愛のむきだしのレビュー・感想・評価
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最高傑作
園子温映画を観るのはヒミズに続いて二回目でした。
ヒミズも大好きで、邦画の中では愛のむきだしに続いて二番目に好きです。
最高のエログロ。血しぶきがすごすぎると思うところもありますが、その演出も含めて園子温監督らしさなのかなと思いました。
最後はとにかく号泣。泣かされました。
AAAのことは全く知りませんが、西島隆弘さんの演技、本業が歌手だとは思えないほど素晴らしかったです。
そして満島ひかりさん、女ですが惚れました。可愛らしさもあり、エロさもあり、躊躇しない演技が最高にハマっていました。
安藤サクラさんの演技はリアルに怖かったです。すごく上手いです本当に。
観てよかったです。また観ます。今まで観た映画の中で一番好きになりました。最高です。
おいしさ山盛り
サブキャラながら、渡辺真起子演じるカオリが魅力的だ。
何歳になっても自由奔放で感情むき出しの体当たり女。でもそこが良い。
スタイルの良さと華やかなビジュアルが、とても合っていた。
安藤サクラの不気味さも良い。
ずば抜けて美女なわけでも身長があるわけでもないのに、強い存在感でスクリーンに映えまくっている。
変態、宗教、愛、犯罪、コメディー、アクションなどなど、とにかく山盛りな長編映画。
端々で流れるゆら帝も良かった。
何回か観てるんですけど
正直、サイコーッの映画だと思います。
終盤の精神が壊れてしまったユウの姿にそれまでのヨウコへの想いや頑張りを思い出すと切なすぎです。
予備知識なしで初めて観た時はそこでマジ泣きしました!
そして登場人物の写しかたがカッコいい!音楽のチョイスも渋くてカッコいい!値札くんもイイやつ!
爽快!
親子関係、宗教、愛、レズ、精神の病。四時間だけどノンストップでめちゃ楽しめた!
園子温ってすごい!って感じた。
ユウ(西島隆弘)があまりにもかっこ良く時に美しく(女装の時)惚れました。神父の父に懺悔を強要され始めたら罪を作って嬉々として報告する健気な感じ、運命の人ヨーコ(満島ひかり)と出会って生まれて初めての恋に落ちてしまった時の可愛さ。洗脳されたヨーコを助けようする男らしさ。そしてゼロ教会の乱闘に挑む姿。最後ヨーコが精神病院に助けに来て思い出し正気になってヨーコとてを繋いで駆け抜ける爽やかさ。
ヨーコに嫉妬しますわ。
良くも悪くも西島隆弘
↓観た直後に書いた。しばらく時間たった今の方がこの映画が好き。西島隆弘が好き。好きどころじゃない。
キリスト教とカルト宗教の間で真の愛を求めてもがく2人の壮大なラブストーリー。
プラトンの洞窟の比喩が出てきた。
【登場人物】
ユウ(AAA西島隆弘)
ヨーコ(満島ひかり)
コイケ(安藤サクラ)
ユウの父(渡部篤郎)
ユウの母(渡辺真起子)
3秒くらい出てくるチンピラ(綾野剛)
ヨーコの従姉妹(松岡茉優)
しかしなんで主演を西島隆弘に決めたんだろ。
だってこれまで特に何かの映画に出てるわけでもないし、そもそも俳優じゃないし。。。
所詮AAAだしって個人的に完全にあなどってたけど、意外と悪くなかったどころか、かなりの好演だった。
ユウは、地味な高校生だったり、父親に虐待されたり、 女装したり、刀を持って闘ったり、女子に露骨に誘惑されて勃起しまくったり、心神喪失したり、声を枯らして愛を叫んだり、とにかく忙しくて難しい役なのにね。
西島くんgsこれからも映画に出るようになったとしたら他のメンバーとの格差がE-girls並みになるな。
タイトルの「愛のむきだし」が一番ピンときたのは渡辺真起子だった。
中盤、渡部篤郎と再会するシーンまでは、これは渡辺真起子の映画なんじゃないか?と思うくらい全てがむきだしだった。
ついこの間「トルソ」を観たばっかりだったから、そこからのテンションの差には驚くばかり。
ストーリーは、あまりに壮大なラブストーリー。
敬虔なクリスチャンのユウとヨーコがある事件を機に出会うが、ユウの片想いのままヨーコは怪しいカルト教団に連れ去られて洗脳されてしまい、ヨーコを助け出そうとするもうまくいかず、そのショックから今度はユウが心神喪失で精神病院に入院してしまい・・・
目まぐるしい展開だった。
どんだけの要素とテーマを一本の映画に盛り込んできたんだよっていう。
私が今まで観た中で一番長い「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」の204分を大幅に上回る237分、ほぼ4時間だからねこの映画。
前半の2時間はなんだったんだろう...っていうくらい後半が濃かった。
溜めて溜めて溜めて、ガッとスイッチ入れてそこから一気にガーーーーーッと追い込んで終わった感じ。
でも前置きが長い分、感情移入不足による置いてけぼり感はなかった。
中盤の盗撮特訓のくだりは必要?と思ったけど、仲間たちが最後ユウのために必死になったのはあの特訓で絆を深めておいたからだったんだろう。
無意味なことを一緒にやった友達こそ、後々かけがえのない存在になっていくんだ。
そんなこんなで。
4時間っていうのがいかんせん長すぎて「いつか観よう、でも今日じゃない」状態が3ヶ月くらい続いていたので、観終わったというこの達成感ね。
何回かに分けて観たけど、それでも諦めず最後まで頑張って観ようと思わせる園子温はやっぱり偉大というか尊敬に値するというか。。
園子温といえば、以前ワタリウム美術館で映画「ラブ&ピース」の原作絵本の展示やってて、やたら感銘を受けたのを覚えてる。
「人生は電気代じゃない」っていう、ラブ&ピースと全く関係ない書が一番印象的でした。
ちゃんちゃん。
愛
とても長いけど、先が気になって見始めたら止まらなかった。中学生の頃に上映されていたけど、ハタチになった今見て本当に面白さがわかりました!
最後のクライマックスシーンがとても好きでした。この愛のためにエロい、グロい、くだらないいくつものシーンがあったように感じてしまうくらい、
純愛な映画でした。
本当によかった!園子温監督にハマってしまいました。ヒミズもよかったけど、やっぱり愛のむきだしが一番好き!
満島ひかりちゃんも西島隆弘さんも凄い凄い好きです!安藤サクラさんは感無量といった感じ。
とにかくいろんな人にこの純愛映画見てほしいです!
長かった。。。
評価が高く、満島ひかりが出てるので意を決して?見たけど、長かった。。。
前半の方はまだ良かった。でも後半そこまで引っ張る必要があったのか!?
それぞれのキャラは良かっただけにちょっと勿体無い気がしました。
主役のAAAの彼は予想外に良かった。もっと俳優として活躍してもいいのではと思いました。
200分を超える長尺であるが思いのほか退屈せず観ることが出来ました...
200分を超える長尺であるが思いのほか退屈せず観ることが出来ました。
しかし、ただそれだけと言うか退屈しないけどこれだけ長い必要はさして感じません。
絶対的な存在
絶対は絶対なのだから、
絶対以外が見えにくくなる。
自分にとっての
絶対的な存在が壊れる時は
自分も一緒に壊れてしまう。
自分の世界がなくなる。こわい。
だから必死だ。
この映画が長くてよかった
夢中になれた。
長い長い感動的なコント。
ずっと前から観たかったんですが、なにせ長すぎて気合いが必要でした。
実際長かった。
長すぎて途中休憩挟んだりしましたが、やっと観れた達成感でいっぱいです。
観て良かった。
満島ひかりちゃんが好きで、最初からほぼ彼女目当てでした。
やっぱり素晴らしい。
かわいい。とにかくかわいい。それ以上にあの爆発するような演技。
数年前ドラマで大竹しのぶさんと共演していましたが、惹きつけられる感じが同じでした。見入ってしまう。大竹しのぶさんのように神憑っていくんでしょうね、きっと。
そして意外にもAAAが良かった。
下巻に入るとおネエ役に磨きがかかってました。キレッキレのアクションも痛快。
難しい役どころの安藤サクラさんも、見事に狂っていました。最初から最後まで。
とにかく配役が素晴らしかったです。
親戚の家の女の子、誰だこの素朴なのに華がある顔立ち松岡茉優ちゃんじゃないのかと思ったら!!!得した気分になりました。
物語も演出も何もかもやり過ぎ。突飛すぎ。
途中から「長いコント」を観ている気分でしたが、それが逆に良かった。
中学生のような下ネタも無駄にかっこいい盗撮シーンも、くだらなすぎて
笑ってしまいました。何事も極めると堂に入るのですね。
途中からは何が起きてもすんなり受け入れることが出来ました。
映画で、コントで、エンターテイメントですから。
そしてラスト、まさかの感動が待っていました。不覚にもちょっと泣いてしまった。
クラシック音楽やゆらゆら帝国が宗教的な雰囲気を演出するのに一役買っています。音楽が効果的に使われている。素晴らしい。
長いです。本当に長いです。
でも、観る価値ありです。
パンチラで感動!パンチラで涙!
上映時間実に約4時間。237分。
その内容は…パンチラ♪っすよ、パンチラ♪(嬉)
章仕立てで進む話は、タイトルが出るまでに何と50分。
奇跡が起こる1年前から始まるが、時間の概念は殆ど不要。
敬虔な神父を父親に持ち、“父親”に認められたい(怒られたい)為に“盗撮”を繰り返す《ユウ》
しかし、その為に勃○出来ない不能者となってしまう。
父親に性的虐待を受けた為に男を憎む“マリア”《ヨーコ》
この2人が運命的な出逢いをするまでが前半。
これに絡むのが、やはり父親に性的虐待を受けトラウマから、話題の新興宗教に入信する女《コイケ》
彼女は、同級生をカッターで刺し、自分の腕や父親の“あれ”をちょん切る狂信者だ!
かくしてパンチラ♪エンターテイメントは前半のハイライトとなる、《ユウ》の《人生初○起》を迎える。
(*^-^)ノヾ(^▽^)ノo(^o^)o(^-^)人(^-^)(@^O^@)(*^_^*)(*^-^)ノ
おめでとう。本当におめでとう。
後半は、レズ映画か?と見せかけて宗教映画へ。
しかし、最後までテンションを保ちながら“愛のパンチラ♪エンターテイメント”は走りきる(笑)
内容がパンチラ♪・盗撮ですから。映画の途中・終了直後に退出する女性が続々…そりゃそうだろう。中には盗撮を容認している…と見る人がいても解らないでは無い。
出演者は主人公とパンチラ♪仲間の3人組以外は観ていて苛々させられる人間ばかり。
前半は父親役の渡部篤郎に苛々させられ、愛人役の渡辺真起子は前半から中盤に掛けて圧倒的な存在感を見せ付けては、観客の苛々感を増幅させる。
こうゆう役所をさせると渡辺真起子の右に出る女優さんはとにかく居ない。『M/OTHER』の頃から、最近の作品『ロストガール』等はまさにその典型的な演技で、彼女でなければあの様な、観客の気持ちの苛々感を増幅させる役はやれないでしょうね。
そしてびっくり仰天したのが安藤サクラです。
もの凄い成長度合いです。彼女は『風の外側』での女子高生役が今ひとつだったのですが、監督と題材が変わればこれほどまでに変わってしまうものなのですね。
『むずかしい恋』を観た時に少し「おっ!凄く上手くなったなぁ〜」と思ったのですが、映画の後半は彼女の独り舞台と言い切って良い位に、観客の心を踏みにじる超絶なるキャラクターを演じきる。
そして、この映画のヒロインで、理想の“マリア”様になるのは満島ひかり。彼女は何度もパンチラ♪を見せてくれるので、このツンデレ(←最早死語)キャラクターは嫌いになれん。
いや寧ろ最後の最後には感動すら覚える。
特に後半満島ひかりが聖書を絶叫しながら引用する場面では不覚にも涙が溢れてしまった…。パンチラ♪で感動ですよ、パンチラ♪で涙ですよ(苦笑)
『女囚さそり』の梶芽衣子は、『キル・ビル』:ユマ・サーマンを経て遂に日本へと回帰した。
最後の纏めの段階で字幕での説明を用いた為か、かなり早足になってしまっていたり、パンチラ♪3人組のその後が不明だったり…と、不満な箇所も少し在りますが、満足度はかなりあります。
だって、パンチラ♪で4時間ですよ。パンチラ♪で4時間!
祝不全勃起完全復活!
(o^-')b(*⌒▽⌒*)o(^-^)o(^-^)人(^-^)ヽ(≧▽≦)/p(^-^)q(〃▽〃)
おめでとう。本当におめでとう。
それにしても、自分の交響曲がパンチラ♪映画に使用されるとは、まさかベートーベンも草葉の陰でよもや思うまい(笑)
何度も書きますが、パンチラ♪ですよ。パンチラ♪
(2009年2月6日ユーロスペース/シアター2)
思った以上によかった
変態、中学生レベルの下ネタ、狂気、、そして愛。
長尺で途中ちょっと疲れる部分がありましたが、最後まで楽しめることができました。主人公二人の演技もよかったです。とくにヒロインの方は迫力満点。また一人注目の女優が増えました。
同監督の「冷たい熱帯魚」はあまり合いませんでしたが、これはよかったです。
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