愛のむきだしのレビュー・感想・評価
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すげぇー作品
ジャケット観て、なんか学園青春ものぽかったんで、
全然観てなかったんだけど。
自殺サークル→紀子の食卓
と観て、園子温は何者なんだと興味が湧いてきて、
今回、愛のむきだし観たんだけど。
これは傑作だ!!
なんとなく、父親とのやりとりなんかは、
ベルイマン的な匂いもしてて、他にも、いろんな影響が入ってる感じなんだけど、
そこから、盗撮にいくっていう屈折した感じも好きだし笑、
教団の安藤サクラさんのサイコパスっぽい感じも、いいです。
(今はもうとても有名になってしまいましたが、当時から潜在能力が画面いっぱいに出てますね)
そして、満島ひかりさん。笑
最初は、なんというか、何もかも嘘っぽい感じだったのが、
コリントの信徒への手紙を暗唱するシーンで、化けた笑。
殻がぶっとんだ?
紀子の食卓の吉高さんの最後のシーンを思い出すくらい、
超インパクト。笑
結構長い作品だけど、最後までぶっ通しで見てしまった。
最後の最後まで、すごい。
すげー!すげー!って一人で騒いで観てました。笑
園子温監督作品の中でも、僕の中で大好きな作品になりました。
まさに愛の"むきだし"
237分の衝撃―。でした。
タイトル、微妙というか、なんというか、レトロチックですよね!?
キャッチフレーズは
237分の衝撃―。
実話をベースに描く、
無敵の“純愛”エンタテインメント
私的には、「パンチラエンタテインメントの奥にあるものは…」という印象でしょうか(苦笑)
237分。
とても長いですが、桜坂劇場では途中休憩がありました。
俳優陣はなかなかいい感じな気がしました。
そして、私が男性で、映画がパンチラ満載だったせいか、全然飽きずに、眠くならずに237分スクリーンを見てました(*^^*)
ただ、実はけっこう重いテーマ。
ところどころストーリー展開が雑な気もしましたが、まぁ、実話ベースのエンタテインメントなので。
それに、あまりきっちり描きすぎると重いほうが印象に残ってしまう。
視聴した人のどれくらいが重さを感じ取ったのか不明ですが、重さをできるだけ感じさせないような作りは成功しているような気がする(意図的かどうかは知りませんが)。
放映が数回しかないということもあり、劇場内はけっこう人が入っていました。
そして、沖縄出身の「満島ひかり」。
「安藤サクラ」もいい味出してるんですけど、その側近の女性の一人がけっこうよかったんですよねー。。。
確かショートカットのほう。
公式サイトとか見ても誰かわからないorz
とりあえずめぼしい人を何人か備忘録。
中村麻美←たぶん違う
玄覺悠子
広澤草←この人のような気も
映画的には
変態と宗教と思い込み をエンタテインメントでくるんじゃった、って感じでしょうか!?
純愛ってのは、ちょっとわからなかったですね。
レオンみたいなののほうが純愛のイメージかと。
むきだし、は監督の考えそのもの
家族愛?信仰?バカヤロー!そんなの綺麗でも美しくもねえ!
そんなの無くても感情剥き出して戦え‼その先にしか光なんかねえんだよ‼
変態?エロ?原罪?だからなんだよ、剥き出して行けよ!それしか生きる方法なんてねーんだよ!
という監督の考えがガンガンと伝わり、満腹になりました。
これが万人受けするとは到底思えませんし、賛否両論になるのは自然な事だと思います。
まずはそんな監督の考えに共感できるか、否かもあると思います。
この映画は色々な内容がてんこ盛りだという批判もありますが、信仰、近親相関、虐待、変態、レズ、カルト、エロ、グロ、というのは、てんこ盛りではなく多くは繋がり混ざりあっていることが多く、現実世界ではてんこ盛りになっていたりします。だからそれを全て出したのはいいんじゃないかと。
しかし、余りにストレートな表現に、笑えない犯罪を茶化した表現に嫌悪感を覚えるのも納得。
あまりに内容がてんこ盛りで刺激的であるあまりメッセージ性という部分は伝わりにくくなっているとも思いますが、監督の他の作品を観ていたら、メッセージは分かります。
世間的に悪人、非常識人、変人と呼ばれる人々には精神的社会的に崩壊するにいたった理由がある、という部分を表現している。そのことにより、この映画は何かしら登場人物に共感できるような辛い生い立ちや境遇を経験したことのある人の方が感動できるだろうし、彼らに対するエール、ともとれる。
しかしながらそれを見て感動するか、逆に傷つくか、愛を感じるか、恐怖を感じるか、は紙一重だと思う。
タイトルなし(ネタバレ)
わけわからん!!が率直な感想。(褒めてる)
どういう気持ちで見たらいいのかわからないストーリーだった笑
ヨーコが出てくるあたりまでは、登場人物みんな頭おかしい… と一歩引いてて、
けど仲間たちとかとの馬鹿馬鹿しさにちょっと引き込まれて、どういう風に終わるのか検討がつかなくて気になってきて、本部に突撃するとこはやっぱこの人らおかしい…ていう感じ
宗教の恐ろしさみたいのはあんまり入ってこなかったな
悪だとわかって観ていたのでただただ不快ではあったけど
満島ひかりに惹かれた。バスの中初めてこちらに向けた目線とか。コリントの信徒への手紙とか。初めて感情をこちらに向けてくれたね。という感じ
終わりがけの考えてるとことか。
あと音楽がいい。
基本的に感情移入して映画を観るので、移入できないと、不可解だ、となるのかな?
面白い
やりたい事をやりきりました!感。
園監督がやりたい事をとことんやった映画という印象。「むきだし」ってだけあって、前半それぞれが抑圧していた感情をむきだしにしていく様はなかなか良かった。
『自殺サークル』や『紀子の食卓』の様な抽象的な問いかけ(アレはアレで好きなんだが)を排して、性や宗教をどストレートで描いた思い切りの良さも当たっています。
持ち前のB級感も全開ですが、園子温作品を見ようと思うなら、この作品からを勧めます。
個人的に『ヒミズ』以降は園作品の良さ感じられないので。
それにしても、この頃の園監督は本当に役者さんの使い方が旨くて、特に若い主演3人(安藤サクラも入れてます)が凄くいい。満島ひかりはその前から画面映えする女優さんだったけど、この映画で化けた気がする。
「コリントの使徒への手紙」のシーンは、内容はともかく演技が圧巻。観入ってしまいます。
長い映画だけど、見応えのあるいい映画です。
とにかく長い。前半途中まではよく意味が分からなかったけど、折り返し...
キツかった(ノд-`)
長い。くどい。厨二。キツい。
登場人物ほぼ全員が変態で馬鹿。
ユウはヨーコに対して優しく接しようとしてるけど、
ヨーコはユウに対して終始 敵意むき出しにし過ぎ。
(最後の最後に変わりますけど)
みんなの執着心(?)みたいなものが気持ち悪い。
病んでるんでしょうね。精神病にしか見えなかった。
感情が一方的過ぎで、とにかく騒いで叫んでてカオスだった。やり過ぎでシラケる。誰に対しても感情移入は出来なかった。
出演者の化粧や髪型が古すぎるんですが、本当にあった出来事のようなので、その時代のものに合わせているんでしょうか?
前半を見てコメディかと思い、バカバカしいと思いながらも少し面白いと思っていたのに、後半は宗教のお話になってきて、しかもくどくて長くて、正直つまらなかった。
宗教関係の事件を題材にしたものを見るのなら、ドキュメンタリーを見るからいい。こんなに長くする必要なかったんじゃないか?この映画の趣旨は何?
最終章の最後の病室のシーンだけちょっとだけ感動したけど、この監督の映画は合わないと心底思いました。一応ハッピーエンドって事になるんですかね。最初は★0.5付けるつもりでいましたが、最後のヨーコが良かったので、★1.5にしました。
今後は、いくら高評価だったとしても、この監督の映画だったら、見るのを躊躇いそうだ。
タイトルなし(ネタバレ)
満島ひかりの美しさが際立ってる作品。
強い女性なんだけど、その中の弱さにどんどん惹かれてった。
にっしーの体当たりの演技も本当に素晴らしい!
安藤サクラがいなければこの作品は成り立たない!
と言える演技力はさすが圧巻!
長いかもしれないけど、絶対見た方がいい!!
こんなに心を打つ変態はいません!!
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