ブロークン・イングリッシュのレビュー・感想・評価
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パリでお幸せに
グザヴィエの「わたしはロランス」が最高なM・プポーって、こんなに男前だったっけ!?
H・ハートリー監督"ヘンリー・フール・トリロジー"での印象がデカいP・ポージーや「ラスト・ショー」なボグダノヴィッチに母上、G・ローランズと豪華な出演陣。
ニックに続いてゾエも監督業に偉大な父親、カサヴェテスは何を思う!?
恋愛映画としてキュンキュンする展開がある訳でもなく深刻に悩んでいる事柄に共感すらできない。
共感。
周りが幸せになって行く中で、自分の恋はうまくいかない。素敵なひとが現れても不安。。同年代、同じ境遇の自分としてはものすごく共感してしまった。彼女を取り巻く環境が、彼女の勇気が、彼女の出会う人々が、やさしいもので本当によかった。
光と色のきれいな映画。
等身大の独身行き遅れ女性
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 65
音楽: 70
主人公は特別な女性ではない。真面目な社会人として生活をしていて、だけどちょっと奥手で男性との付き合い方が苦手で男を見る目がないだけ。気付いたら仕事と日々の生活に追われ、年齢だけを重ねている。そんな彼女が運命を変えることになるかもしれない恋を求めて何が悪いだろう。でも会ったばかりの男から突然仕事も何もかも投げ出してパリに行こうと言われても、常識人として急に承諾など出来るわけが無い。でもやはり今を変えたい、ささやかな幸せが欲しいと思うのは偽らざるところだろう。都会の日常のどこにでもある等身大の話だからこそ視ていて共感を感じやすい。
気に入らないのは地下鉄の場面で偶然に頼りすぎていること。しかもあまりに劇的な場面で。これはいくらなんでも嘘臭い。ちょっと白ける。再会はもっと工夫して欲しかった。反対に最後の終わり方は良かった。これからの二人のことを色々と想像してしまうし微笑ましいし、そんな余韻が心地よい。
フランス人はHの発音が苦手らしい。だから(H)ungryがアングリー(怒り)になるし(H)appinessがアピネスになる。私もお腹すいているんではなくて怒っているのだと思った。
共感!!
10/4/11
ノラの気持ち、すっごく分かる。
不安になって臆病になって、愛したいし愛されたいけど、
愛せないし愛されない。
でも魔法を信じたい。
前へ進む勇気!!
ユルユルとフワフワと流れるこの空気感。
何とも言えないあのラスト。
ジュリアン、私も連れ去って!!
ノラがとってもオシャレです。
双方向から。
名画座にて。
ついにカサヴェテス・ファミリーの娘も監督デビューですか^^;
スゴイ。しっかりとお母さん(グロリア♪)も出してますしねぇ。
う~ん、、ただ。やはりお兄ちゃんの才能に比べるとまったく
大甘でxxベタベタネチネチとした感触が残りましたねぇ。。
大物監督の娘。というと有名どころでコッポラの娘さんとか
いますけれど、その評価は好き好きが分かれるところで。
私が思うに、これら女性監督の癖というか^^;
女性特有の感情曲線のようなものを感じてしまうんですねぇ。
あんまり大局を見ていないというか…。私性に没頭する感じ。
物語を作るなら、男性側の感情も考慮しませんと(爆)
今回の主人公、P・ポージーは可愛いけど、どこか垢抜けず、
ふにゃふにゃクネクネしている感じがどうも私的にダメxx
お相手M・プポーがエラくカッコいいので^^;何か噛み合わない。
彼が、彼女の、「どこ」に惹かれたのかが解明できないため、
その後の不安症にさいなまれる彼女を支え続ける彼こそが、
どうにも気の毒に思えて仕方ない。恋愛というのは、片方の
底力だけでヨイショなんてできないので、その柵がクリアに
なればいいなぁ…と期待してスクリーンを見守るものの、
彼女がフランスに渡ってからの行動にもまるで説得力がなくx
オイオイ…というところで、やっと??ということになるが。。
この危うさから比べると、お母さまのドッシリしてること!(爆)
本作で言いたいことは全部このお母さんが言ってくれるので^^;
まぁ…彼女の場面を観るだけでも。価値あり。か。
(男はそんなに待てないし、他に標的を見つけるのが得意?)
「昨晩は楽しかった」「セックスをしなくても?」
映画「ブロークン・イングリッシュ」(ゾエ・カサヴェテス監督)から。
恋愛下手の主人公、ノラ・ワイルダー、30代、独身。
意中の男性と、いい雰囲気になると、ハイテンションで強いお酒を飲み、
気がつくと、翌朝、横にはその男性が寝ているパターンが続く。
「あぁ〜、またセックスしてしまった」と自己嫌悪に陥った頃、
フランス人のジュリアンと出会ったが、彼とはセックスをせず朝を迎える。
そんな彼が、朝、彼女を見つけた時、「昨晩は楽しかった」と告げる。
それに答えた彼女の台詞が「セックスをしなくても?」だった。
続けて彼が呟く。「セックスをしないと嫌われる?」。
そして彼女がぼそっと「相手の男による・・」と恥じらうシーン。
なぜか、印象に残っている。
「帰らせたくない、僕と一杯だけ」
「もう一杯、どうだい?」「(飛行機に)乗り遅れるよ」「そうね」と
アルコールに関する台詞が、私のメモ帳を黒くした。
「アルコール」と「セックス」の話題が、こうもサラッと続くと、
却って、爽やかに感じてしまう。(笑)
やっぱり、殺し合うシーン連続の映画より、キスシーンの多い映画の方が
私には合っているな・・と「貸切」状態の映画館を後にした。(汗)
甘い甘い濃厚なLOVE
甘い甘い甘い乙女の為の作品。甘い映画でした。
勿論、男の僕でも楽しめました。
こんな映画みたいな素敵な恋愛、ドラマチックな人生、ロマンチックな偶然…運命を信じて生きたいものです。
ありふれた結末で、使い古された表現がよくでてくる映画ですが、観た後に心がぽっと温まるそんな素敵な作品。
単純に良い映画です。
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