劇場公開日 2008年8月2日

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「今年の夏はマシンガール!」片腕マシンガール 金子サブローさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5今年の夏はマシンガール!

2008年6月27日

笑える

楽しい

単純

メディア・ブラスター東京ショックシリーズ第1弾
「片腕マシンガール」は海外の映画祭で大好評で2008年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭の上映では第2弾の「東京残酷警察」の予告編も合わせて映画祭の目玉となった。

それにしても井口監督は凄い映画を撮ったものだ。
女子高生がちょん切られた腕の変わりにガトリングガンを装着して殺された弟の敵を討つ。こんな作品がいままでの日本映画にあっただろうか?
永井豪原作の「おいら女蛮」ですでにその兆しは見えていたが本作ではそのおバカ度がパワーUP!大いに観るものを楽しませてくれる。

人によってまた様々な楽しみ方が出来るのもこの作品の特徴だろう。
アクション好きにはユーデン鈴村氏による殺陣、ジャージの忍者隊との戦いやラストバトルが見所だし、特殊メイク、特殊造形好きにはアメリカSF映画雑誌ファンゴリアで日本のリック・ベイカーと称賛された西村喜廣氏による片腕アタッチメントやドリルブラ、そして同氏による残酷表現はスプラッター好きにはたまらないだろう。八代みなせのパンチラや亜紗美の匂いたつような芝居に萌える観客もいるだろう。
アメリカではすでにDVDが販売されているがアマゾンでは大人気の為入荷待ちらしい。しかしせっかくのB級エンターテイメント作品なのだから是非映画館でポップコーン片手にグラインド・ハウス気分でワイワイと楽しんで欲しい。

金子サブロー