チェ 28歳の革命のレビュー・感想・評価
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負の部分も描いてほしかった・・・
チェ・ゲバラという人物にまず興味があった。自分としてはビデオで観て、詩的な静けさと市井の人々の日常に感動した「モーターサイクル・ダイアリーズ」の続きのつもりで観た。でも、チェはすでにいっぱしの革命家だった。国連での演説の部分とキューバでの闘争のシーンが交互に描かれていて、ちょっとわかりにくかった。革命にも読み書きは必要だとか、病院があったりして、すごいとは思うが、何だか偉人すぎて共感できなかった。しかも、晴々しい場面もなく、淡々と描かれていて、カタルシスもない。ぜんそくが苦しそうで大変だなとは思ったが、彼には欠点は何もなかったのだろうか? その点が物足りない。
期待しすぎたかも
あんな感じの話の展開とは思わなかったのが正直の感想。
中途半端にドキュメンタリータッチになっていて、
それがイマイチな気がした。
後編もみるべきか?軽く自問自答してしまった。
ちと難しい。勉強不足・・・ですが^^;
中流家庭で育ち、医者という肩書きを持ちながらも、 悪どいキューバ政府軍に立ち向かう、貧しい市民の味方チェ・ゲバラ。 拳銃を片手に持ち、そのかたわらでペンを持つ勉強家! ・・・ってなイメージですかね^^ とにかく彼のこと知らなさ過ぎました^^; 革命家という言葉自体、よく理解していないだけに 衝撃的で、かなりカルチャーショックを受けたのは事実です。 はっきり言って勉強不足でした^^; (そんなこんなで、ただ今!必死に勉強中!) そんな無知な私でも、主演のベニチオ・デル・トロの熱の入った演技には圧巻!彼にはめちゃめちゃ魅了されましたね\(^o^)/ ラストシーンでチェ・ゲバラの人柄が垣間見え、私もにわかゲバラファン☆になりました^^ 熱い男バンザイ!!! 第2弾が楽しみ!早く続編が観たいです。 1月20日MOVIX伊勢崎にて観賞
革命だ! 殺されるのは、結局市民・・・。
予習、になるのかどうかは良く分からないけど 「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見直してから 観に行きました。 旅を終えたゲバラが革命家の道を進んでいく過程が (恐らく)史実に基づき 淡々と描かれて行きます。 なので、仲間を集めていく前半は静かに語られる台詞が多く、 スペイン語ということもあってかなり睡魔に襲われました。 戦闘シーンが激しくなって 急に目が覚めましたが。 これくらいの時代を描いた映画は多くて、観るたびに思うのですが やっぱりその時代背景は勿論だし、その頃の「空気」とか「流れ」 みたいなものを肌で知っていればもっと楽しめるのだろうな、と 思います。 「思想」や「革命」のために皆がアツくなれる時代というものを 私は経験していないし、その気持ちがイマイチ分からない。 もっと昔(例えば19世紀とか)を舞台にしたような映画であれば 作り手側もその空気をイメージしつつ作っているわけなので 観客も同じテンションになれると思うのですが、 この映画の作り手側は多分この時代を経験している世代だろうし、 だからこそこの時代への思い入れとかが熱く出ていますよね。 その辺の温度差が 私と画面の間にあって上手く入り込めないのかも。 主演のデル・トロの演技は素晴らしいです。 でも時々 ちょっと老けて太ったブラピに見えるのは私だけ? 残念ですが、個人的には後に残るものがありませんでした。 でも、多分後編も観るんだろうな。
ちょっと難しかった
全く予習をしなかったので、歴史も地理も全くわからずみたので良さが半減した気がする。 もしこの映画をもっと理解するなら、カンペキにバッグボーン を勉強してからのほうがいいと思う 主演の熱演がとても素晴らしかった。
淡々と
始終淡々と進んでいく映画です。これといった盛り上がりや盛り下がりがありません。いきなり「祖国か死か」という革命が始まっています。楽しむのであればそれなりに予習をしていかないと映画に入り込むのは難しいかも。個人的にはチェの生い立ちや家族のことなどももう少し描かれていると良かったかなと思います。
予習が必要でした…
「学生時代、名前を耳にしたことがある。」くらいで この映画を観ようとおもったのが間違いだったのかもしれません。 チェという人物像を描くシーンは数あれど、白黒シーンとカラーシー ンの切り返しになんだか、疲れてしまい睡魔が何度か襲いました。 革命を起こした歴史的大人物を映画にすると言う大きな責任のもと 作られる映画としては、やはりこのように大まじめに忠実に 描いて行かなければならないものがあるのでしょうね。 続編も見てみようと思います。
早く後編が観たいな。
偉大な革命家の半生を前後二部作に分けて描いた作品。
今も人気を博すエルネスト・“チェ”・ゲバラに心酔する人は
多いと思う…が、私は好き・嫌いという前に彼に詳しくない^^;
そして本作は、あのソダーバーグ節が炸裂していることから、
歴史を学ぼう!彼の人生を!の様な期待を掲げて観てしまうと、
なにがなんだか分からない説明不足感に襲われると思う…。
…そのせいかどうかは分からないが(爆)
予告編に紛れて彼のそこまでの道のりが日本語で語られる。
ゲバラって誰??みたいな人は、そこから観た方がいいかも。
以前「モーターサイクルダイアリーズ」という映画を観た。
(確かゲバラの「はとこ」が出ていた)
そこでは可愛い顔をしたG・G・ベルナルが彼を演じていた。
喘息持ちの彼が南米大陸を旅する過程で、貧しい人々を救いたい
という気持ちを高めるところまでがよく描かれていた…ので、
今作をその続編のような感じで観てみるのも一考かもしれない。
でもあれだ。(爆)
今度はデル・トロさんがゲバラなので^^;明らかに風貌が違う~。
ソダーバーグが双方の顔立ちについて、かなり失礼な比較を
していたけれど…う~ん。私はけっこう似てると思ったけどな。
というより、トロの演技がすべてのものを云う感があるためだ。
悪いがここで描かれるゲバラ像に、カッコ良さとかヒーロー性は
あまり感じられない。もっとリアルな彼の原像に迫ったつくりで、
彼が「貧しい人々を救おうとする善者」である以上に、
カストロ以下の革命闘士として躍進する姿が淡々と描かれる。
これを観る限り、ゲバラも普通の人間だったんだな。と思える。
そして、それと連動して、1964年の国連演説とインタビューを
モノクロで挟んでいるのだが、それが反って話をかき混ぜる。
つくりは巧いが、これでソダーバーグっていう人が、
あまり観客のことを意識しないで映画を作る人だとよく分かる。
でもゲバラの主義・主張は、あの演説で見事に花開いている。
まるで他に動ぜず、「祖国か、死か。」の世界で生きている男の
激しい心意気をドン!と叩きつけられたような衝撃感がある。
でもって、それをトロが満面の笑みで締めくくるところが良い!
生ゲバラの演説映像を観たことがない私は、これで大満足(^-^)
彼の革命家としての地位確立を印象付けた本作。
ゲリラ戦の描き方もリアル且つ精巧で、制圧までドキドキする。
次回作がとても楽しみだ。
(のちの妻となる女性闘士も美人で気高い。革命家って凄いな)
チェ・ゲバラよ、永遠であれ!
「祖国か死か、我々は勝利する」。 これはチェとともにキューバ革命を成し遂げたカストロ首相が大衆の気持ちを鼓舞すべく演説の最後に口にする言葉。カストロがそう言うのは判るが、よそ者のチェが、祖国でもなんでもない国を祖国と呼んで死を厭わないとなると、これは居住まいを正さずにはいられない。すごい男がいたものだ。自らが信じる革命に殉ずる人生を貫き通して果てた男・チェ。命を賭して行う無償の行為のなんと気高くも美しいことか。 革命に共鳴する農民たちの中には、チェがキューバ人でないことに驚く者もいる。信用できないとまで言う兵士も出てくる。そうしたシーンでもチェにあまり多くを語らせず、静かに画面に語らせることで、この映画はチェに対する観客の妄想をいや増しにかきたてることに成功している。 ラストシーンに登場する新品のアメ車は、革命の落とし子とでも言うべき存在。革命後、アメリカ人は自分たちが手がけた建物や機械の図面や資料を全て抱えてキューバから逃げ出したが、さすがに車だけは持ち出せなかった。革命から五十年を経た今日でもなお、あの手の車は手直しされながらしぶとく街中を走っていると聞く。もうチェがストップをかけるまでもなく、みずから止まりそうな気はするけれど。 ビバ、チェ。アリーバ、チェ・ゲバラ! 第二部は是非観たい。コーニョ!コホンネス!
ちょっともの足りなさが
キューバ革命50周年の絶好のタイミングでの映画。 私も11月にキューバに行ってきて、カストロ・ゲバラは国民に実際に人気がありました。また、観光土産にゲバラグッズはかなりありました。そんなゲバラの映画ということで期待してみたのですが、何もの足りなさを感じる第1弾でした。
先ずは、贅沢な人物紹介のような内容だ!
物質的な豊かさだけを中心に据えた社会を続けるためには、搾取される人たちが必要になる。 空虚さを感じない社会を作るには、成功とは何か、豊かさとは何かを再定義しなきゃいけない。 スティーヴン・ソダーバーグ;Steven Soderbergh監督のコメントは本質とストイックさに満ちている。 20世紀最大のカリスマと称された男、チェ・ゲバラ;Che Guevaraに魅せられ、約7年間に及ぶ研究や関係者からのリサーチを行ったそうだ。 ゲバラ像を描くことに対して妥協なき姿勢を貫き、意義を成し遂げた作品に仕上がっている。 二部構成の前編である「チェ 28歳の革命」は、1957年頃の若きゲバラがキューバ入りし過酷なゲリラ戦の末、バティスタ独裁政権を打ち倒すまでの一連の事実を描いている。 ほぼ全編が進攻と戦闘のシーン、そこに1964年にニューヨークで行われた国連総会演説シーンが入り込む。 時系列を越えカットを交互に入れ替えつつ、パイ生地のように何重にも重ねて物語は浮き彫りにされる。 かつてメガホンを取った「トラフィック」に代表されるこの監督ならではなやり方だ。 ただし目まぐるしいカット割りと3つのストーリーを同時進行させた「トラフィック」の複雑さとは異なり、緩やかな流れの只中で大きな展開を待つ心境になる。 然程難解なストーリーではないから安心して観れるだろう。 実は手法よりもこだわったのは、主人公ゲバラをどう描くか?というごく当り前なテーマ。 題材としてこの偉人を扱うのは極めてレベルが高く、近づこうとすればするほど壁が高く険しい。 その為、リサーチした内容を重視し、なるべく脚色せず素のままな人物像を目指す方法だったという。 主演のベニチオ・デル・トロ;Benicio Del Toroの徹底した役作りが話題だ。 その内訳は、25キロの減量、参考資料の徹底的な読み込み、そしてモチベーション向上目的の音楽鑑賞(この俳優は音楽を利用することで有名)というフルコース。 どうやらブルース・スプリングスティーンの「マジック」、ザ・クラッシュの「サンディニスタ」、ビートルズの「ホワイト・アルバム」あたりを随分とへヴィ・ローテーションさせ撮影に臨んだらしい・・・ゲバラの写真がロック界のアイコンとして用いられている効果もあってのことだろう。 そんな彼が士気を高め望んだゲバラ像、それは静かに燃える蒼き炎のような印象だ。 質素で勤勉、冷酷であり物静か、情熱を放つ方向感覚が鋭い。 惨事や極限な状況で、その才気は魅力的に放たれている。 男としてあるべき条件のほとんどを備えた人のようだ。 例えばエンディング(実際あってもなくても影響のない些細な箇所、おそらく監督のこだわりなのだろう・・・)では、ゲバラの人物像を瞬時に頷かせるような下りがある(実際に観ていただくしかない) リーダーとしての人格は、自分にも部下にも平等に厳しく、且つ愛情に満ちている。 当初はフィデル・カストロをリーダーとした反乱軍総勢82名で、8人乗りのレジャーボート「グランマ号;Granma」に乗り込み進攻した。 途中で政府軍の攻勢に遭いわずか12人に減少してしまう。 やがて忍耐と機知に満ちた能力を発揮し、常に学問を忘れず部隊を教育し、誠実さをもって多くの人々と接していく。 反乱軍は成長し約3年後に革命を成し遂げる・・・その中枢にいた人物がゲバラだ。 厳格さ故に必ずしも部下に心底受け入れられていたか?という疑問もある。 だが少なからず彼はリーダーとして支持されていた。 民衆への微笑ましさも忘れない。 その対照的なシーンも随所に散りばめられている。 第一部では、ゲバラ人物像とそのリーダーシップいうテーマがメインなのだろう。 続く第二部での、異なる角度の描き方にますます期待を寄せる。 チェ・ゲバラの哲学こそ、リーダーシップの極みである。 直接行動と理想を同時に描き、妥協なきまま貫く姿勢・・・常に前線に立ち自ら向かっていくシーンが多かった。 現代日本人が忘れてしまった再定義すべき何かだ。
まだ、半分しか見ていない
ある程度、チェのこと知っていても、戸惑うと思う。 モノクロのフィードバックや西側記者との会見なんかが とつぜんインサートされるから。これはどんな意味があるのだろうと。 でも、後半の戦闘シーンはリアルで説得力もある。 チェが同胞の行為をたしなめるシーンもそうだろうなと思わせる。 そして、2部の予告編。 カストロへの置き手紙が読まれる・・・ それは、彼の思想や革命家としてのロマンが色濃く表現されたものであった。 やっぱり、この映画は4時間28分で始めて評価されるべきものだと 思う。
偉大に至る道程
ソダーバーグの映画が好きか嫌いか…白か黒かで訊ねられると…今迄、自分は限りなくグレーに近い判定をしてきました。 嫌いと言い切ってしまうには、毎度話題性が高く、目を背けられない。 好きと言ってしまうには、あまりにも芸達者過ぎて“鼻に付く”…。 ……そう、“鼻に付く”んです。 『オーシャンズ』シリーズしかり『トラフィック』しかり…あのドキュメンタリータッチの余裕綽綽の大御所ぶった手法……とにかく、鼻に付く!ああ、鼻に付く!アナタは気取り屋さん! …と、いうことで、それを踏まえての(何の?)…この「チェ/28歳の革命」です。 やっぱりドキュメンタリータッチは健在。 冒頭から年代があっち行ったり、こっち行ったり…観ていて若干混乱しました。 ……が、それも最初だけスね。一度理解すると、むしろ、この方が彼を理解しやすい。 只ですね、ドキュメンタリーというか、あくまでエピックの側面で淡々と描かれていくゲバラ像。 彼の取った行動、彼の信念は理解できても、彼の内面までは理解できません。まあ、もちろん、実在の人物だった訳だから、勝手にあの時“こう思ってました”とはいかないでしょうが… 彼の行動を淡々と外面から丁寧に描くことで、彼が偉大なる革命家に成長していく過程が分かる、という構図なんですよね。 それと、クライマックスのサンタ・クララ制圧は手に汗握りました。あれだけを切り取って、もっと濃密に描けば、映画として全然成り立つぐらい。とにかく、凄かった… 観方によっては、非常に評価の分かれる映画だと思います。 自分は、そうですね…ソダーバーグの手法が、今回は正しかったと思います。未だに判定はグレーですがw 続編も、是非観たいと思います。
チェ・デルトロ
若きゲバラの活躍を描く 「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見て, 予習しておうた方が,理解度が深まります。 駆け足な展開でも, 革命魂に燃える情熱家チェ・ゲバラを渾身の演技で見せる ベニチオ・デル・トロの存在感が大きくて画面に見入る。 徐々に貫禄がついていき, 最初と最後では見た目の大きさまで変わった印象。 エンドクレジット後に予告篇が流れます。 後編が待ち遠しい!!
彼は如何にして、革命家になったのか?
20世紀最大のカリスマ、チェ・ゲバラ。今も世界中の人々から、熱狂的な支持を受け続ける彼が、如何にして革命家となったのかを描いた本作。ソダーバーグ監督とデル・トロの執念が詰まったような、渾身の一作になっています。 チェ・ゲバラについて、吾輩はそんなに詳細な知識を持ち合わせておりませんでした。“中南米のゲリラ活動家”“ひげ面の写真が有名”“どこかの国の政府に負けて死んだ”“Tシャツのデザインで、よく見かける”と言ったところだったでしょうか。この映画では、人々に自由と平等をもたらすことがどれだけ重要で、そしてその為には相手が如何に強大でも戦わなければならないということを、彼が如何に実践し、そしてその結果どのようにして“革命家”になっていったのかということを、鮮烈に描き出しています。吾輩の持っていたイメージを修正してくれるのに、充分な内容でした。いやむしろ、これほどまでに真摯に自らの主義、信念を貫いた生き方をした“チェ”という人物に、吾輩大いに惹かれました。フィデル・カストロは、キューバ人です。キューバ革命は、彼にとって祖国を我が手で救う為の戦いでした。しかしチェは、キューバ人でもないのに己と同じ志を持ったフィデル達に共鳴し、その信ずるがままに戦いに身を投じて行く。人として、これはなかなか出来ることではないと思います。そして更にはキューバ革命以降、世界各地の圧政に苦しむ人々を解放する戦いにも、その身を投じていくのです(この辺りのことは、続編のエントリで語らせていただきます)。チェの信念と情熱は、周りに波及し、絶対的な存在である強者(政府あるいは大国)に立ち向かう大きな力となっていくのです。 この映画ではキューバ革命の成立までの行程に、後年(1964年)チェがキューバ代表として国連総会に出席し、演説するまでのシーンがカットバックで挿入されています。そのどちらもが、強者に対して一歩も退かず、果敢に攻めて行くチェの信条を映像で語っています。重厚かつ、インパクトのある映画に仕上がっています。 前述しましたが、チェの顔写真がプリントされたTシャツを着ている人を、街でよく見掛けます。また浦和レッズのサポーターが持つフラッグに、描かれているのを見た記憶もあります。ファッションのアイコンとしても、世界中で使われているチェ・ゲバラですが、果たしてどれだけの人が、彼の真実の姿を知っているでしょう(Tシャツ着てても『誰コレ?』って言う人、結構いるんじゃなかろうか)?そんな人達に(吾輩もそんなに偉そうなことは言えませんが…)、ぜひこの映画を見ていただきたい。そして、彼が何故ここまで世界中の人たちから支持されているのかを、自分なりに考えていただけたら…と、思います。
キャストがいい
ジョニデ、ジョンレノンなど、著名人にもファンが多いゲバラ!これを見ると、その理由がわかる気がします。 ゲバラの名前も聞いたことがない人は、予備知識を入れていかないと、つまらないかも??でも、そんな人こそ歴史を知る意味でも、見た方がいいようなぁ気がします。やっぱり39歳の別れの手紙と一緒に見るべきです。
前編のデル・トロはちょっとふっくらしたいい男!
最近一番観たかった作品、 チェ、にようやくご対面です。 でも、二部作の一本目だけです。 やっぱ、チェが凄かったのは、 30歳代になってからのボリビアでの活動でしょうから。 まぁ、これは 受売りですけど。 彼の事を知ったのは、中学の頃に観た映画。 誰が出てたなんかこれっぼっちも覚えていないのに、 ヘリコプターにのせられて輸送されているラストのシーンを おぼろげに覚えているのです。 彼がカストロに会い、キューバ革命に参加したのが 題名の通り28歳の時で、革命が達成したのが30歳の時。 彼になりきっているベニチオ・デル・トロの姿も 最初はふっくらしていたのが、 最後の方はかなり精悍になり、まるで別人のようでした。 この映画を観ながらチェのどこが偉大なのかを考えました。 きっと、革命の進展過程のちいさな成功に浮かれる事無く 本当の革命の成否は、革命後に人民が自立できるかどうかだ という事を見据えていた、というところなんだと思います。 だから人材の育成に力を注ぎ、 活動の合間にも、部下に読み書きを教えて続けたのでしょうね。 でも、やっぱり、まだ半分、この続きが観たい!
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