劇場公開日 2008年10月18日

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「テンポはいいけど、内容がねぇ」イーグル・アイ ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5テンポはいいけど、内容がねぇ

2008年11月3日

楽しい

単純

興奮

意外な好編だった「ニック・オブ・タイム」や、「裏窓」の現代版リメイクと言っても差し支えない「ディスタービア」などで知られるD・J・カルーソ監督作品。プロデューサーは、かのスピルバーグ。

前作「ディスタービア」でも顕著だったけど、カルーソの演出は非常にテンポがよくて、あっという間に観てしまえる“ノン・ストップ感”が特徴。本作でも非常に見応えのあるシーンが連続しているのだが、問題は事件の“真相”。その矛盾だらけのトリックを認めないことには物語が進まないし、設定があまりに荒唐無稽なので、「それをやっちゃぁ〜おしまいよ」ってな感じなのです。だから、もっと内容にこだわって欲しかった。

なお、俳優陣では主演のシャイア・ラブーフが素晴らしい。でも1番美味しかったのは、主人公を追いつめる捜査官を演じたビリー・ボブ・ソーントン。「逃亡者」のトミー・リー・ジョーンズみたいな感じで、主人公を徹底的に追いつめる捜査官を好演してました。

ダース平太