「気持ちだけで十分。」7つの贈り物 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちだけで十分。
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今作を観てまず思ったのは、
これは本当に「贈り物」なんだろうか?ということだった。
いや、一部の人間からすれば確かに、
人生を大きく変える贈り物なのかもしれない。
では、人間に与えられた寿命は?運命とは?なんだろう。
果てない善行から、罪とは相殺されるものなんだろうか。
なんか違うよな。そう思う人も多い作品だと思う。
そもそもここで語られる罪(また分かりにくい映像で見せる)
とは…確かに悲しいし、自分を許せなくなるのも分かる。
だが、そこから彼が派生させる善行はあまり的を得ていない。
もし自分がその犠牲者のひとりだったとしても、彼に
そんなことは望まないと思う。人助けとは聞こえがいいが、
親切を超えた行いに、何かしらの企みが見え隠れするのだ。
ただ、もちろん彼は、悪人ではない。だいたい悪人が
そんなトラウマを抱えないし、贖罪に喘ぐこともないだろう。
なので、彼の行為をどうこうとは言えない。
私には、絶対に、そんなことは出来ないからだ。
そして多分、自分がされる側だとしても、絶対にいやだ。
もちろん今作での皆さんも、知っていれば違ったろうが。。
W・スミスがげっそり痩せて、予告を観た時から辛かった。
この監督の作品、どうもウィル本来の輝きを放ってくれない。
彼が本作中で、ほんの僅かながらに見せる笑顔に、
うわ~♪と思い喜んだのは、私だけだっただろうか。
「生」の似合う体格俳優に、「死」とか「滅」とかは、ダメ。
演技の上手い下手以上に、持ち味を発揮させないのは辛い。
(次回作では7つの元気を贈ってください。お願いします(^。^))
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