「よくわからなくなりました・・・」ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
よくわからなくなりました・・・
長女と長男がアメリカに滞在中、エドモンドとルーシーはいとこのユースチスの家で動き出した帆船の絵に吸い込まれてしまう。前々回はクローゼットの中、前回は地下鉄の電車が通り過ぎたときにナルニア国へと移動した。そうしてナルニア国王となっていたカスピアンに再会するのだ。ユースチス(ポールター)はやんちゃ坊主で居候の二人にうんざりしていた。標本にしてやる!なんて、かなりの乱暴者か?そんな彼は『リトル・ランボーズ』で大活躍してた。
朝びらき丸は流行の海賊船かと思ったけど、彼らはナルニア海軍。あちこちで領土を広げるという帝国主義の産物であるかのよう。これがイギリス産の物語だと考えると、彼らの国民には受け入れやすいのかもしれない。それはさておき、カスピアン王(ベン・バーンズ)の目的は父の従者であった7人の貴族を見つけること。最初に訪れた島はナルニア領土だったが、奴隷売買が蔓延し、緑の霧の怪物に生贄をささげていた。ここで1人目の貴族に剣をもらう。さらに別の島では透明の怪物(実はのうなしあんよ)がルーシーをさらう。そこに住む賢者コリアキンが残りの貴族の居場所を教えてくれた。憧れの人みたいに美しくなれるという魔法にとりつかれたルーシー。姿はスーザンだった・・・美しいというより、姉さんに憧れてたんだな・・・
次の島では何でも金に変える泉を発見。しかしユースチスが金に惑わされドラゴンへと変身を遂げてしまう。ようやく見つけた青い星に導かれて目的の島へと到着した一行。ついに最後の戦いが始まった。
目的がよくわからない冒険ファンタジー。邪悪な魔法を解くために7本の剣を集めるというのだが、どんな魔法にかけられていたかもさっぱり・・・ペベンシー兄妹も下の二人だけになっちまったし、これはユースチフの成長物語なのだろうけど、彼の面白キャラ以外は見どころがないような映画。