「愛をむきだすのは異常、という事」愛のむきだし クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
愛をむきだすのは異常、という事
タイトル出るまで1時間は掛かって、
そこまでのテンポは(回想なので)早くて見易くて、
この調子でいくかと思ったら、
タイトル後がスタートでそこから3時間…、正直長いと思った。
ユウとヨーコのラブストーリーなのだが、
そこに複雑な家族と怪しい新興宗教が絡み、
結局誰もハッピーにはなれないのかと思ったら、という展開。
エクストリームな残虐は無くとも、理性の壊れた人が多数。
「正」と「悪」はハッキリしているのに、勧善懲悪には至らない。
故に終始イライラさせてくれる。
イライラさせてくれるのは、出来の良い映画の要素だと思う。
時間長いとは思ったが、ドタバタが多いので気になるほどでもない。
最後は、あれで良かったと思う。あれ以下は許さん。
にしても、「園映画」なので疲れる。
今回は時間もそうだが、バックグラウンド(特に宗教)が重い。
園監督はよくキリスト教をネタ?に持ってくるが、
仏教とか神道とかでも出来ないかな。興味津々。
西島隆弘と満島ひかりの熱演と、
安藤サクラの怪演が素晴らしい。
渡部篤郎が後半出番少ないのと、
板尾さんがあれっきり出てこないのは残念
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