「若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ」2012 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ
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映画「2012」(ローランド・エメリッヒ監督)から。
天変地異による現代版「ノアの方舟」と言った感じだが、
その原因は、64万年に1度しかない、太陽系の惑星の直列、
2012年の冬至、12月21日に訪れる、という
マヤ暦にヒントを得た終末説は、妙に納得してしまった。
最近の世界各地で発生している異常気象も、
単なる偶然ではなかったりして・・と考えてみたり。
宇宙船ならぬ、潜水艦のような方舟に乗れる人は限られていたが、
アメリカ大統領は、1人の地質科学者に乗船を勧める。
その時の台詞が
「若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ」
もっともっとスケールの大きな台詞があったにも関わらず、
なぜかこの一言を選んでしまったのは、最近、
政治家の価値を疑問視するような出来事が多かったからだろう。
特に、今の日本に必要なことは、科学者・技術者・職人などを
大切に育てる環境だと私は思う。
これからも発生し続ける自然現象を分析、シュミレーションできるのは、
年老いた政治家ではなく、若い科学者であるはずだから。
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