ビルと動物園のレビュー・感想・評価
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無防備な人間ほど面白い
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映画「ビルと動物園」(齋藤孝監督)から。
高層ビルの窓拭きシーンから、この物語は始まる。
動物(園)好きの学生アルバイト(主人公)が、
仕事を終えて帰る車の中で先輩と話しをするシーン。
先輩は、高層ビールの外窓から眺めるビル内の様子、
それも無防備な人間ウォッチングが面白い、と言い切る。
まさか、窓の外を掃除している人たちに、
じっくり覗かれているとは気付かない(意識していない)から、
普段見せない行動が出てしまうのだろう。
これって、ビル内だけでなく、私たちの生活でも同じ。
周りを意識している時は、皆を驚かせるような行動をしないが、
一旦、他人の視線を感じなくなると、無防備になることはある。
それが盗聴、覗きをする人にとっては、格好のターゲット、
もちろん、ストーカーまがいの犯罪は、いけないと思うが、
無防備な人間たちのウォッチング、私も興味がある。
飲みすぎて我を忘れてしまう人、これも無防備なんだよ、実は。
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