劇場公開日 2008年9月6日

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落下の王国のレビュー・感想・評価

全44件中、21~40件目を表示

3.5"落下の王国"=映画

2020年12月11日
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鑑賞方法:TV地上波
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ありきたりな女

5.0素敵なお話…久しぶりに文句なし星5つでした。とくにラストの子役の女...

2020年12月9日
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鑑賞方法:TV地上波

素敵なお話…久しぶりに文句なし星5つでした。とくにラストの子役の女の子の語りが大好き。とてつもなく勇気が湧いてくる感じがする。

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原っぱ

3.5最後の方がなんじゃこれ!?

2020年12月8日
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myu

3.5映像美に惹き込まれる

2020年11月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

とにかく映像が美しいです。
色使い・衣装・背景等が、他の作品では見たことないくらい独特で美しい。
希望が持てるストーリーも好きです。
生きる気力を失った主人公が女の子におとぎ話を聞かせるのですが、いつのまにか現実とおとぎ話がシンクロしていっている所が面白いです。死に向かう為に語り出した物語ですが、女の子だけでなく、語り手の主人公自身も物語の世界に惹き込まれていき、そこに生きる希望を見出していく過程が丁寧に描かれていると感じました。
普通に見るのも楽しいですし、疲れた時に映像をぼんやりと眺めているだけでも美しい映像に癒やされる映画だと思います。

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セロファン

5.0完璧

2020年10月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

ターセムシンの世界観が大好きなので観たが、超えてきた完璧!

落ちたスタントマン ロイ
落ちた少女 アレクサンドリア

 ロイの作り話は2人が織りなす素敵なお伽話に変化して、気がつくと2人と一緒に私も物語に吸い込まれる。
 舌足らずの彼女が語りかける言葉もタイミングも可愛らしく、2人のやりとりに甘い空気が流れる。
 ザセルのキャサリンとピーターのやりとりは辛口だったが、今回は甘口でずっと見ていたくなる。

 そしてメインのお伽話の世界も耽美でメルヘン。
 一片の塵も許さぬ、そんな計算され尽くした絵画の様なめくるめく美しい映像。
 壮大で果てしなく開放的な景色は、CGを使わずに13の世界遺産を含む24のロケ地で撮影されただけあって圧巻だった。
 もちろん完璧なまでの衣装と映像の融合も素晴らしい、ターセムシンと石岡瑛子のコンビは、ピーターグリーナウェイとマイケルナイマン同様に奇跡的な組み合わせ。
 とりわけ結婚式のシーンは印象に残る。
スーフィーという男性が白い民族衣装のスカートで回り続ける舞踏、そのゆったりと広がる白い円と花嫁衣装、なんとも優雅で幻想的で息をのんだ。

ボーったまに思い出してしまうあの世界に、アレクサンドリアと同様に懐かしく愛情を抱いてしまった。

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パプリカ

4.5美しく深い、まさに「魂の救済」

2020年9月20日
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映像美しく、内容深く、構成素晴らしく、かわいく、きれいで、心に希望が灯る、最高でした。
リーペイスきれいでかっこよかった。
アレクサンドリアの女の子最高!なんとも愛らしく、自然で。この子無くして語れない。その存在がまさに彼の「魂の救済」。
絶望の中から生きる希望をもたらすのは、心底必要としてくれる人の存在なんだな〜と改めて。深いメッセージ性のある作品。
本当にいろいろな意味で感動の作品でした。

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choco

4.5映像もストーリーも非常に美しい! 落下する者を優しく鼓舞する大人の為の童話。

2020年7月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

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たなかなかなか

3.0鮮明なカラー映像に拘った異色作

2020年5月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

夢想世界を大胆に、精緻な色彩の映像美に創り上げた鮮烈な映画。撮影技術の行き着く末を見せるかの拘りが凄い。活動写真時代のスタントマンへのオマージュがあって安らぐ。

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Gustav

4.0.

2019年4月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

萌える

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瀬雨伊府 琴

4.5ロケ地巡り中

2019年2月1日
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この映画の美しさに惹かれロケ地巡りの旅がライフワークになってたりもする。
インド、ラダックのパンゴン湖は最高。

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cio

5.0小さい頃の日曜日の夕方の香りがする…

2017年3月27日
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切なくも、懐かしいかんじのする映画。
登場する舞台が美しい…

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てんてこまい

4.5映像美と言われてまずこの映画が思い浮かぶ

2016年3月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

贅沢すぎる映像たち。随所にあらわれる監督の遊び心にくすぐられる。映画監督やってたらこんな映画撮ってみたいだろうなー。世界史絡めて色々裏設定つくれそうだし。

そしてちょいぽちゃの女の子が絶妙に可愛くね?演技上手すぎだろ

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シネマ小僧

4.5

2015年8月18日
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映像が綺麗すぎて涙がでます。
何度でも見たい作品です

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りこ

4.5夢のような実在の場所へ

2015年1月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

興奮

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yukoseenote

3.5実写でめぐるファンタジー

2015年1月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

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chata

4.5溜息が出そうな映像と少女の可愛さは必見

2010年9月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

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りりー

4.5「落ちること」をおそれるな

2010年5月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

非常に見どころの多い作品だった。
前作「ザ・セル」で衝撃を与えてくれたターセム監督は、
またも素晴らしい映画を届けてくれた。

一切CGを使っていないという豪華絢爛な映像は圧巻だ。
現実にこんな美しい場所があるなんて信じられない。
まるで映画のために作られた豪華な舞台のようだった。

CGを多用する映画が今はたくさんあるが、一歩間違えばチープなものになってしまう。
チープなものだと認識してしまえば、いくら壮大なスケールの映画であっても
映像に対しての感動はない。
(丸わかりの合成映像にも反吐がでることが多い。)
CGに頼らずに現実にあるものだけでこれだけの映像美を作り上げたところに、
ターセム監督の「本物の美しさを撮りたい!」という映像に対しての情熱が伝わってきた。

また、前作「ザ・セル」に続いて石岡瑛子が衣装を担当している。
奇抜なデザインや色使いは健在。
お話の中の奇妙で独特の世界観を作り上げることに一役買っている。

そして、少女を演じたカティンカちゃんがとてつもなく可愛いらしい。
とにかく自然体で、演技くささが一切感じられない。
決して美少女というわけではないが、
ニカっとはにかむような笑顔や、ぷっくりしたほっぺた、
チロチロ動く指先・・・とにかく子どもらしさが存分に出ていて愛らしい。

ロイを演じたリー・ペイスもかっこよくて素敵だった。
普通に生活していれば、接点もないであろうロイと少女が、
病院内の限られた時間、場所の中でこっそり二人だけのお話会をし、
親密になっていく様子(少女がロイに懐いていく様子)は
なんともほほえましい。

だだっぴろい大部屋の中、カーテンで区切られた二人だけの空間。
まるで秘密基地のようなドキドキ、ワクワク感。
その秘密基地にはお話を聞かせてくれる「自分だけの」お兄さんがいる。
そのお兄さんの懐に潜り込み、今日もお話の続きを聴く。
私は少女に自分を重ね合わせてこの映画を観ていたかもしれない。

「落ちることをおそれるな」は私がこの映画から受け取ったメッセージだ。
ロイも少女も、落下したことで入院し出会った。
ロイは肉体だけでなく精神的にも落ちていた。

しかし少女によりロイの絶望の世界に光が差し込む。
ロイのお話は、自分の精神状態とリンクし絶望へと向かうが、
少女の無垢な心によって自分の弱い心に打ち勝ち、
ロイの予定になかったハッピーエンドを迎える。

スタントマンだった大の男、ロイを救ったのは
たまたま病院で出会った少女の無垢な心だった・・・。

「落ちる」という言葉には負のイメージがつきまとう。
崖から落ちる、闇に落ちる、落ち込む・・・。
そのような負のイメージのある「fall」を題名にした監督の意図とは?

命がけのスタント。高い場所から落ちる。
一歩間違えば死ぬこともある。
ロイのように怪我を負い、絶望することもある。
映画の裏にある、命をはって映像を作り上げる人間の偉大さ。
「落ちる」ことの美学。

長い人生の中、誰にだって落ちるときは来る。
もうどん底に落ち込んでしまうことだって。

だけど、落ちたっていい。
そこから這い上がることは、いつからでも出来るのだ。
落ちることをおそれなくていい。
落ちることは、決して悪いことじゃない。

そのようなメッセージが、題名「fall」にはあるのではないかと感じた。

この映画の映像美に注目が集まることが多いだろうが、
私はこの心温まるストーリー、メッセージにも注目してほしいと思った。

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nao-eiga

3.0なぜみんな殺すの? なぜ死なせるの?

2008年11月25日

悲しい

幸せ

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shimo

5.0交響曲第7番が奏でる叙情に圧倒的な映像美。どん底のような人生でも、世界は美しかった。

2008年11月18日
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鑑賞方法:映画館

 全体として、これほど映像美に満ちた作品はないと思いました。

 まずは冒頭からして大感動!
 なぜかモノトーンの映像に、鉄橋を走る蒸気機関車が写ると、なぜだか乗客とおぼしき若い男女と馬が川に落ちて救助を待ち受けているのです。
 とっても深刻な場面なのに、川でおぼれかけている二人をスローモーションで描くと妙な躍動感を感じました。さらにバックにベートーベンの交響曲第7番第二楽章がかぶるとものすごくドラマチックに見えてきて、これから始まるドラマへの期待感が否が応でも高揚するのでした。
 この謎のモノクロシーンは、ラストに近づくにつれ、何でこうなったのか次第にわかります。
 とにかくこんな映像を心のどこかで見たいと漠然と思っていた願望が叶ったような冒頭シーンでした。

 スタントマンのロイは、撮影中大けがを負って入院。入院中に恋人も盗られてしまい、体のキズ以上に、心に深手を負っていたのです。ロイは怪我で動けない自分に変わって、言いつけを素直に聞いてくれそうなアレクサンドリアに目をつけました。そして、彼女を操り睡眠薬を盗ってこさせて自殺してしまおうと目論みます。
 原題『The Fall』は、スタントマンであるロイが「落ちる」ことを生業にしていることと、失恋して絶望のただ中に落ちることの二つを掛け合わせていたのです。

 ロイは目的を達するために、アレクサンドリアの好奇心を引きつける話をします。ひとつはアレクサンドリア大王の最期。そしてもう一つは、総督オウディアスの圧政に立ち上がった5人の勇者+1の復讐物語。どちらもモノトーンの雄大な風景をバックに極彩色の衣装まとった登場人物が活躍する映像美に溢れたものでした。
 特にエビリン姫の登場シーン。黒山賊との結婚する舞踏会シーンは息を呑むほど美しかったです。絵本作家の葉祥明先生も素晴らしいファンタジーと絶賛されておられました。
 6人の勇者は、それぞれ個性的で、オウディアスの軍勢を痛快に打ち破っていきます。この物語をスピンアウトして見たいと思うくらいの出来です。なるほどこういう話なら、アレクサンドリアもロイの語る冒険物語に夢中になって、続きが聞きたくて言いなりになってしまうのも無理ないことでしょう。

 ここまでなら、有り触れた話。
 でもこの作品に緊張感が漂うのは、ロイの自殺願望。ついにロイは、アレクサンドリアに睡眠薬を持ってこさせることに成功するのです。何度も、危機一髪!ロイは自殺に成功して、勇者の話は打ち切りかという複線があるので、妙にドキドキさせられる作品でした。
 面白い勇者の話も、語る人が人生に深く絶望したロイなのです。彼の話は次第に現実と交差していき、荒唐無稽で悲惨なものになっていきます。
 ロイによって、次々殺されていく登場人物たち。
 アレクサンドリアは、ショックで号泣します。何で殺しちゃうの!死んじゃやだ!彼女の無垢な心の叫びは、ロイの心を動かします。

 ファンタジーに過ぎなかった話が、現実の傷ついた心にシンクロしてゆき、光を灯すことに繋がっていきました。
 ターセム監督は、あえてストーリーを破壊するというリスクを冒しながらも、意味ある感動に変えていったのです。見事なストーリーテーリングでした。

 そして何よりも、アレクサンドリアを演じたカティンカり天然ぶり。終盤の現実とファンタジーがクロスするところをなんなく自然に演じ分けているのです。それと彼女の可愛さ。感情表現がうまくて、彼女が号泣したとき、ついついもらい泣きしてしまいました。
 でも残念ながら、瓶のなかにたっぷり入った睡眠薬を知らずに、アレクサンドリアはロイに渡してしまいます。翌朝、窓の外には死者を運ぶ荷車が横付けにされていました。それを見たアレクサンドリアは必死で、馬車の後を追いかけます。
 ああ、あの勇者の行く末は、もう聞くことができないのでしょうか?

 絶望の淵に落下しても、生きていれば、そこがわが心の王国になります。そして世界は美しい。どんな悲惨な人生でも、生きていることが素晴らしいんだということを感じさせてくれた作品でした。

 それにしても、4年かけて世界をロケハンし続けた、ロケーションも凄いです。世界遺産が目白押し。シメントリーにパターンで表現されたシーンも多く、写真家ならこんな映像を撮ってみたいと思うところばかりでした。

 交響曲第7番が叙情を奏でるエンディングも深い余韻を残してくれました。
 映画ファンなら絶対映画館の大スクリーンで見るべき作品ですね。

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流山の小地蔵

4.0少女と希望をいうお話を紡いでゆくのです

2008年10月30日

興奮

知的

スタントマンのロイは撮影で橋から落ちて 脚を骨折し、
入院することに。
その病院で腕を骨折している少女に出会う。

その少女にデマカセの作り話しを聞かせているうちに、
いつしかそのお話しは二人の宝物になっていく。

世の中に絶望しているロイは
結末を救いようのない悲劇にしようとするが、
少女の無垢で純真な想いによって
彼の悲しみの心は洗われて、綺麗な気持ちに
生まれ変わる。

そして、この映画の風景は絶品です。

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カサキショー