「どうやってインターポールに入れたんだろう」ザ・バンク 堕ちた巨像 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
どうやってインターポールに入れたんだろう
クリックして本文を読む
始終ハラハラしっぱなしでした。
金のためなら手段をいとわない、というより
直ぐに暗殺しようとする巨悪に対し、主人公が
全く思慮がない猪突猛進バカなので、人がどんどん
死にまくる。
腑に落ちない点があったとすれば2点
1点目はバンク側が、たかがインターポールが
動いていたに過ぎないのに、重要で巨大な力を
持つ取引相手を暗殺しようとするかなぁ。
結局これを取引相手にリークされて、自滅する
んやけど。
2点目はあれだけアホな主人公が、上司のエラ
(エレノア)に終盤以上の深入りしないように
説得したという点。尋問相手の爺さんの言葉を
理解できるようなら、もっと慎重に事を進め
られたんじゃないか?
主人公とアーミン・ミューラー=スタールが演
じる爺さんが組んで、銀行の重鎮を仕留めていく
ところは短い時間であっさり描かれているが、
どちらも爺さんの筋書き。
主人公は銀行の「システム」を破壊できる程の
証拠を手に入れられると考えていたが、爺さんは
自分の幕引きも含めて、確実に消すことを計画し
たんだろう。だから頭取に取り巻きがおらず、
のこのこと一人で逃げることになった。
主人公は相変わらずの間抜けぶりで、証拠を
手に入れる事ができず、直接手を下そうとするが
結局その覚悟ができないまま、爺さんの計画が
成就する。
で、巨悪は後任が引き継ぐ。
映画としてはいい落としどころではないかな。
でもどれだけの額を兵器に使ったのかは知らないが、
取引ができなくなるぐらいで銀行が潰れるかなぁ
コメントする