ザ・バンク 堕ちた巨像のレビュー・感想・評価
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池井戸潤とはまた違う銀行もの!!
人々を借金漬けにして成り立ち、戦争に関与して更に多くの人々の不幸と屍を生み出す、人類の負のカルマの権化の様な描かれ方なのは、まあまあ好みでした。
🌀パッケージを見て一言‼️ 『言うほど古臭くないぜー』
ザバンク 堕ちた虚像
🇮🇹イタリアのミラノ 🇹🇷トルコのイスタンブール 🇩🇪ドイツのイスタンブール シネマ🇺🇸ニューヨーク州など
🌀パッケージを見て一言‼️
『言うほど古臭くないぜー』ってな感じですかね。
🔵軽くあらすじ
国際大銀行がミサイルのスイッチを入手しようとしている情報を掴んだインターポール捜査官。近づくと消される仲間や情報に迫っていく。
まさかの銀行の目的にたどり着けるのか!
◉71点。
★彡当時の最新捜査状況の凄さや暗殺技術が面白かったです。
🟢感想
1️⃣美術館の銃撃戦が印象的。
★彡白い壁に弾痕跡がたくさん残り良かった。
2️⃣モデルとなった銀行がある。
★彡1972設立の国際商業信用銀行はマネーロンダリングや武器密輸、麻薬取引、核の密輸など悪事に染まっていたらしいです。
3️⃣硬派なサスペンス映画の印象。
★彡とにかく真面目に作った感じで遊び心は無かったかも。
4️⃣ややスッキリしない終わり方。それでも見応えたくさんあります。
★彡銀行の実態がわからないほど闇が大きい印象です。
面白い!
組織犯罪を追うインターポールの捜査官サリンジャーをクライブ・オーウェンが熱演。少し前に観た映画「 インサイド・マン 」では銀行強盗犯のリーダー役でしたが、渋みのある演技で、良い役者さんですね。
彼と共に捜査にあたるニューヨーク地方検事局検事補エラをナオミ・ワッツが演じる。
ベルリン、ミラノ、ニューヨーク、イスタンブールと撮影地もゴージャスで見応えがありました。
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
どうやってインターポールに入れたんだろう
始終ハラハラしっぱなしでした。
金のためなら手段をいとわない、というより
直ぐに暗殺しようとする巨悪に対し、主人公が
全く思慮がない猪突猛進バカなので、人がどんどん
死にまくる。
腑に落ちない点があったとすれば2点
1点目はバンク側が、たかがインターポールが
動いていたに過ぎないのに、重要で巨大な力を
持つ取引相手を暗殺しようとするかなぁ。
結局これを取引相手にリークされて、自滅する
んやけど。
2点目はあれだけアホな主人公が、上司のエラ
(エレノア)に終盤以上の深入りしないように
説得したという点。尋問相手の爺さんの言葉を
理解できるようなら、もっと慎重に事を進め
られたんじゃないか?
主人公とアーミン・ミューラー=スタールが演
じる爺さんが組んで、銀行の重鎮を仕留めていく
ところは短い時間であっさり描かれているが、
どちらも爺さんの筋書き。
主人公は銀行の「システム」を破壊できる程の
証拠を手に入れられると考えていたが、爺さんは
自分の幕引きも含めて、確実に消すことを計画し
たんだろう。だから頭取に取り巻きがおらず、
のこのこと一人で逃げることになった。
主人公は相変わらずの間抜けぶりで、証拠を
手に入れる事ができず、直接手を下そうとするが
結局その覚悟ができないまま、爺さんの計画が
成就する。
で、巨悪は後任が引き継ぐ。
映画としてはいい落としどころではないかな。
でもどれだけの額を兵器に使ったのかは知らないが、
取引ができなくなるぐらいで銀行が潰れるかなぁ
惜しい‼️❓映像と演技は素晴らしいのに‼️❓展開が支離滅裂‼️❓
最後まで目が離せない良質のサスペンス映画
原題は「The International」、邦題は「ザ・バンク 堕ちた巨像」である。IBBCという「ザ・バンク 巨像」の大銀行が、ミサイル売買に関与して、その取引の利ザヤではなく、負債を背負わせることによってその国を支配し利益を上げるという戦略を告発した映画である。このIBBCという銀行のモデルとなったのは1991年に経営破綻した「ザ・バンク 堕ちた巨像」の国際商業信用銀行である。さて、この映画は、インターポール捜査官クライヴ・オーウェンとニューヨーク地方検事局員ナオミ・ワッツが、内部告発者、IBBCの幹部、巨大軍事産業の社長、IBBCの殺し屋、裏切り者らを捜査しながら陰謀の核心に迫っていくという物語である。テンポが速く、118分間緊迫感に溢れた、2009年製作の良質のサスペンス映画である。映画製作時に意識していたかどうかは知らないが、実際、現在では、一民間銀行ではなく、チャイナ銀行が同様の手口で他国を支配しつつあるのは周知の事実でありこの作品は警鐘を鳴らしていたという意味においても傑作と言える。暗殺者が薬品や放射性物質を使って対象者を殺害するのは周知の事実だが、映画はいきなり、ある捜査官がIBBC暗殺者に殺害され、クライヴ・オーウェンも同時に交通事故にあって意識を失ってしまう。一体何が起きたのかわからないまま観客もクライヴ・オーウェンもいきなり物語に放り込まれる。このショックシーンからスタートして、ケネディー暗殺もかくありなんと思わせる、巨大軍事産業社長の暗殺シーン、ナオミ・ワッツが暗殺者に車をぶつけられるシーン、グッゲンハイム美術館での撃ち合いシーンなど、話がテンポよく進んでいき飽きない。とりわけグッゲンハイム美術館でのイングラム M11等のサブマシンガン同士の撃ち合いシーンは他に例を見ない名シーンである。イタリアだけに巨大軍事産業がマフィアっぽいのは若干信じがたいものの、巨大軍事産業の社長の息子たちが殺し屋を使って仇を討って映画は終わるのだが、最後まで目が離せない良質のサスペンス映画に仕上がっている。最近は、やたら、カンフーでの殴り合いが鼻につく映画が多いが、この作品では一切そのような絵空事のシーンはなく、裏切り者、知りすぎた者、逮捕されそうになった者らが問答無用で殺される様が徹底的にリアルに丹念に描かれている。そのへんのお気楽アクション映画では決して得ることのできない大人の満足感を堪能できる傑作である。ナオミ・ワッツは相変わらずきれいな姿を見せている。この映画はもっと高く評価されてもよいと思うが、あまり一般受けしないのかもしれない。折角の傑作なのに残念である。TV版では一部カットされているので話が分かりにくい。是非とも、118分間版をみてほしい。
グッゲンハイム美術館が!!
ハラハラの美術館シーン
良くまとまっていて面白かった。結局、ブラックマネーの還流は変わらず、首が置き換わっただけか? ラストの主人公のアップは、解決できない大きな壁を感じた苦悩に見えた。
グッデンハイム美術館の銃撃戦は凄い。レプリカが本物そっくりで、分かっていても穴だらけになってドキドキしてしまう。この銃撃戦だけでも見る価値あるか。
つくづく惜しい
中身はおもしろい。
欧州のメガバンクを軸にした違法取引とその背景描写。追っても追っても振り出しに戻される底なし沼のような展開。この巨悪の描き方はなかなか見応えがあった。
おしいのは、アクションをやってしまうこと。美術館の銃撃戦とラスト。あれやるとストーリーに決着を付けられなかったのがバレてしまう。中東情勢を含むノンフィクション要素があるため完全な決着を付けようがないのも理解するが、ちょっと映画的オチにこだわり過ぎたのかな、と。
中盤までの緻密な展開がすばらしいぶん、どうにか頑張ってドンパチではないクライマックスを用意してほしかった。
ラストなんて巨悪バンクの頭取が一人ぷらぷらするって時点で緊張感を損なっている。屋根ロケーション出た時点でほんとがっかり。あれじゃまるでサスペンス劇場の断崖絶壁。つくづく惜しい。
まぁふつう
ブラックマネー・サスペンス
実際のルクセンブルクの国際商業信用銀行BCCIの不正取引事件に触発されたブラックマネー・サスペンス。
仮にも銀行の看板掲げてマフィア顔負けの暗殺まで行っていたかは疑問だが武器から麻薬、核の横流しまでやっており顧客にはサダム・フセインやビンラディンもいたらしい。流石に巨悪過ぎて一介の刑事による逮捕劇では嘘に見えると考えたのか落としどころを一工夫したのだろう。
アクションは少ないが丁寧に撮っているので見応えがある、B級かと半信半疑だったが予想外に面白かった。
美術館の銃撃戦は刮目です。
インターポールの刑事と検事が、国際銀行の不正を暴くストーリー。
テンポも良くストーリーも分かりやすく、迫力も十分で一見の価値はある映画だと思います。
特に美術館での銃撃戦は、手に汗握る名場面でした。
ただ、逆に美術館からクライマックスへの盛り上がりに欠ける印象で、クライマックスは物足りなさを感じます。
逮捕に至る経緯のアイデアや、アクションの迫力においても不足を感じました。
題名が「ザ・バンク」となっていますが、この内容なら銀行である必要は感じません。例えば、帳簿であったり金の流れのミスを掴んで犯人を追い詰める・・・ていうエンディングなら、もっと盛り上がったように思えます。
敵が巨悪過ぎる
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