「記憶の彼方にある作品。」赤い風船 lotis1040さんの映画レビュー(感想・評価)
記憶の彼方にある作品。
小学校のときに定例的な上映会というのがあって市民会館へ行って見るのだが、その中で印象的な映画といえば赤い風船だ。
真っ赤な風船がまるで意思を持っているかのように、というか意思を持ってあちこち旅をしている。
その風船と少年の友情みたいな話だったように思うのだが、昔の記憶過ぎて思い出せない。
随分と頑丈そうな風船で、子供心にこれは風船じゃなくてボールではないかと思ったものだが、そうそうこの年にリバイバルしたのは覚えていて、見に行きたかったが結局時間がなくて見に行けなかった。
石段を風船は転がったり跳ねたりその様子がとても美しい。
こんなにも素敵な映画があるんだろうかと思ったくらいに素敵な映画だったのを覚えている。
制作が50年代というのは驚きだ。
80年代くらいにできた映画だとばかり思っていた。
この作品がまた世に出ることを切に願う。
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