にアグレッシブww ドワーフ達も皆憎めないキャラクターで微笑ましかったです。 相変わらず世界観は壮大で、端々まで美しい景色や冒険に次ぐ冒険、とにかく終始わくわくします。 これは絶対スクリーンで観る作品だと思います。 本当に面白かったー!
前作の世界観を崩さない良いサイドストーリー。
さすがのロード・オブ・ザ・リング。 観てる人が期待してる世界観をしっかり保ったまま、新しいストーリーが展開されてる。前作からの登場人物もしっかり登場しつつ。 ストーリーの中心は「ドワーフ」。なるほどね。。ビルボとドワーフの友情+冒険物語。 ただ、びっくりしたのが3部作ということ。1作で終わるのかと思った。。これはこれで一代叙事詩になりそう。スターウォーズみたい(笑) 次の作品が楽しみ!! エヴァもそうだけど、次回作を楽しみに待てる映画があるってのは本当に幸せだなー、と感じます。
中つ国プロモーションムービー
原作未読ただしあらすじは把握、『LOTR』三部作は観賞済み。 前三部作が素晴らしすぎて、それ以上はありえないと思っていたので、過度に期待することもなく気楽に楽しく見ることができた。 知った顔と名前が出てくるとテンション上がります。絵面はおっさんばっかりですが、中つ国の素晴らしい風景とガンダルフ様で相殺されますので大丈夫。
PJの揺るぎない作家性は素晴らしい
『ロード・オブ・ザ・リング』全3作は大好きですが、前章となるこっちのシリーズはちょっと個人的にはしんどいです。とはいえ『ロード~』を凌ぐ雄大な映像美は圧巻、ピーター・ジャクソンの揺るぎない作家性は素晴らしいと思います。
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