「正当化は決して出来ませんが、、」サヨナライツカ たかなさんの映画レビュー(感想・評価)
正当化は決して出来ませんが、、
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2010年に初上映を鑑賞し、10年経ってなんとなく観てみました。要するに不倫をテーマにした不純恋愛物語と言ったところでしょうか?主人公は周りに迷惑をかけた上に、自己防衛の為にさらには愛した女も傷つける。ひどい男だとは思います。ただ、葛藤も強くあったのではないかな?ただ“小さい頃からの夢”を叶える為に出張に出たものの、叶えたい夢を超えてしまうものに出会ってしまった。築き上げたものを捨て切れず、時が経ち自分の息子に本当に大切な事を教わる皮肉。本当に大切だったものに気持ちを伝える事が出来なかった後悔や切なさが小説や映像では伝え切れないものではないかと思います。そんな言葉に出来ない想いは教訓でもなんでもないように思います。心から愛している人に出会えたら正解なんて無くて、ただ心から愛せる気持ちは自分だけの宝物なんじゃないか、って思うような映画でした。
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