劇場公開日 2009年1月31日

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「邦画史上最長のカオスと愛」愛のむきだし オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0邦画史上最長のカオスと愛

2019年5月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

難しい

クリスチャンの家系に生まれた本田悠と父の再婚相手の連れ子の尾沢洋子とのひどく歪んだ純愛を4時間近くの長尺で描いた作品。

今まで中々観ることの出来なかったTHE園子温フィルム的な作品をようやく観ることができた。
過去最長クラス4時間の長尺は配信サービスでかれこれ2週間くらいに細かく分けて鑑賞した。
Netflix様様笑。

変態的でバイオレンスでカオスな行動で歪み切った本田悠を純真に演じ切ったのはAAAの中心的存在の西島隆弘。
正直鑑賞前はまったく俳優的キャリアのない人だと思っていた為、本作のストレートな演技に驚いた。
純真さが故の満点の笑みで盗撮を通じてのAVメーカーへの入社、新興宗教団体の本部への単身殴り込みを実行したりと破天荒な演技をストレートに披露し、他の作品でも観てみたいと思わされた。
またかなりの美形で女装もかなり美人だった笑。

ヒロイン役の尾沢洋子演じるは満島ひかり。
悠を毛嫌いし、窮地を救ってくれた女性サソリ(悠)を片思いの相手のごとく慕うある意味こちらも変態的で魅力的なヒロインを演じる。
必見と言われているオ◯ニーシーンなどを含め、体を張った演技を見せる。

また主演の2人を食ってかかる存在感を見せつけるのが安藤サクラ演じるコイケである。
一目惚れ?したのか不明だが悠に異常な好奇心を見せ、ありとあらゆる方法で悠を挑発していく。
幼少期に板尾創路父の虐待によって歪んでしまった彼女が板尾のナニを弄び、素◯をし、唐突にナニをぶった切るシーンはとんでもなさすぎてぶっ飛んでた笑。

何からナニまで圧倒的でエネルギーに溢れた怪作で快作だった。
ストーリー的に、構成的に決して王道の映画では全くないのに鑑賞後の得体の知れない爽快感は一体何?笑
しばらくはゆらゆら帝国を聴いてそうです笑。

オレ