劇場公開日 2009年1月31日

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「これは最低以外の評価なし。」愛のむきだし お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5これは最低以外の評価なし。

2020年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

世間の高評価にもかかわらず、私には、園子温監督の「恋の罪」が酷い作品だとしか思えなかったので、果たして世間の高評価と私の見立ての差はどうなのか、きちんと確認しておくために、(つまり、園子温監督という王様は裸の王様なのかどうかを判断するために)急遽DVDで本作品を観てみた次第です。

……とにかく、これは酷かった。

ストーリーは、目の前にいる恩人を別人だと勘違いする女性のお話です。

そう。
何百回も使い古されてきて、手垢がビッシリこびりついた構図です。

最後に、こうなるだろうと想像できる通りのエンディングに至るまでに、3時間以上も椅子に座っている苦痛と言ったらありません。

あまりにも「偶然のおかげ」というものが乱発されていて、ストーリーには興がまるでなし。
このシナリオを作った(作らせた)人間は、かなり相当に「力量レベルが低い」と思わざるを得ませんでした。

20代で人生経験がまだ少ない監督の作品ならともかく、50近くにもなって、こんな「大声で叫んだり暴力を振るったり血がドヒャーと飛び出たり、それが映画だ」と思い込んでいるような人間の作品など、今後は一切観る必要なし、と判断しました。

お水汲み当番